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「自然(地球)」との共生人と自然が寄り添う未来へ

⽣物多様性の保全

基本的な考え方
⾃然環境との調和は、⼈類にとっての重要な責務であると認識しています。豊かな地球環境を守っていくため、社員⼀⼈ひとりによる環境保全活動・⽣物多様性保全活動として展開する「みどりいっぱいプロジェクト」を推進しています。

える化指標みどりいっぱいプロジェクトの推進

みどりいっぱいプロジェクト活動府県 2022年度目標 2022年度実績 2023年度目標 関連するおもなSDGs
30府県 30府県 30府県

「NTT光の森」を通じた環境保全活動の実施

森林は地球温暖化の原因となる二酸化炭素を吸収する等、さまざまな“力”がありますが、国内の多くの森林は木材価格の低迷や林業従事者の減少等により、手入れが行き届かなくなりその力が十分に発揮できない状況となっています。そこで、高知県では、森林が本来持っているさまざまな力を守るため、2005年から「環境先進企業との協働の森づくり事業」を開始しています。

NTT西日本 高知支店では、高知県の取組みに賛同し、2008年に「協働の森づくりパートナーズ協定」を締結しています。「NTT光の森」と名付けられた協定森林において、間伐作業や管理に必要な作業道の整備等を行っています。2022年11月には、NTT西日本 高知支店グループの社員とその家族、退職者等総勢44名が「NTT光の森」交流活動に参加し、間伐作業や木工教室に取り組みました。

NTT西日本 高知支店では、各種環境活動を通じて生物多様性の大切さを実感するとともに、豊かな地球環境を守るため、引き続き地域と連携しながら県下の環境保全に貢献していきます。

間伐作業の様子①
間伐作業の様子②
木工教室の様子①
木工教室の様子②

NTT西日本グループは、バリューチェーン全体で相当量のCO₂を排出しているほか、事業活動を通じて発生する産業廃棄物の処分や排水の処理、紙資源(バージンパルプ)の消費等によっても環境に負荷をかけ、生物多様性に少なからず影響を与えています。そのため環境保全への貢献を企業市民としての責務と捉え、グループをあげてその取組みを推進しています。この一例として、NTT西日本兵庫グループは、兵庫県にもっと貢献したいとの想いから「ひょうごの豊かな山づくり・海づくりプロジェクト」に取り組んでいます。

「豊かな山づくり」では、阪神淡路大震災によって地盤が緩み大雨による土砂災害等のリスクを抱える六甲山系の砂防樹林地帯にて、植樹や林内整備を実施しています。2022年からスタートした当活動により、土砂災害の防止とそれに伴う麓住民の生命財産の保護といった効果が期待できるほか、グリーンカーボンによるCO₂吸収量の増加も見込んでいます。

また、「豊かな海づくり」では、神戸市の須磨海岸で海底耕耘や海岸の清掃活動を通して、地元の海の環境整備に貢献しています。海に投入した耕運桁によって海底を耕す海底耕耘により窒素・リン等の栄養塩を海に放出し、海洋性プランクトンの増加を促すことでCO2吸収と水産資源の保全が促進されます。海洋性プラスチックごみ問題の解消に寄与する海岸清掃とあわせ、取組みを重ねていくことで海洋生物がより生息しやすい環境が育まれ、結果的に漁業等の活性化やブルーカーボンによるCO2吸収量の増加が期待されます。

昨今、世界ではネイチャーポジティブやTNFDへの取組みが議論され、企業の生物多様性保全活動への期待が高まっています。NTT西日本兵庫グループもまた、事業活動を通じ生態系に依存したり、影響を与えたりしていることから、これからも「ひょうごの豊かな森づくり・海づくり」を通して、生物多様性保全へ貢献していきます。

須磨海岸のごみ拾いにより海洋環境保全に貢献します
海底耕耘で水産資源を活性化します
下草を刈り六甲の木々が生育しやすい環境を整えます
ヤマザクラ等10本の木々を六甲へ植樹しました

NTT西日本グループのサステナビリティ