「Well-being(幸せ)」の最⼤化Diversity & Inclusion
ダイバーシティ&インクルージョンの推進
- 基本的な考え方
- 「ちがい」を価値としてとらえ、多様な⼈材が「⾃分らしく」チャレンジできる組織⾵⼟づくりに取り組んでいます。
⼥性管理者⽐率 | 目標 | 2022年度実績 | 関連するおもなSDGs |
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2025年度までに15% | 9.1% |
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女性の新任管理者登用率 | 2022年度目標 | 2022年度実績 | 2023年度目標 | 関連するおもなSDGs |
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30% | 30% | 30% |
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障がい者雇⽤率(翌年6月1日時点) | 2022年度目標 | 2022年度実績 | 2023年度目標※ | 関連するおもなSDGs |
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2.43%以上 | 2.83% | 2.30%以上 (法定雇用率) |
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- ※今後法定雇用率の引き上げがあるため、2023年度目標から見直し
外部人材採用数 | 2022年度目標 | 2022年度実績 | 2023年度目標 | 関連するおもなSDGs |
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100人 | 113人 | 125人 |
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男性育休取得率(2023年度新目標) | 2022年度目標 | 2022年度実績 | 2023年度目標 | 関連するおもなSDGs |
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- | - | 100%以上 |
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NTT西日本ダイバーシティ推進ビジョン
お客さまや地域の多種多様なニーズにお応えしていくためには社員一人ひとりの能力や価値観を活かすダイバーシティ&インクルージョンが必要不可欠です。女性や障がい者の活躍推進はもとより、全社員が主役となって内面的な「ちがい」を価値としてとらえ、経営や業務に活かすことで、すべての人々の「Well-being(幸せ)」に貢献することをめざしています。
NTT西日本グループにおけるダイバーシティ推進ビジョンとして、多様な人材の活躍、多様な働き方の実現、組織風土づくりを柱とし、ダイバーシティ&インクルージョンを推進しています。
ダイバーシティのあゆみ
立ち上げ・理解醸成
2008年4月〜
浸透
2015年7月〜
行動改革・チャレンジ
2017年7月〜
ESG経営の推進
2021年7月~
「いきいき共生推進室」発足
- 女性活躍の推進・障がい者雇用
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ワークライフバランス
- 休職中の社員に対する円滑な職場復帰に向けた支援
- 障がいがある社員の活躍分野の拡大
- 諸制度の利用に対する社員本人および職場の理解の醸成 等
「ダイバーシティ推進室」へ名称変更
- すべての社員の活躍(特定層から全社員を対象に)
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多様性を活かす組織風土づくり
- 社員の多様な能力やアイディア、価値観等を活かした業務運営
- LGBTQ等性的マイノリティに関する取組み
- 在宅勤務制度の利用促進 等
「ダイバーシティ推進室」の体制強化<働き方改革を専担化>
- 多様な働き方の実現
- 現場改革チームを設置(本社、支店、グループ会社)
- 業務効率化に向けた仕事の進め方の見直し
- 働く場所と時間にとらわれない多様な働き方と、社員の能力や希望を活かした業務にチャレンジできる機会の推進 等
- 男性社員の育児参画推進等の両立支援
「ESG推進室 ダイバーシティ推進担当」へ組織変更
- サステナビリティな社会の実現に向け、ESG経営を推進
- ダイバーシティ&インクルージョンのさらなる推進に向けたさまざまな施策を展開
⼥性社員の活躍推進
女性管理者比率(2023年3月現在)
9.1%―前年度比1.6ポイント↑―
より多くの⼥性社員がリーダーシップを発揮し、経営の意思決定の場に参画できるよう、⼥性のライフイベントを踏まえた中⻑期的な視野でのキャリア意識の醸成と、その実現を⽀える職場環境、⾵⼟づくりに取り組んでいます。
「女性活躍推進法」「次世代育成支援対策推進法」に基づく一般事業主行動計画
政府が推進する「⼥性活躍推進法」について「⼀般事業主⾏動計画」を定め、社員⼀⼈ひとりが「⾃分らしいキャリアの実現」ができる環境づくりに積極的に取り組んでいます。
