このページの本文へ移動

ここから本文です。

「自然(地球)」との共生人と自然が寄り添う未来へ

⽣物多様性の保全

基本的な考え方
⾃然環境との調和は、⼈類にとって重要な責務であると認識しています。社員⼀⼈ひとりが環境保全活動や⽣物多様性保全活動を通じ、豊かな地球環境を守っていくため、「みどりいっぱいプロジェクト」を推進しています。

える化指標みどりいっぱいプロジェクトの推進

みどりいっぱいプロジェクト活動府県 2020年度目標 2020年度実績 2021年度目標 関連するおもなSDGs
30府県 30府県 30府県

「みどりいっぱいプロジェクト」の推進

NTT⻄⽇ 本グループは、年間約17億kWhという電⼒を使⽤し、それに伴って⼤量のCO₂を排出しています。電⼒エネルギーを⼤量に使⽤する企業の責務として、消費電⼒の削減に加えて、地球環境保護にも積極的に取り組んでいます。

これまでも、NTT西日本グループは、各地で生物多様性保全活動を⾏ってきましたが、活動を発展させるため、2012年11⽉より活動名称を統⼀し、NTT⻄⽇本「みどりいっぱいプロジェクト」として展開しています。

「みどりいっぱいプロジェクト」の概要

NTT西日本「みどりいっぱいプロジェクト」は、植樹を核として、地域の⾃然的‧社会的条件に応じた⽣物多様性の保全のため、⾃治体‧NPO等と連携しながら、展開する⽣物多様性保全活動です。⻄⽇本エリア30府県において地域密着の活動を実施しています。

「みどりいっぱいプロジェクト」さまざまな活動例

森の保全・再生

ヒノキの下草刈り (NTT西日本和歌山ブロック)

下草刈り等の適切な森林管理、人工林の針広混交林化や広葉樹林化等の生物多様性に配慮した多様な森づくりの活動

身近な緑地・水辺の保全・再生・創出

グリーンカーテンの展開 (NTT西日本福岡グループ)

都市公園等における樹林地の保全、建築物の敷地の緑化やビオトープの整備等、生きものの生息・生育空間となる身近な緑地や水辺等を保全・再生・創出する活動

絶滅危惧種の保全・再生

ニッポンバラタナゴの保護 (NTT西日本奈良支店)

絶滅危惧種や、種の保存法に基づき指定されている国内希少野生動植物種の保護増殖等に取り組む活動

外来種の防除

琵琶湖の外来魚駆除 (NTT西日本滋賀グループ)

外来種を防除し、その地域本来の生態系を保全・回復する活動

里山・緑地・水辺の保全・再生

センサーネットワークによるニッポンバラタナゴの育成条件調査
(奈良グループ、コミュニケーションサイエンス研究所)

植生、動植物等の状況やその成立条件となる気象、水質、土壌等、地域の生物多様性の現況を把握・評価するための調査活動

調査活動

長良川の清掃による環境保全 (NTT西日本岐阜グループ)

自然草原、風衝草原、極相林等の自然度の高い環境を保全する活動や、里地里山の森林・農地・ため池、公園緑地やビオトープ等において、生きものの生息・生育環境を保全する活動

普及啓発活動

葵サミット (NTT西日本 本社)

生物多様性を保全するための活動の意義等を普及啓発するために行う自然観察会や体験イベント、シンポジウム等の活動(地域の生物多様性を活かしたエコツーリズムを通じた活動等も含む)

間伐材の利用など側面から支える活動

活動場所の提供、活動に伴う生産物・副産物の利用や販売の促進等、生物多様性を保全するための活動を側面から支援する活動

「みどりいっぱいプロジェクト」の活動報告

全府県、1万⼈を⽬標として、18府県、約2,000人から始まった活動は、2014年度に30府県、1万⼈を達成しました。地域主体等との連携協定や、遠隔地を結んだサミット(葵サミット)の開催や、⽣物多様性授業(ニッポンバラタナゴの保護)等ICTを活⽤した活動も展開されました。

2020年度からは、⻄⽇本エリア30府県において地域密着の活動を実施することを⽬標にさらなる活動の活性化をめざし、地域の⽣物多様性保全に積極的に取り組んでいきます。

