
みどりいっぱい活動報告
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屋上緑化でWin-Winな取り組み
2024.06〜2024.12 NTT西日本 兵庫グループ
NTT西日本兵庫グループでは、SDGs(持続可能な開発目標)の一環として、屋上緑化による都市部のヒートアイランド現象の緩和と省エネルギーの両立を目指した取り組みを進めています。
建物の屋上に設置したプランターにサツマイモのつる苗を植え、葉が成長して広がることで直射日光を遮り、建物内部の温度上昇を抑制し、これによりエアコンの消費電力の削減にもつなげています。こうした屋上緑化活動は、都市の景観向上や快適な空間づくりに寄与するだけでなく、CO2の吸収や都市の温度調整など、環境保護に対して多面的な効果をもたらします。
屋上緑化の取り組みは2023年度から開始し、今年度で2年目を迎えました。
実施場所であるNTT菊水ビルは、2階にオフィスを構え、その上部が日差しを遮るもののない陸屋根構造となっているため、夏場には直射日光により建物内部の温度が上がりやすく、空調効率が悪化するという課題がありました。
そのため、6月上旬の日差しが強くなる時期にサツマイモの苗を植え、猛暑が続く中でも社員が交代で水やりを行いながら丁寧に育てました。その甲斐あってサツマイモは暑さに負けず元気に育ち、屋上に広がる緑が断熱効果を発揮しました。
結果として、同ビルの夏場の消費電力は前年比で約18%の削減という成果を上げました。そして、長い夏が終わる頃には、もうひとつの楽しみである“収穫の季節”を迎えました。
収穫されたサツマイモは、地域貢献にも活用されました。
近隣の児童館の子どもたちを招いて芋ほり体験を実施したところ、参加した子どもたちからは「来年も芋ほりしたい!」という声が上がり、笑顔あふれる時間となりました。また、小さめのサツマイモは県内の動物園に寄贈され、子どもたちに人気の動物たちへの“ひと足早いクリスマスプレゼント”として喜ばれました。
一方で、社員たちもその恵みを分かち合い、収穫したサツマイモを社員食堂で豚汁の具材としておいしく味わいました。自然の恵みに感謝しながら、地域とのつながりを感じる機会ともなりました。
今後もNTT西日本兵庫グループでは、屋上緑化を通じた省エネ・環境保全の取り組みを継続し、地域との交流や貢献の輪をさらに広げながら、持続可能な社会の実現に向けて取り組んでまいります。

- 実施会社
- NTT西日本、NTTビジネスソリューションズ、NTTフィールドテクノ
- 活動場所
- NTT西日本 菊水ビル、三宮別館





