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レイヤ1起動種別とは、ネットワーク側が通信機器を起動させるための方式の違いで、「常時起動」と「呼毎(こごと)起動」の2種類があります。
電話機やターミナルアダプター(TA)など一般の通信機器では、例えば電車が走るたびにレールをひくように、通信ごとに通信機器とネットワーク側とで通信手順のやりとり(同期をとる等)をしています。これを呼毎起動といいます。
一方、PBXやビジネスホン主装置など、頻繁に接続する必要のある通信機器では、例えば常にレールのひいてある状態でいつでも電車が走れるように、通信機器とネットワーク側で常に一定の通信手順のやりとり(同期をとる等)をしています。これを常時起動といいます。
また、給電 *1についても、呼毎起動では通信の都度DSU(回線接続装置)から通信機器に420mWの電力が供給されますが、常時起動では通信中以外でも常に給電されています。
なお、使用する通信機器が呼毎起動か常時起動かについては、通信機器の仕様書に記載されたとおりなので、お客さまに判断していただく必要はありません。
- *1 給電
端末を起動させるための電力を供給することをいいます。