ICT（Information and Communication Technology）

ICT（Information and Communication Technology）は通信技術を使って人と人とがつながる技術のことを表します。日本語では情報通信技術とも呼ばれます。

例えば、SNSを使ってコミュニケーションを取ることや、ECサイトの利用もICTの活用事例です。似た言葉にIT（Information Technology）が存在しますが、ITは情報技術のことであり、コンピューターやソフトウェアなどの通信技術そのものを表します。

ITを活用した人と人とのつながりや、その使い方がICTです。日本ではITという言葉が先に浸透して長らく使用されてきましたが、国際的にも日本政府の資料でもICTと表現が多いことから、今後はITとICTは統一されていくという予想もあります。

ICTは、IT技術を活用して人々の暮らしをどのように豊かにするのか、という活用方法に関する考え方でもあり、近年では介護・医療分野や教育分野での導入事例が多く見られます。例えば、文部科学省が推進している教科書の電子化などのGIGAスクール構想や厚生労働省が推進しているオンライン診療などが挙げられるでしょう。

またテレワークが急速に普及し、オンライン会議システムやチャットツールの導入が進みましたが、これらもICTを活用した事例の一つといえます。