ガバナンス リスクマネジメント
NTT西日本グループを取り巻く環境は刻々と変化しており、さまざまなビジネスリスクの発生が想定され、その対処如何によっては経営に甚大な影響を与える可能性があります。
加えて、会社法に基づく内部統制システムの整備および取組み強化も求められています。
ビジネスリスクを事前に特定し未然に回避するとともに、直面したリスクに適確かつ迅速に対応することが重要です。
ビジネスリスクへの対応
事業運営に影響を及ぼすビジネスリスクを適切に管理し、グループトータルとして課題の適確かつ迅速な解決を図るため、副社長執行役員を委員⻑とした「コンプライアンス・BRM推進委員会」の下にNTT⻄⽇本総務⼈事部を事務局とするビジネスリスクマネジメント体制を構築しています。
本社各室部、支店、機能分担会社、およびその他グループ会社からの緊急情報等は、総務⼈事部に報告するルールとなっています。総務⼈事部では、関係組織との連携を図り、事実を正確に把握し、問題解決に向けた迅速な対応へとつなげています。
また、2004年度に、ビジネスリスクを事前に特定し未然に回避するとともに、直面したリスクに適確かつ迅速に対応する観点から、「NTT西日本グループビジネスリスクマネジメントマニュアル」を策定しており、事業継続計画(BCP)としても活用しています。なお、事業環境等の変化に伴い潜在化または顕在化した新たなリスクへの対処策を追加する等、順次、改訂を⾏っています。
ビジネスリスクマネジメント対応フォーメーション

リスクマネジメントのプロセスについて
NTT⻄⽇本グループは社会環境の変化等を踏まえ、想定するリスクや、その管理⽅針の⾒直しをリスクマネジメントのプロセスに則って定期的に実施しています。
NTT⻄⽇本グループにおける全社リスクを特定し、全社リスクから重⼤な影響を及ぼす可能性のあるリスクを「重要リスク等」に選定し、その取組み内容を決定します。具体的には、社員や企業自体が法令に反する行為を犯すリスクをコンプライアンスリスク、業務運営に関わる設備故障、市場変化、災害等のリスクを業務運営に関するリスクと定義したうえで、全社リスクをそれぞれに分類、各リスクの発生頻度と影響度を反映したリスクマップを策定し、発生頻度が高く影響度が大きいものを「重要リスク等」と位置づけ、各リスク主管組織が実施する取組み内容を決定しています。その後、各リスク主管組織において実施した取組み結果・モニタリング結果を振り返り、コンプライアンス・BRM推進委員会に報告しています。また内部監査部は業務執行から独立した立場で、各リスクの統制状況やリスクに対する取組みの有効性について、年間を通じて監査を行い、経営会議等に結果を報告しています。
ビジネスリスクマネジメント対応フォーメーション
