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「Well-being(幸せ)」の最⼤化 人材戦略

人材戦略

基本的な考え方
著しい環境変化に柔軟に対応するためには、事業を支える根幹である「人」の力を最大化し、“全社員総活躍”で取り組むことが必要不可欠との考えのもと、経営戦略に連動した人材戦略を策定しました。多様な人材が高い専門性や能力を発揮し、新しい価値・イノベーションの創出にチャレンジできる環境を作ることを目的としたさまざまな取組みをグループ全体に展開していきます。 

経営戦略と人的資本

生産年齢人口の減少に伴う収益力や生産性の低迷、情報リテラシー格差など、世の中ではさまざまな問題が深刻化しており、行政、民間どちらにおいても、デジタル技術を活用して対応を進めています。このように世の中のニーズが「ITツールの導入」から「ITを活用し社会課題や経営課題を解決」と、高度化・複雑化する中でNTT西日本グループが今後も持続的に成長していくためには、高度化・複雑化するニーズに迅速かつ柔軟に応え、ITの専門家として時代の一歩先を行く企業グループであり続ける必要があります。人口減少に伴いグループ従業員数が今後減少していくことが想定されるため、業務の抜本的なDX、シンプル化による徹底的な省力化をはじめとする働き方の改善と並行して、一人ひとりのスキル向上にも注力していきます。

自律的なキャリア開発支援

NTT西日本グループは、社員一人ひとりがプロフェッショナル人材へと成長していけるよう、“「個」の自立”に向けた能力開発を推進しています。社員が自らキャリアを描き、主体的に学び続けられるよう、学習環境や支援制度等の環境を整備しています。また、通常業務の評価に加え、挑戦に関する目標設定に対する評価制度も導入し、社員の意欲と成長を後押ししています。

人材開発ビジョン

NTT西日本グループでは、「知る」「相談する」「学ぶ」「挑戦する」の4つを柱とした自律的キャリア開発支援を展開しています。

「知る」:経営層からのメッセージやセミナー、イベント活用により、自律的キャリア形成に向けたモチベーション向上を図っています。また、制度や研修情報を一元的に掲載した「キャリアデザインポータルサイト」を提供し、社員が必要な情報にすぐにアクセスできる環境を整えています。

「相談する」:キャリア相談窓口を設置し、社員が気軽に相談できる体制を構築しています。相談員は全員がキャリアコンサルタント有資格者であり、社内ダブルワークを活用した社内相談員は、半年ごとにメンバーの入れ替えをしています。これにより、社外相談員も含めた多様な選択肢から相談相手を選べる点が特徴です。これまでの相談件数は2,000件を超え、その満足度は94%を達成しています。

「学ぶ」:自学習と集合研修によって学びを深め、社員の「こうなりたい」「チャレンジしたい」という思いを支える制度を用意しています。各事業分野に適応した研修やeラーニング、通信教育等に加えて、2024年度からはオンデマンド型学習(Udemy Business)を導入しました。

「挑戦する」:手上げ人事や社内ダブルワーク等、自律的な実践機会を用意しています。また、挑戦することを評価する制度の整備や、承認、賞賛、奨励等を目的としたE-1グランプリの開催も行っています。

こうした自律的キャリア開発支援の取組みが評価され、当社グループは「グッドキャリア企業アワード2024」大賞(厚生労働大臣表彰)を受賞しました。


NTT西日本グループのサステナビリティ