「Well-being(幸せ)」の最⼤化 新しい働き方・職場づくり
社会貢献活動の推進
社会貢献活動への取組み
社会貢献活動は、事業やサービスを提供しているお客さまだけでなく、さまざまなステークホルダーの現在および将来の期待に応え、当社の企業価値および社会価値を高めていく役割があるものと考えています。
地域社会の皆さまをはじめとするステークホルダーとの対話を重ねながら、誰もが便利で快適な生活を享受できる社会づくりのために真摯に社会課題の解決に取り組み、持続可能な社会の実現への貢献をめざします。
サステナビリティ基本方針に基づき、持続可能な社会づくりのためにNTT西日本は社会貢献活動において、「森林環境保全活動」「生物多様性保全」「ゆたかな子どもの未来づくり」「地域社会との共生」の4つを注力テーマとして取り組んでいます。社会貢献活動の注力テーマそれぞれに対して、各組織が地域とのつながりを図りながら取り組むことで、社会貢献活動の推進を図っています。
- 森林環境保全活動
- 生物多様性保全
- ゆたかな子どもの未来づくり
- 地域社会との共生
緑あふれる未来に向けた地域づくり
地球環境保護は企業の社会的責任であると考え、事業活動において環境に配慮するだけでなく、社会貢献活動としての各地域での環境保全活動(森林環境保全)に取り組んでいます。NTT西日本 九州支店では、社員およびご家族とともに、環境・生物多様性保全活動に取り組んでいます。
福岡県糸島市の福井海岸においては、2014年から現在まで約10年間にわたり、19回、延べ約1,800名の参加者で松林の保全活動を継続的に実施しています。糸島市の松林保存会や糸島市役所の皆さまのご協力をいただきながら、松くい虫被害から松林を守るために、枝拾いや松葉かき、草刈り等の作業を行っています。
また、福岡県八女市黒木町の「グリーンピア八女」では、2013年から約11年間にわたり17回、延べ約1,500名の参加者で育林活動を続けています。特に2012年7月の九州北部豪雨災害で大きな被害を受けた際には、その復旧支援として、シャクナゲ、モミジ、サクラの苗木350本を植樹し、以降も植樹した木々の保全・育林を行っています。
松林保全活動の様子
育林活動の様子
- 森林環境保全活動
- 生物多様性保全
- ゆたかな子どもの未来づくり
- 地域社会との共生
外来魚駆除活動を通じたSDGsへの貢献
私たちの周りには多種多様な動植物種を含む生態系が存在しています。本来であれば、自然環境の下で食物連鎖をしながら、微妙なバランスを取りつつ増減を繰り返す中、私たち人間が行う経済活動等により、多くの生物の個体数が失われ、中には絶滅の危機に瀕しているものもいます。NTT西日本グループでは、生物多様性(国内固有種、里山等)の保全も、社会の持続可能性にとって重要な課題であると認識しており、それらの保全に取り組んでいます。
NTT西日本 鹿児島支店は、2025年7月にラムサール条約登録湿地である鹿児島県薩摩川内市の藺牟田池(いむたいけ)自然公園にて、外来魚駆除活動を開催しました。在来生物に大きな影響を及ぼすとされるブルーギル等の外来魚を駆除することで、SDGsへの貢献をめざすとともに、地域密着型の取組みとして、2017年より開催しています。
当日は約2時間にわたる活動の結果、ブルーギルやブラックバス等の外来魚を合計227匹釣り上げることができました。釣り上げられた外来魚は回収ボックスに集められた後、魚粉に加工され、隣接する生態系保存資料館「アクアイム」に設置された水槽の魚の餌や、藺牟田池周辺の草花の肥料として有効活用されています。
外来魚の駆除に取り組む様子
- 森林環境保全活動
- 生物多様性保全
- ゆたかな子どもの未来づくり
- 地域社会との共生
こども食堂を企業が支えるしくみづくり
豊かで明るい社会の実現のため、NTT西日本グループでは地域子どもたちの健やかな成長を支え、社会全体の豊かな未来をはぐくむ取組みを行っています。
NTT西日本 富山支店は、未来を担う子どもたちを応援する観点から、「居場所をつくる」「出番をつくる」「寄り添う」の3 つをコンセ プトに、「こどもまんなか応援」の活動に取り組んでいます。
まずはじめに「居場所をつくる」活動の一環として行っている「こども食堂支援」では、フードドライブの実施や、こども食堂の運営資金の継続的な支援を行っています。
2024年から富山支店では、こども食堂を運営するコミュニティカフェが毎月お弁当を販売し、その売上の一部をこども食堂の運営資金として活用いただいています。さらに、飲み物の購入によって寄付金がたまり、定期的にこども食堂へ寄付される「寄付型自動販売機」を富山支店内に設置しました。
次に「出番をつくる」活動としては、カターレ富山様と連携して、発達障がいのある子どもたちとサッカーを通じて交流するインクルーシブサッカー教室を実施。発達障がいのある子どもたちがのびのびとサッカーを楽しめる機会を提供するとともに、社員もサッカーをとおして交流することで相互理解を深める活動を行いました。
最後に「寄り添う」活動の一環として、富山県内の3つの児童養護施設を訪問し、クリスマス会で子どもたちにプレゼントを贈りました。一部の施設では、2024年度に続き、カターレ富山の椎名伸志選手とマスコットのライカくんにも参加いただき、子どもたちに笑顔を届けることができました。
クリスマス会の様子
- 森林環境保全活動
- 生物多様性保全
- ゆたかな子どもの未来づくり
- 地域社会との共生
清掃活動・フードドライブを通じた地域への貢献
NTT西日本グループでは、30支店すべての地域で「地域一斉清掃活動」や家庭等で余っている品物を集め、必要としている人々や団体に届ける「フードドライブ活動」を行い、社会全体の持続的な発展に貢献しています。
2025年5~6月にはグループ一体で各地域の清掃活動を実施しました。期間中、NTT西日本グループの各支店から合計約5,200名が参加し、西日本エリア全体で45ℓのごみ袋で530袋(約23万9,000ℓ)のごみを収集しました。これは、約2,000人分の1日のごみ排出量※に相当します。
また、フードドライブ活動では、7~10月を強化期間として、グループ一体で各地域において取組みを行いました。各支店では、社員の家庭にある食品等の持ち寄りや社内備蓄品をフードバンク等のNPOへ寄贈する、活動の輪を広げています。2025年度は計41団体に向けて、食料品 44,225品、米 762.84kg、その他(日用品等)12,060点を寄贈しました。
- ※ 当社調べ。収集したごみの総量をごみ袋の数から算出(福岡市保健環境研究所環境科学課の調査「指定ごみ袋1袋あたりの排出重量調査(令和元年度)」をもとに算出)し、1人1日当たりのごみ排出量880g(環境省の報道発表資料「一般廃棄物の排出及び処理状況等(令和4年度)について(2024年03月28日)」)で除して算出
清掃活動の様子(静岡支店)
社員が持ち寄った食品等を寄贈(沖縄支店)