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食品リサイクル事業 環境年次報告2020 環境年次報告

Food recycling business リサイクルコミュニティの実現で廃棄ゴミと廃棄コストを削減

現在、世界的に食品ロスの削減、その対策としての食品リサイクルの推進が注目されています。この問題を解決すべく、NTT西日本グループの一員であるNTTフィールドテクノは、株式会社ウエルクリエイト*とアライアンスを組み、「地域食品資源循環ソリューション」を提供しています。
*株式会社ウエルクリエイトは、2020年4月に楽しい株式会社、株式会社ケミカルクリエイト、株式会社メリーズ・ジャパンが合併し誕生。

「地域食品資源循環ソリューション」とは市場、食品関連事業者さま向けに食品発酵分解装置を初期投資不要のサブスクリプション型サービスとして提供します。事業所に装置を設置、装置内で食品残渣を発酵分解床(一次発酵物)に分解し、回収した一次発酵物の一部を農作物生産者に提供、さらに二次発酵・三次発酵を経て完熟堆肥・土壌改良材へと再生して、農作物生産者へ提供、生鮮食品などが循環することで、地域内の食品資源循環を実現するソリューションです。発生する食品残渣を堆肥化する過程でIoTなどの情報通信技術を活用し、効率的な残渣の運搬収集や高品質化を実現しています。食品残渣と廃棄コストの両方を削減し、農家に堆肥を提供して野菜づくりを支援することで、リサイクルコミュニティを実現し、地域経済の活性化にも貢献しています。

食品残渣処理コストとして、1,200万t排出されていた残渣の焼却処理に年間5,400万円だったものが、地域食品資源循環ソリューションでは2,880万円と大幅に削減できるという結果も出ています(某地方卸売市場の場合)。実際に導入いただいたお客さまからは「食品リサイクルで20%~30%ほどのコスト削減につながった」、「一次発酵物を利用して美味しい野菜ができた」といった声をいただいています。

本事業において、NTT西日本グループは、クラウドやIoTデバイスを活用し、スマートフォンやタブレット端末により、食品残渣の量、発酵状態などをインターネット経由でリアルタイムに知ることができるといった、一連のサービス運営の効率化などの面を担っています。引き続き、NTT西日本グループは、食品リサイクル事業の一層の普及と地域活性化に貢献し、食品ロスをはじめとした世界的課題の解決に向けた取り組みを推進していきます。

フロー図

関連するSDGs:
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 住み続けられるまちづくりを
  • つくる責任 つかう責任

関連サイト

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