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ディジタル通信では情報はすべて「0」と「1」の二進数に符号化して伝送されるので、どこがデータの始まりか、データの間隔はどのくらいかといった情報を正確に相手に伝えなければ正しくデータを送れません。
この情報を相手に知らせる方法には「同期」と「非同期」の2つの方式があり、ターミナルアダプター(TA)がどちらの方式をサポートしているか確認します。 同期なら64kbit/s、非同期なら最高57.6kbit/sの速度が利用できます。
同期方式
送信するデータの先頭に、同期信号という合図の役目を担う信号を付加します。これによってコンピューターは文字の最初の位置を正確に判断できます。
正確にデータを送信できることから、企業情報ネットワークに適しています。実際に通信を行う際には、「HDLC」、「全銀手順」といった手順が必要になりますので、ターミナルアダプター(TA)がその手順をサポートしているかどうかも確認する必要があります。
非同期方式
同期信号を利用せず、データが到着したところから文字の最初の位置を判断します。1つの文字の最初と最後にそれぞれスタートビット、ストップビットが付加されるため、伝送速度が遅くなる欠点があります。
多くの商用パソコン通信ネットは非同期方式のみを採用しています。通常、同期方式と違って特別な手順は使用しません。