「SENBOKUスマートシティコンソーシアム」をトリガーとした社会課題解決への取組み(大阪支店)
NTT西日本 関西支店は、「SENBOKUスマートシティコンソーシアム」※1における「データ連携ワーキング」の活動の一環として、NTTマーケティングアクトProCXおよび大阪府堺市と連携し、新たなスマートシティ推進事業の創出に向けた市民共創実証プロジェクトに取り組みました。
本コンソーシアムでは「市民と共に創る」という視点で、市民の声(Voice of Citizen、以下、VoC)を収集・分析し、会員が取り組むテーマに活用できるプラットフォームの構築を進めています。そこで、2022年10月~2023年1月、VoCを活用した市民共創のファーストプロジェクトとして、SDGsの活動に積極的に取り組む泉北ニュータウン地域の高校である泉北高等学校の生徒50名と連携し、泉北ニュータウン地域の抱える課題解決に向けた議論を実施しました。
新型コロナウイルス感染症の影響により対面授業に制約がある中、生徒たちがより議論内容を深めるためにウェブ上で討議ができるAIファシリテーション機能搭載のツール「D-agree」を活用し、取組みの実施期間中、自分の好きな時間・場所から自由に投稿ができるように工夫することで議論の活発化を図りました。また、ディスカッションで交わされた議論のデータは、CX(顧客体験)デザインに実績のあるNTTマーケティングアクトProCXの専門アナリストが分析を行い、生徒たちの討議や発表に反映させることで、量と質の両面からVoCの収集・分析、そして出てきたたくさんの素晴らしいアイデアの可視化・ブラッシュアップを行うことができました。2023年2月には議論の成果となるアイデアの発表会を開催し、コンソーシアムの関連団体へフィードバックすることで、サービスの創出サポートを実現しました。
今後も、NTT西日本 関西支店およびNTTマーケティングアクトProCXは、より多くのVoCをもとに地域課題を解決し、新たなまちづくりに向けた価値の創出に繋げられるよう、ICT活用×地域コンサルティングの取組みを通じて、公民連携および市民参画促進を協働で推進していきます。
- ※1「SENBOKU New Design」および「堺スマートシティ戦略」の理念や「SENBOKU スマートシティ構想」で示すコンセプトに基づき、公民がイコールパートナーとして取組みを推進するコンソーシアムとして設立(2022年6月設立)。