環境マスコットキャラクター「⼋千草 結(やちぐさ ゆい)」

環境経営のさらなる進展に向けて、社員の地球環境保護意識を養い、参画意識を向上させるために、NTT ⻄⽇本グループの環境マスコットキャラクターを社員から募集しました。環境マスコットキャラクター「八千草 結」は、⾃然の多様性や⼈々とのつながりを⼤切にしていきたいというコンセプトから⽣まれ、地球環境の⼤切さを直感的にイメージしてもらえるようデザインされています。

八千草 結が、NTT⻄⽇本グループがICTサービスの提供を通じて、⼈々が⾃然とともに豊かに⽣きていける地球環境を守り、未来へとつないでいくための⽇々の活動について、わかりやすく、楽しく伝えています。

おもな取組み

西日本エリア30府県において地域密着の活動を実施することを目標としており、2020年度は達成することができました。2021年度においても西日本エリア30府県での活動を実施します。

2020年のプロジェクト件数

224件

プロジェクトの参加者数

5,495名

プロジェクトへの支出額
(みどりいっぱい活動のみ)

12.59百万円

2020秋の「藤前⼲潟クリーン⼤作戦」へ参加

2020年10⽉31⽇、年間100種類以上の野⿃が⾶来しラムサール条約に登録されている愛知県の藤前⼲潟‧庄内川‧新川河⼝付近で開催された「藤前⼲潟クリーン⼤作戦」にNTT西日本東海グループの社員や家族、退職者等45人が参加しました。

これまで本活動は藤前干潟クリーン大作戦実行委員会事務局の主催で春と秋の年2回、それぞれ600人近くが参加していました。新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、実施に際しては事前申込み制で参加定員を半分程度に減らし、受付時にも検温と体調チェックを行う等、感染防止対策に万全を期しました。

参加者は2班に分かれて徒歩で清掃場所まで移動し、1時間ほどの作業が終わるころには堤防沿いに回収したごみ袋の山ができました。近年は環境保護に対する意識の高まりから投棄ごみの量も減少傾向にありますが、河川敷周辺へのペットボトルや発泡スチロール、空き缶等のポイ捨てが、多く残っていました。清掃活動後に例年実施していた「干潟観察会」および「ヨシ原保全活動」の体験は、感染防止の観点から見合わせました。

NTT西日本 東海グループでは、今後も伊勢湾へのごみの流出を減らし、藤前干潟の生物多様性保全活動に積極的に参加し、美しく豊かな自然環境の維持に努めます。

堤防沿いのごみを回収
NTT西日本グループからは45人が参加

「第18回 安倍川流木クリーンまつり」に参加

2020年11月15日、静岡市葵区の安倍川親水広場河川敷で、国土交通省静岡河川事務所等の実行委員会が主催する「第18回 安倍川流木クリーンまつり」が開催され、NTT西日本 静岡グループからは社員とその家族、退職者、総勢150人が参加しました。

毎年台風が落ち着く11月第3日曜日に開催されてきました。コロナ禍で開催が危ぶまれましたが、例年の1日から2日間(分散開催)に変更し、一般参加の清掃は行わない等のさまざまな対策を講じ、開催しました。快晴で気温も上がるなか、約1時間の清掃作業で流木や小枝等、約57㎥のごみを回収しました。

安倍川は全長約51kmの大河川で、伏流水は静岡市の水道水にも使われていますが、台風や集中豪雨等の出水により河原や河口、さらには周辺の海岸等に大量に漂着する流木やごみが問題となっていました。また近年は気候変動の影響で台風の接近・上陸が増え、これまでにない大きさや種類の流木やごみが漂着するようになりました。2020年は台風の影響は少なかったものの、梅雨の期間が例年より長く降水量も多かったため、上流からの流木やごみが数多く流れ着きました。

流木による影響は河川敷の自然環境のみならず、地域の環境、海岸や山林の荒廃、漁業への被害等、多岐にわたり、駿河湾名産の桜えびやしらすの漁獲量減少の一因ともいわれています。NTT西日本 静岡グループでは、美しく豊かな自然環境を後世へと大切に守り継いでいくために、今後も環境保護活動に取り組んでいきます。

