
みどりいっぱい活動報告
LINE 515
「六甲SABOの森づくり」の実施
2024.11.23 NTT西日本 兵庫グループ
NTT西日本兵庫グループは、環境保全と土砂災害防止の一環として、2022年12月より「六甲SABOの森づくり」活動に参画しており、今年で3年目を迎えました。
かつて六甲山地は豊かな緑に覆われていましたが、過去の乱伐などにより、一時は草木すら乏しい荒廃した状態に陥りました。明治以降はニセアカシアやマツ、カエデなどの植林が進められ、徐々に緑が回復しつつありますが、花崗岩のもろい地質や、他の植物の生育を妨げるネザサの繁茂などの課題から、健全な森林再生には継続的な整備が欠かせません。
また、六甲山地は都市部にも近く、土砂災害から地域の暮らしを守るうえで非常に重要なエリアです。多様な樹高の木々と下草が共存し、さまざまな動植物や昆虫が息づく“災害に強い豊かな森”の実現をめざし、当グループでは社員の健康増進や交流の活性化も兼ねた取り組みを行っています。
2024年11月23日(土)には、社員46名とご家族11名、計57名が参加し、植樹と健康づくりを兼ねたハイキングを実施しました。
当日の朝は冷え込んだものの爽やかな秋晴れに恵まれ、新長田駅近くの鉄人28号モニュメント前に集合しました。
「みどりいっぱいプロジェクト」ののぼり旗を目印に、準備体操を行った後、約4kmの植樹地までのハイキングを楽しみました。途中の休憩ポイントではミニクイズ大会も実施され、子どもたちの歓声が響きました。
紅葉が始まりつつある山道を進みながら、部署の垣根を越えて交流を深めつつ、参加者たちは植樹地をめざしました。現地に到着すると、過去に植えた苗木が少しずつ着実に根付いており、昨年の参加者からはその成長を喜ぶ声が聞かれました。
植樹の前には、「六甲SABO」の活動概要と植樹方法の説明が行われ、今回はイヌシデ、イロハモミジ、コバノガマズミの計15本を植樹し、NTT西日本兵庫グループがSDGsの取り組みの一環として進める再利用材の活用として、酒樽製造時に出た木材チップ(提供:菊正宗酒造株式会社様)を、雑草抑制や土壌の養分補充の目的で苗木の根元に敷き詰めました。
植樹後には、温かい豚汁がふるまわれ、冷たい風の中でも心が和らぐひとときとなりました。参加者は皆で和気あいあいと昼食を楽しみ、「自分の植えた木が育って、神戸の街を災害から守ってくれたらうれしい」「次に来たときに、自分が植えた木の成長を見てみたい」といった前向きな声も聞かれ、活動の意義を感じる時間となりました。
今後もNTT西日本兵庫グループは、六甲山の砂防樹林の保全や、地球環境への負荷低減、生物多様性の保全に貢献すべく、より多くの社員やご家族が参加できるよう、継続して取り組んでまいります。
- 実施会社
- NTT西日本、NTTビジネスソリューションズ、NTTフィールドテクノ、NTT西日本ビジネスフロント、NTTインフラネット
- 活動場所
- 六甲山(高取山)
- 参加人数
- 57名(ご家族含む)




