NTT西日本は、低炭素社会の実現に向け、ICTを活用したサービスの提供などを通じ環境負荷軽減に取り組んでいます。
東日本大震災以降のエネルギー問題を契機として、エネルギーを無理なく、賢く利用することを可能とするためのエネルギーマネジメントが社会的な課題として認識されている中、電力エネルギーの使用の平準化等を目的に、2014年4月に省エネ法が改正され、国内電力大手10社は日常の電力消費量の把握が可能なスマートメーター※1の導入を決定し、各社が全顧客へスマートメーターを設置する取り組みが進められています。
このような中でNTT西日本とNTTコムウェアは、スマートメーターと建物内のHEMSコントローラー等とつなぐ通信ルート(Bルート)※3に着目し、ECHONET Lite※2対応家電コントローラー「光BOX+」 ※4とスマートメーター等と無線通信を行う「920MHz※5USBアダプター」を用い機器構成にて、2015年1月23日第三者認証機関によるSMA認証※6を取得致しました。
これにより、光BOX+、920MHz USBアダプタを経由して取得したスマートメーターのデータをインターネットを通じて収集し、各種アライアンスパートナー様と連携することで、利用者様が、より便利に賢くエネルギーを利用できる、すなわち温暖化防止に貢献するサービスの創出が可能となります。
NTT西日本では、グリーンNTT西日本戦略のもと、今後も引き続き、ICTの利活用により温暖化防止に貢献する活動を推進していきます。

NTT西日本 ニュースリリース http://www.ntt-west.co.jp/news/1501/150127b.html
※1:「スマートメーター」について
従来のアナログ式誘導型電力量計と異なり、電力をデジタルで計測し、メーター内に通信機能を持たせた次世代電力量計のことを指します。
※2:「ECHONET Lite規格」について
一般社団法人エコーネットコンソーシアムにて策定されたホームネットワーク構築のための通信規格です。家電機器、スマート電力量メーター、太陽光発電システムなどを含む約80種類以上の機器の制御を規定し、2011年にスマートコミュニティ・アライアンスの「スマートハウス標準化検討会」より、「公知な標準インターフェース」として推奨されました。
※3:「Bルート」について
スマートメーターと家庭内のエネルギー管理システム(HEMSコントローラー)との通信です。
※4:「光BOX+」について
本製品によるインターネット利用には、「フレッツ光」等のブロードバンド回線、及び対応するプロバイダーとの契約・料金、ルーター等が別途必要です。本製品の利用には、HDMI端子付のテレビが必要です。詳しくは、NTT西日本ホームページ(http://www.ntt-west.co.jp/kiki/hikaribox/)にてご確認ください。また、一般に販売されている「光BOX+」では、ECHONET Liteによる家電コントローラー機能に対応しておりません。
※5:「920MHz帯通信」について
Bルートの通信方式については、920MHz帯通信が国内大手電力10社の主方式として選定されています。詳しくは(http://www.meti.go.jp/committee/kenkyukai/shoujo/smart_house/pdf/006_s03_00.pdf)
※6:「SMA認証」について
スマートメーター・HEMSコントローラー間アプリケーション通信インターフェース仕様書に基づき実施される、第三者認証機関による実機試験での仕様適合性認証です。