協力してごみを回収
河原には大きな流木も

「神園山小山山緑地の里山化」作業に参加

2020年12月12日、NTT西日本 熊本グループの社員やその家族等約45人が熊本市東区の神園山小山山緑地(こうぞのやまおやまやまりょくち)で里山化作業に参加しました。

この活動は緑地にある繁殖力の強い孟宗竹(もうそうちく)が土中の養分を吸収して、日光を遮り、周囲の樹木が枯れてしまう「竹害」の対策として、緑地の一角を里山化することが目的です。「NPO法人地球緑化の会」が熊本市から委託を受けているもので、熊本グループとしての参加は8回目となりました。

検温と手指消毒を済ませた参加者は、「NPO法人地球緑化の会」や地元自治会の皆さまとともに作業内容の説明と指導を受け、竹の伐採や移動・運搬、トラックへの積み込み、緑地内の草刈りの他、パンジーの植え付け等の活動を行いました。

NTT西日本 熊本グループは今後も本活動を通じて地域の方々との交流を深め、率先して環境保護を推進していきます。

パンジーの植え付けの様子
刈った大量の草

石川の森づくりに参加

2021年6月26日、7月3・10日の3日間にわたって石川県内三地区で開催された、公益社団法人石川の森づくり推進協会主催の「石川の森づくり」に、NTT西日本 北陸グループの社員とその家族28人が参加しました。

「石川の森づくり」は企業・団体の参加協力によって美しい自然環境を未来へと守り継いでいくことを目的とした森林保全活動で、年に2回のペースで、加賀・金沢・能登の3地区を拠点に開催してきました。史跡が点在し、さまざまな遊歩道が設けられたこの3地区は、四季折々の草花や虫、鳥などの生き物を身近に感じつつ、豊かな自然を満喫できる魅力的なエリアです。

今回はおもに、これまでに植えたコナラ、クヌギ、マツ等の植栽樹木の育成に必要な下草刈りやつる切り、枝打ち、除間伐等の作業に取り組みました。これらの作業は、日光が樹木の根元までしっかりと届くように、苗木を植えてから10年ほど継続する必要がありますが、豊かで美しい森林の形成には不可欠な手入れです。

参加者は午前9時30分に現地集合し、協会の指導員から作業内容や留意点等ついてレクチャーを受けた後、新型コロナウイルス感染症の対策を優先して密状態にならないように十分な間隔を空け、安全に配慮して作業をスタートしました。

各自が持ち場としたエリアは、これまで植樹した苗木が成長して立派な林となっていた一方で、木々の周りには雑草が鬱蒼と生い茂っていました。蒸し暑い中で中腰の姿勢で伸びた雑草の刈り取りや樹木に巻きついたつるを手で引き抜くという重労働にもかかわらず、参加者は次第にコツをつかみ、作業に没頭しました。全員で力を合わせ結果、無事に作業を終えたころには、周囲に刈り取った雑草の山がいくつもできていました。活動終了後、参加者は木陰で涼みながら、配られた冷たい飲み物などで疲れを癒しました。

新型コロナウイルス感染症の蔓延により、人が集うイベントは自粛も選択肢に入れつつ検討しなければならない状況が続いています。NTT西日本 北陸グループは、今後もさまざまなアイデアや工夫を持ち寄って感染拡大防止に努めつつ「みどりいっぱい活動」を続け、地域の方々と協力しながら美しく豊かな里山づくりに貢献していきます。

密にならないよう配慮しながらの作業
つるを引き抜く作業に没頭

「2021年度 外来⿂駆除活動」を開催

2021年7月31日、鹿児島県薩摩川内市(さつませんだいし)の藺牟田池(いむたいけ)自然公園で開催した「2021年度外来魚駆除活動」に、NTT西日本 鹿児島グループの社員とその家族ら54人が参加しました。

