障がい者自立支援サービスセンター「アユーラⅢ」の皆さまが生産した野菜等を対面販売する「アユーラⅢマルシェ」を2020年度に2回、NTT西日本 愛媛支店の敷地内で開催しました。この取り組みは、アユーラⅢ利用者の皆さまが新型コロナウイルス感染症の影響により外出行事や就労体験などの活動が制限され、安心して活動できる場を探されていたため、地域社会の一員として役立ちたいという思いから愛媛支店構内を提供したものです。
同マルシェはアユーラⅢと愛媛支店が協力して就労体験の機会を提供する場で、1回目の7月15日は前々週からの大雨の影響で野菜の収穫ができず、延期の末の開催でした。
アユーラⅢの皆さまが農薬や化学肥料を使わないで丁寧に育てたトマト、じゃがいも、スイカ等の野菜のほか、手作り雑貨などが並び、社員がアユーラⅢの方々に声を掛けながら買い物していました。
当日は複数のテレビ局の取材も行われ、販売員の皆さまは緊張している様子でしたが、徐々に笑顔が出始め、商品の受け渡しや代金のやり取りもスムーズにできていました。1時間半ほどで商品はほぼ完売となり、充実した表情で「野菜が全部売れたことがうれしかった。また来たいです」と感想をいただきました。
2回目の11月18日はアユーラ農園で収穫した新米や秋の味覚サツマイモ、ネギ、新ショウガ等、みずみずしく新鮮な野菜を中心に販売しました。前回購入した社員達が時間前から次々と集まり、あっという間に完売しました。アユーラⅢの皆さまもとても楽しみにしていたようで、「次回も参加する」と帰りの車中でお話ししていたそうです。
NTT西日本は、今後も「アユーラⅢマルシェ」の開催を通じて地域における「いきいきと輝く社会づくり」に取り組むことで、SDGs達成に貢献していきます。