ローカル5Gを活用した遠隔診療事業を支援(長崎支店)
2024年3月、長崎大学病院にて長崎県、長崎大学、長崎県病院企業団を事業主体とする「ローカル5Gを活用した遠隔診療支援」の運用がスタートしました。NTT西日本 長崎支店は、本事業にローカル5Gをはじめとしたネットワーク機器の導入、導入後の運用フローの策定に関して参画し、機器構成や運用について議論を重ねつつ運用開始に大きく貢献しました。
長崎県の離島では専門医が不足しており、専門医の診療を受ける場合には患者が本土の病院へ通院するか、本土の病院から医師を派遣してもらわなければならない状況で、悪天候による船舶の欠航や遅延、渡航に伴う患者の経済的・時間的な負担がネックとなっていました。そうした課題を解消すべく、離島の病院内にローカル5Gの設備を敷設し、高速で安定した無線通信を用いて遠隔診療を実施できる環境を整えました。長崎支店はこの取組みにおいて、遠隔診療に求められるニーズに対応することで、安定した事業運営をサポートし、島内の患者の負担軽減、県内の医療格差の是正に寄与しています。
今後は設備導入済みの病院でのさらなる運用改善に取り組むとともに、県内の未導入の病院や事業の西日本エリアへの水平展開を支援し、地域社会を悩ます医療課題の解決を後押ししていきます。