この活動は「みどりいっぱいプロジェクト」の生物多様性保全活動の一環として鹿児島グループが2015年度に始めました。ラムサール条約の登録湿地である藺牟田池は、国内希少野生動植物種に指定されているベッコウトンボの生息地としても知られています。しかし近年、在来生物に大きな影響を与えかねないブルーギル等の外来魚が増え続けています。そのため従来の豊かな生態系を取り戻す取組みの一環として、外来魚を釣って駆除しています。

2019年度は台風の接近、2020年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点からいずれも中止となったため、今回は3年ぶりの開催となり、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策を徹底したうえで、参加人数を縮小して実施しました。

当日は、開会式でNTT西日本 鹿児島支店長が外来魚駆除の意義や暑い中での活動参加への労いの言葉、お礼の挨拶を述べた後、参加者は竹竿とバケツを手に各釣りポイントへ移動しました。道中の藺牟田池の岸辺では、参加者が身につけていたNTTの青いビブスが映えていました。夏休み期間中ということもあり子どもも多く、親子で楽しそうに釣ったり持参のルアーで黙々と釣ったりと、参加者は自由なスタイルで作業に勤しみ、駆除したブルーギル(稚魚を含む)は2時間余りで214匹を数えました。

駆除した外来魚は回収ボックスに集めた後、魚粉に加工し、隣接する生態系保存資料館「アクアイム」の水槽で展示・飼育されている魚のえさ、藺牟田池周辺の草花の肥料として活用します。当日は地元新聞社の取材もあり、地域貢献活動に意欲的に取り組む様子が広く発信され、参加者にとっても貴重な体験となりました。

NTT西日本 鹿児島グループは、今後も「みどりいっぱいプロジェクト」の一環として、生物多様性保全活動に積極的に取組み、地域の発展に貢献していきます。

一匹一匹釣り上げて駆除
釣った魚をじっくり観察する子どもたち

「クリーン・ビーチいしかわ 2021金沢・白山」に参加

2021年10月16・17日の2日間にわたって開催された「クリーン・ビーチいしかわ2021金沢・白山」に、NTT西日本 北陸グループの社員とその家族ら総勢50人が参加しました。この活動は、石川県の海岸線583kmを守る海岸愛護運動で、2021年5月に開催予定でしたが、県内での新型コロナウイルス感染症の拡大状況を考慮して延期していました。開催にあたっては日ごとに会場を分け、人数も調整したうえで事前の体調チェックやマスク着用等、注意喚起を徹底したうえで実施しました。

天候に恵まれた16日の白山市徳光海岸には、細かなプラスチックごみや発泡スチロールの破片、漁業で使われる漁網やロープ、釣り糸等、大小さまざまなごみが打ち上げられていました。足元に転がっているものもあれば、砂中に埋まり掘り起こす必要のあるものも多く、ごみの収集には想定以上に時間を要しました。

金沢市健民海浜公園に会場を移した翌17日は小雨がぱらつき、参加者は雨具を着用して高波や強風に注意しながら、トングを用いて雨水を吸い込み重くなったごみを回収しました。いずれの会場も駐車場や商業施設が近く、花火やバーベキュー後に散乱したと思しきごみも目立ちました。

両日とも約1時間の作業で、ごみでいっぱいになった45Lのごみ袋が次々と積み上げられました。仮にこれらのごみが回収されずに海を漂っていたら、海洋生物や地球環境に与える悪影響は計り知れません。さらなる海洋汚染を避けるためにも、日常生活の中で出るごみの量を減らしていく等、一人ひとりの努力が求められます。

活動終了後は、地元の企業や市民ボランティアの方々等、参加者の間で労いの言葉が自然に交わされ、心温まる交流となりました。コロナ禍で数々のイベントが中止になる中、関係者の理解・協力の下、無事に活動を行えた意義は大きく、参加者は、力を合わせてきれいにした浜辺を前に、晴れやかな表情を見せていました。

今後もNTT西日本 北陸グループは、美しい里海を未来へと大切に守り継いでいくために、地域の方々と協力しながら環境保護活動に積極的に参加していきます。

ごみ袋を手に海岸を清掃

「クリーン・ビーチいしかわ2021金沢・白山」の活動全体で 回収されたごみの量

白山市

0.6 t

金沢市

1.3 t

タイヤ

1本


NTT西日本グループのサステナビリティ