2021年度から2022年度を期間とした⼀般事業主⾏動計画では、女性管理者比率7.5%以上、男性育児の休暇取得率100%以上を掲げ、女性活躍に向けた社員の意識改革と環境整備、ワークライフマネジメントを果たせる環境づくりに取り組み、目標を達成しました。
2023年度からは2026年度末をターゲットに据えた新たな一般事業主行動を策定し、計画達成に向けた各種取組みを展開しています。
内容 | 概要 |
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数値目標 | 2025年度末までに女性管理者比率15%達成 2025年度末までに男性社員の育児事由休暇取得率100%以上 |
実施期間 | 2023年4月1日から2026年3月31日まで |
取組み内容 |
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- ※ 対象は、NTT西日本、NTTビジネスソリューションズ、NTTフィールドテクノ、NTTマーケティングアクトProCX、NTTビジネスアソシエ西日本、NTT西日本ビジネスフロント、NTT西日本アセット・プランニング
キャリア形成に向けた取組み
出産・育児といったライフイベントとキャリアの両立への不安を払拭し、キャリア形成意識を醸成する各種セミナーや、⼥性社員と管理者との対話会等を毎年継続的に実施しています。
内容 | 概要 |
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女性社員のキャリアとライフの両立を促進するセミナー | 家庭と仕事の両立を支援する制度の講義に加え、育児休職や復職に伴う不安や疑問に応える先輩社員とのパネルディスカッションを実施 |
マネジメント⼒向上のための研修 | 中堅⼥性社員を対象としたマネジメント⼒向上を目的とする研修 |
キャリアディベロップメント研修 | 女性社員を対象に、自分の「ありたい姿(自分スタイルのリーダー像)」になるためのスキル習得・意識改革等を目的とする研修 |
ライフキャリア相談支援 | 社員の仕事とプライベートを含めたキャリアオーナーシップ(自律的にありたい姿を考え、行動する力)の醸成を目的に、ライフキャリアの個別相談を行い、幅広い視野でのキャリア形成を自ら考え、実現できるよう支援 |
男女の報酬格差解消の取組み
NTT西日本グループでは、性別に関係なく社員一人ひとりの役職や成果に応じ、男女同一の公正な給与体系に基づき報酬額を決定します。一方での男女の報酬について格差が生じており、これは女性管理者比率が低いことに起因しています。こうした格差を解消するために、2021年度より女性の新任管理者登用率の目標を設定し、さらなる女性活躍に向けた取組みを推進しています。
全労働者 | うち正規雇用労働者(無期雇用含む) | うち非正規雇用労働者 | |
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NTT西日本(%) | 79.6 | 79.5 | 112.5 |
「ダイバーシティ推進WG」の取組み
2021年度から、NTT西日本グループの取組みとして、性別・地域・年齢・役職を問わず、社員自ら手をあげて参加する「ダイバーシティ推進WG」を立ち上げ、女性活躍を含むダイバーシティ&インクルージョンの推進に努めています。
メンバーが多様な考えや発想を持ちより、さまざまな課題に対して“自分ゴト”として主体的に取り組む、まさに社員発のダイバーシティ&インクルージョンを実践しています。
2022年度は、5チームで4テーマ(①女性活躍推進②障がい者活躍③インクルージョン推進④キャリア形成支援)について取り組み、総勢27名が参加し、各チーム1施策以上を実施するとともに、会社に対する提言を行うなど、NTT西日本グループのダイバーシティ&インクルージョンの推進に寄与しました。
⼥性視点の業務改善活動「SHINING活動」
~現場女性社員の声により生まれた新ユニフォームを導入
NTTフィールドテクノは、通信設備工事において、よりスタイリッシュで快適な作業環境をめざし、女性社員の意見から生まれた新ユニフォームを2023年度夏季から導入を開始しました。
NTTフィールドテクノは、NTT西日本グループの通信・ICTサービスソリューション事業の主たる業務である設備の構築・維持・故障修理の工事等を担っています。これらの業務にて活躍する女性社員は年々増加していますが、着用するユニフォームは男性用として作られており、ダイバーシティ推進に取り組むにあたり、体格が異なる女性が着用した際の動きやすさやシルエット、細部の仕様等に課題がありました。
新ユニフォームは、本業務に従事する女性社員を中心としたNTTフィールドテクノの社内プロジェクト「SHINING活動※」において、女性だけでなくユニフォームを着用する社員全員に満足してもらえるよう、社員への意見のヒアリング、試作、アンケート調査を行い、約1年かけて検討を重ね、制作しました。主な改良点としては、インナーが透けにくく、汗や汚れが目立ちにくい濃い色合いの生地を採用しました。男性社員からも「汗ジミが目立ちにくくなり濃い色の方が嬉しい」といった声があがっています。
NTT西日本グループは、性別にかかわらず、多様な人材が活躍できる企業をめざし、取組みを継続していきます。
