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ニューノーマル関連記事・レポート

issue 01

NEWノーマル時代のNEWコミュニケーション。
働き方が変わる、コミュニケーションはどう変わる?

ウィズコロナ時代の
社内コミュニケーションの在り方とは?
テレワークの普及で急浮上する新たな課題

新型コロナウイルスによる感染拡大はいまだ収束の兆しを見せておらず、コロナとともに生きていく「ウィズコロナ」の時代を迎えつつあります。人々の生活や企業の経済活動の在り方が一変していく中、これまでとは大きく異なる、新しい常識や状況が日常に定着する “ニューノーマル”に適応していくことが求められています。

そうした変化の一端を示しているのが、テレワークの普及です。働き方改革を促進する有効策として注目を集めながらも、欧米先進各国と比較して導入が遅れていた日本企業においても、新型コロナウイルス感染拡大による非常事態宣言を受けて、その普及が拡大しました。

しかし、オフィスでの対面によるコミュニケーションからテレワークへと急速にシフトしていく中で、様々な課題が浮上しています。内閣府が発表した「新型コロナウイルス感染症の影響下における生活意識・行動の変化に関する調査」※では、テレワークで不便な点を聞いたところ「社内での気軽な相談・報告が困難」や「画面を通じた情報のみによるコミュニケーション不足やストレス」など、コミュニケーションに関する課題を挙げる声が多々寄せられています(図1)。

図1 『あなたの職場において、テレワークで不便な点と考えられるものに関し、重要なものから順に回答してください。(最大3つ)』という質問に対する回答」
※出典:内閣府「新型コロナウイルス感染症の影響下における 生活意識・行動の変化に関する調査」公表日(令和2年6月21日)

「社員の幸福度」を重視したコミュニケーションこそが
企業を成長させる

それでは、ニューノーマル時代の円滑な社内コミュニケーションを実現していくために、企業はどのような施策を打っていけばよいのでしょうか。その施策の1つとして注目を集めるのが、「社員の幸福度」を重視したコミュニケーションの実現です。

社員の幸福度を重視したコミュニケーションとは、「社員のモチベーションを考慮したコミュニケーション」とも言い換えることができます。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授の前野隆司氏は、「企業が長期的な利益を実現するために、社員のモチベーションを考慮したコミュニケーションが求められています」と強調します。例えばNTTネオメイトが行った「社内のコミュニケーションにおける課題感の有無」に関する調査では、「コミュニケーションの問題は上司部下間や経営層社員間で起きやすい」との報告が挙げられています(図2)。

実際、部下への指示を上司が一方的に投げつけるようなコミュニケーションが行われている場面は少なくないでしょう。それに対して、相手に対して期待や感謝を一緒に伝えたり、議論よりも対話を重視したりするような、「人の心に寄り添う幸福なコミュニケーションが重要」と前野氏は話します。事実、同氏によれば「アメリカの研究では、幸福度の高い社員はそうでない社員と比較して創造性は3倍、生産性は31%、売上げは37%高い」という調査結果も報告されているといいます。

図2 社内コミュニケーションにおける課題

幸福なコミュニケーションの実現には
デジタルツールの活用が重要に

オフィスでの対面による会話の機会が減った今、社員の幸福度を高めるコミュニケーションの実現に不可欠となるのが、ビジネスチャットやWeb会議などのデジタルツールの活用ではないでしょうか。

例えばビジネスチャットは、メールと違って気軽にやり取りが行えるため、業務効率化だけでなくコミュニケーションの円滑化も促進させる有効なツールとなり得ます。中でも特筆すべき点は、場所や時間を選ばないコミュニケーションを可能にし得ること。自宅だけでなくレンタルオフィス、喫茶店や図書館など、オフィス外で仕事をしている場合でもすぐに連絡や確認が取りやすいことに加え、電話と異なり非同期なコミュニケーション手段であることから、自分がリアクションを返したい時に返せるため、時間を有効活用することにつながります。

また、「上司と部下の間」のコミュニケーションの課題についても、メールのような堅苦しい挨拶や文面が不要とし、伝えたい、相談したい内容を簡潔に発信できるようにすれば、上下関係をとり払ったフラットな発言が行いやすい点も特徴です。同様に他部署の社員ともすぐにやり取りできるので、部門の垣根を超えたコミュニケーションの促進にもつながります。

企業の利用に最適なニューノーマル時代の
ビジネスチャット「elgana(エルガナ)」

様々なメリットをもたらすビジネスチャットですが、企業が利用する場合にはコストをはじめ、導入・運用のしやすさ、そして情報漏えいの発生を防ぐセキュリティ機能の実装が不可欠です。

例えば、NTTグループの公式ビジネスチャット「elgana(エルガナ)」は、使いやすいシンプルな操作画面に加え、1対1やグループ間でメッセージのやり取りを行う「トーク」、報告・連絡・相談ツールの「タスク」をはじめ、社員の連絡先機能、音声通話など、ビジネスチャットに不可欠と思われる機能が備わっています。

コストにおいても低価格化を図り、中小企業から大企業まで手軽に導入することが可能です。さらに、無料のフリープランも提供しています。

セキュリティについても、NTTグループの国内データセンターで運用を行っているので、安心して利用可能です。また、フリープランであっても、海外のサービスにあるような顧客データに基づいた広告表示を一切行わないなど、プライバシーの遵守にも細心の注意が払われています。さらに、NTT西日本およびNTTグループの利用を通じて、日々、セキュリティや機能強化を続けている点も大きな特長です。

上司と部下、部門間の垣根を取り払いフラットな
コミュニケーションを活性化

elganaは、NTTグループ内のフラットなコミュニケーションを促進させています。elganaのプロダクトマネージャーは「メールと違ってコミュニケーションのハードルが大幅に下がり、私自身、NTT グループ企業の経営層とも、elganaを通じたコミュニケーションを頻繁に行っています。時にはテキストではなくスタンプで返信することもあります。また、リアルでは面識のなかった他部署の担当者からも頻繁に相談が寄せられるなど、部門の垣根を超えたコミュニケーションが活性化しています」と話します。

実際、他の社員の間でも、これまでは遠慮がちになっていた上司への相談なども気軽に行えるようになるなど、“社員の幸福度を高めるコミュニケーション”が促進されていると言います。

elganaは2ヶ月に一度のバージョンアップが行われており、既にWeb会議システムとの連携が行われているほか、今後、ビジネスチャットに求められる機能もどんどん実装していく計画です。

さらにNTT西日本では、elgana以外にもWeb会議システムなど、他のコミュニケーションツールも提供しており、「簡単なやり取りはビジネスチャットで、込み入った会話や会議はWeb会議で」というように、複数のツールの組み合わせや使い分けを行うことで企業がより効果的なコミュニケーションを推進していけるよう支援しています。

今後はコロナウイルス感染拡大に向けた対策だけでなく、災害の多い日本では在宅勤務やサテライトオフィスの活用が定常化していくでしょう。そこで「幸福なコミュニケーション」を具現化するためにも、デジタルツールの有効な活用がますます不可欠になると考えられます。そして、ニューノーマル時代の新しいコミュニケーションを追求していくことで、さらなる業務効率化やこれまでにないイノベーションが創出され、企業の成長を促していくことになると考えられます。

※「elgana」は、(株)エヌ・ティ・ティ ネオメイトが提供するサービスです。※NTT西日本は本サービスの販売取次ぎを実施します。※「elgana」は、(株)エヌ・ティ・ティ ネオメイトが商標登録済みです。

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