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NTT西日本グループ
サステナビリティレポート2021
トップメッセージ

“ソーシャルICTパイオニア”として
持続可能な未来を拓く

〜ICTの⼒で、
Well-beingが連鎖する社会を実現〜

新型コロナウイルス感染症拡⼤による社会の変容

はじめに、新型コロナウイルス感染症により、不⾃由な⽣活を余儀なくされている皆さまや罹患された皆さまにお⾒舞い申しあげますとともに、感染症の治療や拡⼤防⽌に尽⼒されている関係者の皆さまに⼼より感謝申し上げます。

新型コロナウイルス感染症は、私たちのこれまでの常識、⽣活様式を⼀変させるとともに、これまで表⾯化していなかった社会課題を浮き彫りにしました。企業も業務のリモート化‧デジタル化をはじめとする急激な変化を促されることとなり、企業活動がいかに⾃然環境や社会システムに依存しているかを痛感しました。

今後、私たちを取り巻く環境の変化はさらに加速することが予想されます。⼤きく変化する時代の中でも、地域社会やお客さまとともに発展し、成⻑し続けるため、NTT⻄⽇本グループの新たな存在意義(パーパス)として、「『つなぐ』その先に『ひらく』あたらしい世界のトビラを」と定めました。社員⼀⼈ひとりが、地域社会の⼀員として、あらゆる⼈々が幸せで豊かな未来の姿を追求し続けます。そのために、技術と知恵をみがき、新たな価値の共創に挑戦します。

このパーパスに基づき、私たちNTT⻄⽇本グループは、社会を取り巻く環境変化がもたらすさまざまな課題に対し、ICTを活⽤し解決する「ソーシャルICTパイオニア(地域のビタミン)」 として社会の発展、SDGsの達成に貢献します。

持続可能な企業群でありつづけるために

お客さまや社会が求める価値観が変化する中、私たちが持続的に成長していくためには、地域課題の解決、地域活性化への貢献が重要です。地域のお客さまに寄り添い、社会の環境変化と要請に応え、持続的に価値を提供し続けられるよう、2021年7月には、事業運営体制の見直しを行いました。この一環として、ESG推進室を新設し、ESG経営・サステナビリティに関する取組みを一層強化するとともに、持続可能な社会の実現に向けて、パーパスで描く「あらゆる人々が幸せで豊かな未来の姿」を追求し続けます。

私たちNTT西日本グループは、一人ひとりがWell-being(幸せ)を感じながら、自分らしい人生を実現し、 Well-beingが家族や友人、企業、地域コミュニティに連鎖していくことで、社会全体がWell-beingで包まれる。そのような “Well-being連鎖社会”の創出に向けて、あらゆる人々に、ICTの力でお手伝いしたいと考えています。

新たなNTTグループのサステナビリティ憲章

NTTグループは、これまでのCSR憲章を再構築し、新たに 「NTTグループサステナビリティ憲章」を制定しました。本憲章に基づき、NTTグループは、高い倫理観と最先端の技術・イノベーションを可能とするIOWN構想の推進をはじめ、「企業としての成長」と「社会課題の解決」を図り持続可能な社会の実現をめざします。

具体的には、3つのテーマ(「『自然(地球)』との共生」、「『文化(集団・社会~国)』の共栄」、「『Well-being(幸せ)』の最大化」)を設定し、取組みを推進します。

「自然(地球)」との共生 〜 環境問題の解決と経済発展の両立 〜

持続可能な社会を構築するには、地球規模の環境問題に対する取組みが必要です。2020年、日本政府は「2050年カーボンニュートラル」を宣言し、脱炭素社会の実現に向けて大きく舵を切る中、地球温暖化問題における企業の取組みに対する社会からの要請はより一層高まっています。そのような中、NTTグループは、2021年9月に「事業活動による環境負荷の削減」と「限界打破のイノベーション創出」を通じて、環境負荷ゼロと経済成長を同時実現する、新たな環境エネルギービジョン「NTT Green Innovation toward 2040」を策定しました。

本ビジョンに基づき、NTT西日本グループにおいても、2040年度までにカーボンニュートラルの実現に挑戦します。私たちは、脱炭素社会の実現に向けて、再生可能エネルギー由来の電力導入や通信事業のエネルギー効率向上、社用車のEV化、紙使用の原則廃止等を進めていきます。また、資源循環型社会に向けた廃棄物の処分率改善や、生態系保全に資する自然保護活動「みどりいっぱいプロジェクト」も実施していきます。これらの取組みを通じて、私たちは、自然(地球)との共生が図れる未来に貢献していきます。