- ※女性活躍推進活動を目的の1つとした通信設備工事等の現場における改善活動。2022年度は、社内公募した女性社員25名で活動
優良企業認定マーク「えるぼし」最⾼位に認定
NTT⻄⽇本は、⼥性の活躍に関する取組みの実施状況が優良な企業として、2017年1⽉に厚⽣労働⼤⾂から⼥性活躍推進法に基づく認定「えるぼし」の最⾼位を取得しました。
「大阪市女性活躍リーディングカンパニー」認証
大阪市では、女性が働きやすい環境の整備に積極的に取り組む企業等を女性活躍リーディングカンパニーとして認証し、特に優れた取組みを実践する企業に市長表彰を行っています。NTT西日本は、認証制度がスタートした2014年度から2020年度まで継続的に認証を受けています。2019年度には、「女性の積極的な採用、戦略的な配置・研修による育成」「育児休職を取得しやすい職場環境づくり、早期復職に向けた育児環境整備」「男性社員による育児を推奨する取組み」が評価され、市長表彰にて優秀賞を受賞しました。
LGBTQ等性的マイノリティの考え方
NTT⻄⽇本グループは、LGBTQ等性的マイノリティを多様性の1つととらえ、性的指向や性自認に関わらず、だれもが自分らしく生き、働ける組織、社会の実現をめざして、多様性の受容と、各人の能力の最大化が可能となる環境づくりを推進しています。
LGBTQ等性的マイノリティへの理解醸成
NTT西日本グループは、社員一人ひとりが持つ内面的な「ちがい」を「価値」としてとらえ、多様な人材が活躍できる環境づくりに向け、LGBTQ等性的マイノリティへの理解醸成に注力しています。
- ●グループの全社員
LGBTQ等性的マイノリティに関する基礎知識、職場等で留意すべき言動等について、eラーニング等各種研修を実施
- ●グループの管理者
当事者から相談を受けた際、より適切な対応を取るための実践的な研修や当事者の感情理解を目的とする研修を実施
また社内だけではなく、社会における理解醸成の促進を目的に、企業関係者や学生等が集まる各種イベントへの参加や講演等も実施しています。
LGBTQ等性的マイノリティに配慮した制度の拡大
だれもが安⼼して働ける環境づくりをさらに推進するため、各種⼿当、福利厚⽣等、配偶者およびその家族に関わる制度全般を同性のパートナーにも適⽤しています。また、社内外相談窓⼝を設置し、当事者の悩みや困りごとに寄り添った対応ができるよう取り組んでいます。
「PRIDE指標2022」においてゴールドを受賞
NTT西日本グループは、多様な人材が個々の能力を最大限発揮し、活躍できる職場づくりへの取組みが評価され、2022年11月に「work with Pride」より、職場でのLGBTQ等性的マイノリティに関する取組みの評価指標「PRIDE指標2021」において、最高レベルのゴールドを受賞しました。「work with Pride」は性的マイノリティに関するダイバーシティ・マネジメントの促進と定着を支援する任意団体で、NTT西日本グループは2017年から6年連続でゴールドを受賞しています。
障がい者雇⽤の推進
障がい者雇用率(2023年6月1日時点)
2.83%(法定雇用率:2.3%)
NTT⻄⽇本グループは、障がいのある⽅が職業を通じ、誇りを持って⾃⽴した⽣活を送ることができるよう、多様な活躍フィールドを活かした雇⽤機会の創出、拡⼤を図っています。現在約1,000⼈の障がいのある社員が、さまざまな職場でNTT⻄⽇本グループの通信業務を⽀えるとともに、キャリアアップを果たしながら活躍しています。
障がいのある社員のやりがいを高める取組み
特例子会社のNTT西日本ルセントでは、紙資料の電子化やデータ投入・集計、テレマーケティングのみならず、プログラム開発に⾄るまで、障がいのある社員が幅広い業務でそれぞれのスキルを活かし、業務に取り組んでいます。それぞれの特性を活かして力を発揮できるよう、支援メンバーもきめ細やかなサポートを実施しています。障がいのある社員の自律的成長に向けたさまざまな取組みにより、自らのキャリアアップとチームワークの成熟に向けて行動し、成果を出す社員が増えています。
TOPIC
故障からの復帰レース「かすみがうらマラソン」で堀越選手が優勝
2023 年 4 月 16 日に行われた「かすみがうらマラソン兼国際ブラインドマラソン 2023」で、NTT 西日本陸上競技部の堀越信司(ほりこし ただし)選手が優勝しました。
堀越選手は今回のレースが半年間の怪我の治療を乗り越えての復帰レースとなりました。
大会終了後、堀越選手からは「復帰レースで無事にスタートラインに立って走り切ることができ、また優勝することができて本当によかった。引き続きパラリンピックへ向けてしっかりとトレーニングを積み、さらに強くなっていきます」とコメントがありました。
NTT 西日本グループはこれからもすべての社員の「Well-being(幸せ)」を最大化できるよう取り組むとともに、障がい者雇用の推進や障がい者スポーツの支援を積極的に進めていきます。
外部人材採用の取組み
NTT西日本グループは、多角的な視点を事業運営に活かすことができるように、外部人材の採用(経験者採用)に注力しています。2022年度は113名の正社員を採用しました。
2023度には西日本各府圏域エリアにおいても採用募集ポストをオープンし、採用者の知識や経験を十分に活かすことができるような配置環境を整備しています。今後も外部人材採用を積極的に行えるような施策の取組みに努めていきます。