認知症予防事業を進め高齢者の生活の質の向上を図る天理市

水害の監視や児童の見守りなど安心安全なまちづくりを推進

奈良県は3つの世界遺産や全国第3位の国宝重要文化財件数を誇るなど、古より続く歴史と文化にあふれています。しかしながら、安心して暮らせる少子高齢化社会の仕組みづくりや生産年齢人口の流出による労働力不足といった課題があり、水害や土砂崩れなど自然災害への対策も急務です。

こうした奈良県の課題に対しICTの力で解決する取り組み「スマート10x」を私たちは今、推進しています。

例えば、天理市さまと「ICTを活用したまちづくりに関する連携協定」を締結。行政事務の効率化はもちろん、認知症予防事業をご支援する実証実験を行っています。2020年度はベッドの下に敷くマット型のセンサーによって睡眠時のデータを取り、軽度認知症の早期発見につなげる検知エンジンの精度向上に努めました。2021年度は睡眠や認知機能の視える化を進め、それを専門家によるアドバイスにいかして介護の質や高齢者の生活の質の向上を図っています。

一方、昔から水害に悩まれていた田原本町さまにIoTを活用した「河川水位監視ソリューション」によるご支援をし、遠隔での監視や管理を可能にして省力化・迅速化とともに住民の被害リスクの軽減を実現しました。また「児童みまもり情報配信ソリューション」は、保護者がスマートフォンでお子さまの現在地や移動履歴などを確認できるため、「安心」「便利」「安全」なまちづくりに役立っています。

私たちはこれからも、数多くのICTの実績をいかし、医療や教育、農業など幅広い分野への貢献を通して、地域から愛され信頼される企業として活動してまいります。

※上記は2022年2月28日時点の情報です。