「Well-being(幸せ)」の最⼤化Diversity & Inclusion
ダイバーシティの推進
- 基本的な考え方
- 「ちがい」を価値として、多様な⼈材が「⾃分らしく」チャレンジできる組織⾵⼟づくりに取り組んでいます。
視える化指標⼥性活躍に向けた取組み
⼥性管理者⽐率 | 目標 | 2020年度実績 | 目標 | 関連するおもなSDGs |
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2020年度までに6.0% | 6.3% | 2022年度までに7.5% |
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視える化指標障がい者雇⽤促進に向けた取組み
障がい者雇⽤率(各年度6月時点、除外率を含む) | 2020年度目標 | 2020年度実績 | 2021年度目標 | 関連するおもなSDGs |
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2.39%以上 | 2.81% | 2.43%以上 |
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NTT西日本ダイバーシティ推進ビジョン
お客さまや地域の多種多様なニーズにお応えしていくためには社員一人ひとりの能力や価値観を活かすことが必要不可欠です。女性や障がい者の活躍推進はもとより、全社員が主役となって内面的な「ちがい」を価値として業務や経営に活かすことで、すべての人々の「Well-being(幸せ)」に貢献することをめざしています。
NTT西日本グループにおけるダイバーシティ推進ビジョンとして、多様な人材の活躍、多様な働き方の実現、組織風土づくりを柱とし、ダイバーシティ&インクルージョンを推進しています。

⼥性社員の活躍推進
女性管理者比率(2021年3月現在)
6.3%―前年度⽐0.5ポイント↑―
より多くの⼥性社員がリーダーシップを発揮し、経営の意思決定の場に参画できるよう、⼥性のライフイベントを踏まえた中⻑期的な視野でのキャリア意識の醸成と、その実現を⽀える職場環境、⾵⼟づくりに取り組んでいます。
中堅⼥性社員を対象としたマネジメント⼒向上のための研修や結婚出産等のライフイベントとの両⽴を⽀援する各種セミナー、⼥性社員と管理者との対話会等を毎年継続的に実施しています。
政府が推進する「⼥性活躍推進法(2016年4⽉1⽇施⾏)」についても「⼀般事業主⾏動計画」を定め、社員⼀⼈ひとりが「⾃分らしいキャリアの実現」ができる環境づくりに積極的に取り組んでいます。
また、2017年度から、ライフイベントと両立したキャリアプランを描けるよう、新卒の採用数を増やし、育児休職を取得した社員の組織への後任の人事配置を行い、育児休職を取りやすい環境づくりに取り組んでいます。
女性の活躍に向けた取組み
2019年度からは自分の「ありたい姿(自分スタイルのリーダー像)」になるためのスキル習得・意識改革等を目的とした女性社員に対するキャリアディベロップメント研修を実施しています。また、2021年度には、NTT西日本グループ初の取組みとして、性別・地域・年齢・役職を問わず、社員自ら手をあげ参加する「ダイバーシティ推進ワーキング」を立ち上げ、女性活躍を含むダイバーシティ&インクルージョンの推進に向け取り組んでいます(テーマ:女性活躍推進、アンコンシャス・バイアスの払拭、男性育児参画推進、働き方改革等)。
メンバーが、多様な考えや発想を持ちより、“自分ゴト”として主体的に取り組む、まさに社員発のダイバーシティ&インクルージョンを実践しています。

⼥性視点の業務改善活動SHINING活動
NTT⻄⽇本グループは、社員が働きやすい職場の実現に向けて、現場環境の改善を進めてきました。グループ会社のNTTフィールドテクノでは、2016年度から「SHINING活動」という名称で設備系分野へのさらなる⼥性進出に向けて、継続的に男性∕⼥性の垣根なく活躍できる魅⼒的な現場環境‧業務フローの実現をめざした「未来を⾒据えた業務改善」に取り組んでいます。
優良企業認定マーク「えるぼし」最⾼位に認定
NTT⻄⽇本は、⼥性の活躍に関する取組みの実施状況が優良な企業として、2017年1⽉に厚⽣労働⼤⾂から⼥性活躍推進法に基づく認定「えるぼし」の最⾼位を取得しました。

「大阪市女性活躍リーディングカンパニー」認証
大阪市では、女性が働きやすい環境の整備に積極的に取り組む企業等を女性活躍リーディングカンパニーとして認証し、特に取組みが優れた企業に市長表彰を行っています。NTT西日本は、認証制度がスタートした2014年度から2020年度まで継続的に認証を受けており、特に、2019年度は、「女性の積極的な採用、戦略的な配置・研修による育成」「育児休職を取得しやすい職場環境づくり、早期復職に向けた育児環境整備」「男性社員による育児を推奨する取組み」が評価され市長表彰にて優秀賞を受賞しています。

LGBTQ等性的マイノリティへの対応
NTT⻄⽇本グループでは、多様性の1つとしてLGBTQ等性的マイノリティへの適切な対応をめざし、社内外相談窓⼝での対応に加え、社員の理解醸成に向けた研修やセミナーを実施しています。また、だれもが安⼼して働ける環境づくりをさらに推進するため、各種⼿当、福利厚⽣等、配偶者およびその家族に関わる制度全般を同性のパートナーにも適⽤しています。この他、LGBTQ等性的マイノリティへの理解醸成に向けてイベント参加や講演等を実施しています。
「PRIDE指標2021」においてゴールドを受賞
NTT西日本グループは、多様な人材が個々の能力を最大限発揮し、活躍できる職場づくりへの取組みが評価され、2021年11月に「work with Pride」より、職場でのLGBTQ等性的マイノリティに関する取組みの評価指標「PRIDE指標2021」において、最高レベルのゴールドを受賞しました。「work with Pride」は性的マイノリティに関するダイバーシティ・マネジメントの促進と定着を支援する任意団体で、NTT西日本グループは2017年から5年連続でゴールドを受賞しています。


障がい者雇⽤の推進
障がい者雇⽤率(2021年6⽉時点)
2.84%(法定雇⽤率:2.3%)
NTT⻄⽇本グループでは、障がいのある⽅が職業を通じ、誇りをもって⾃⽴した⽣活を送ることができるよう、多様な活躍フィールドを活かした雇⽤機会の創出、拡⼤を図っています。現在1,000⼈を超える障がいのある社員が、さまざまな職場でNTT⻄⽇本グループの通信業務を⽀えるとともに、キャリアアップを果たしながら活躍しています。特例子会社のNTT西日本ルセントでは、紙資料の電子化やデータ投入・集計、テレマーケティングのみならず、プログラム開発に⾄るまで幅広い業務でそれぞれのスキルを活かし、業務に取り組んでいます。

TOPIC
東京2020パラリンピックで堀越選手が銅メダル獲得
2021年9月5日に行われた東京パラリンピック競技大会陸上競技男子マラソン(視覚障がいT12クラス(弱視クラス))で、NTTビジネスソリューションズの堀越 信司(ほりこし ただし)選手が銅メダルを獲得しました。
堀越選手は2011年に入社後、社内の業務に励みながら陸上部に所属して健脚を磨き、自身4度目のパラリンピックで悲願の表彰台に立ちました。
ゴール直前には「ここに来るまで支えてくれた会社の皆さんやサポートしてくれた方々がいてこそ走り抜くことができた」という思いが極まり、レース中にもかかわらず拍手する場面も見られました。
NTT西日本グループはこれからもすべての社員の「Well-being(幸せ)」を最大化できるよう、障がい者雇用の推進や障がい者スポーツの支援を積極的に進めます。