「文化(集団・社会~国)」の共栄 〜 多様な文化を認め合いながら発展する社会と価値創造 〜

With/Afterコロナの社会におけるデジタルサービスの需要の高まりや、デジタル庁の創設に伴い、社会全体のデジタル化はさらに加速していくことが予想されます。

私たちは、最先端テクノロジーを最大限に活用したデジタルシフトを自ら実践するとともに、デジタル人材の育成を強化し、あらゆる産業や社会のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進の旗振り役となることで、 社会課題の解決に寄与していきたいと考えています。また、地域のお客さまやパートナーの皆さまとより深く連携し、B2B2X型の課題解決を進めることでお客さまの事業目標達成等に貢献します。具体的には、10の重点分野を通じた地域社会のスマート化への貢献をめざす「Smart 10x」の推進や、西日本エリアのすべての支店長をプロジェクトオーナーとする「地域活性化推進活動(地域のビタミン活動)」を展開しています。

2021年7月1日には、地域課題解決コンサルティング、自治体等への政策策定支援等を行うため「地域創生Coデザイン研究所」を設立し、地域活性化推進活動に取り組んでおります。また、オンラインヘルスケアサービスを提供する「NTT PARAVITA」(7月27日)や、高等教育の高度化に取組む「NTT EDX」(10月8日)等、新会社設立を通じた新領域ビジネスの拡充・開拓により、価値共創に向けた取組みを加速しています。

一方、私たちは、社会を支え、生活を守る重要なインフラを提供する事業者として、安心・安全な通信をつなぎつづけるという使命があります。昨今の多発する自然災害に対して、通信設備の強靭化やAIを活用したプロアクティブな災害対応により、被害の最小化と早期復旧を通じたレジリエントな社会づくりをめざしています。

2021年も、広範囲で記録的な大雨が発生しましたが、被災エリアにおける避難者等支援や故障受付・修理体制の増強等、日常生活をいち早く取り戻すため、通信設備復旧に総力をあげて取り組みました。

また、東京2020オリンピック・パラリンピックの開催に際しては、危機管理対策本部を設置し、本社および現地の支店が連携して保守強化に取り組むとともに、サイバー攻撃に対するセキュリティ強化に努めました。

私たちが、新たな価値を共創するとともに、こうした社会的使命を果たしていくためには、事業活動の基盤である「コンプライアンスの徹底」がなにより重要です。お客さまをはじめとするステークホルダーの皆さまのご期待と信頼に応え続けるべく、全社員に対し、コンプライアンスの重要性を伝え、各種研修や啓発活動等を繰り返し行うことにより、コンプライアンス意識のさらなる徹底に努めていきます。

「Well-being(幸せ)」の最大化 〜 人権尊重とDiversity & Inclusion の推進 〜

NTTグループは、利他的共存のもと「『Well-being(幸せ)』 の最大化」をめざしています。

With/Afterコロナの環境変化により、リモートワールド・分散型社会への対応が求められる中、NTTグループは、リモートワークを基本とする新たな経営スタイルへの変革を図っていきます。さまざまな業務変革やDX、制度見直し、環境整備を進めていくことにより、リモートワークを推進し、社員が自ら働く場所(Work from Anywhere)や時間を選択できる、ワークインライフを推進していきます。

また、NTT西日本グループは、2021年10月に、新本社ビルを竣工し、リモートワークを基本とするオフィスレイアウトにより、共創を加速させる新たな働き方の実現をめざしています。さらに、新本社ビル等が立地する大阪・京橋エリアの当社敷地(NTT WEST i-CAMPUS)内に、オープンイノベーション施設「QUINTBRIDGE(クイントブリッジ)」を2022年2月に開設します。企業・ベンチャー・自治体・大学等との事業共創により、独創的なアイデアを取り入れることで、複雑化する社会の課題解決に貢献していきます。

私たちが社会課題の解決を図り、企業として成長するための要は「人」です。すべてのステークホルダーの人権を尊重するとともに、「ちがい」を価値として、一人ひとりが自分らしくチャレンジできる、働きがいのある職場をめざしています。2019年度より実施している「社内ダブルワーク」については、地元やゆかりのある地域に貢献する「ふるさとダブルワーク」を開始し、幅広くチャレンジできるしくみをつくっています。また、2021年度より新たに「ダイバーシティ推進WG」を立ち上げ、社員が主体的にWGに参画できる環境をつくり、施策検討・展開を図っています。その他、女性リーダー層の拡大や男性社員の育児参加、安全労働、健康経営の推進を図り、一人ひとりの社員が幸せを感じることができる社会をめざし、全社をあげて取り組んでいます。

持続可能な社会の実現に向けて、ステークホルダーの皆さまと共に

NTT西日本グループは、ステークホルダーの皆さまとの共生・成長により「ソーシャルICTパイオニア」として地域社会の課題解決に貢献し、地域から愛され、信頼される企業に変革し続けます。ICTを活用し、社会課題の解決、SDGsの達成に貢献することで、今を生きる世代だけでなく、未来にわたり地球と共存可能な社会づくりをめざします。 皆さまにおかれましては、引き続きNTT西日本グループにご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

  • ※ 10の重点分野:インフラ・エネルギー、タウン、ツーリズム&モビリティ、フード、アグリs、ファクトリー、ライフ、ワーク、ラーニング、
    ヘルス・メディカル

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