スマートファクトリー実現に向けたDX推進
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製造業に向けたNTT西日本グループの取り組み
NTT西日本グループがめざす姿
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リモートソリューションによる“止まらない工場”の実現で、地域を支える製造業の持続発展に貢献する企業の課題解決へ
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製造業における課題
- 1. コロナ禍におけるレジリエントな
事業体制の確立 -
人手作業支援
- BCP整備とサプライチェーンの見直し
- リモートワーク／ファクトリーへの取り組み
- 2. 労働力不足の解消
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人手作業支援
設備稼働監視
在庫管理
- 製造工程の省人化・無人化
- 働きやすい製造施設・オフィスへの取り組み
- デジタル人材の育成
- 3. 熟練工の技能・ノウハウ伝承
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人手作業支援
- デジタルデバイス活用によるノウハウ継承の支援
- 熟練技能の自動化（ロボットによる代替）
- 4. 環境負荷低減要請への対応
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設備稼働監視
- 製造施設・工程におけるカーボンニュートラルへの対応
- 商品企画や開発によるグリーン消費への対応
- 5．変化する顧客ニーズへの対応
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人手作業支援
在庫管理
- 多品種少量生産体制の推進
- 1. コロナ禍におけるレジリエントな
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課題解決ソリューション
- 人手作業支援
- 設備稼働監視
- 在庫管理
①リモート作業支援ソリューション
- リモートで音声・映像・資料などをリアルタイムで共有しながらコミュニケーションを実現するサービスです。
- 製造業では主に設備保全業務や遠隔地の機器トラブル対応、建設業では遠隔臨場などに広く活用されています。
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Before
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After
②動画マニュアル半自動作成ソリューション
- 製造機械の使い方などを動画で作成したいというニーズに対応する動画マニュアルの半自動作成サービスです。
- 撮影した映像データから音声を自動認識・翻訳し、字幕を自動生成したり、矢印等のオブジェクトの挿入も簡単に実施可能です。
- 利活用の視える化として、理解度や閲覧状況などの一元管理が可能です。
③在庫自動化ソリューション
- 在庫確認のための人的作業を短縮するサービスです。
- スマートマットで重量データのみをクラウドへあげ、ソフトウェア上で在庫情報や発注情報の確認が可能です。
- webアクセスが可能であれば、どこからでも在庫状況の確認が可能です。
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Before
在庫がある場所へ移動
在庫を棚から下ろし目視確認
在庫管理表へ記入
在庫管理表を見ながら
システムへ転記
定期棚卸
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After
日次・定期的な在庫点検の自動化
在庫の上げ下げ不要（労災防止／働き方改革）
リアルタイム在庫数が一目でわかる
１クリックで棚卸データを出力
過剰在庫の削減と不良在庫の撲滅
消耗品の自動発注
理論在庫との差異分析
④図面共有ソリューション
- 図面、工程表、作業指示書、工事写真などの様々なドキュメントをiPadから閲覧共有できるサービスです。
- 事務所に戻らず現場で帳票作成まで可能にします。
- 現場でメモや写真を簡単に整理できます。
⑤設備稼働監視ソリューション
- 工作機械など各種製造機械の稼働状況を一元管理することができ、生産効率向上に向けた基礎データの収集が可能です。
- 3色灯センサーやPLCなどの様々な手段でデータ取得が可能で、既存設備に大きな手を入れる必要なく導入することができます。
- また、柔軟性・拡張性が高く、スモールスタートで導入いただけます。
- 今後の開発ロードマップとして、エネルギーの視える化の実装が予定されており、カーボンニュートラルへの対応も想定しています。
- ※「Konekti BOX」は日本ラッド株式会社の登録商標です。
⑥人手作業省人化支援ソリューション
（プロジェクションアッセンブリーシステム）
- プロジェクターによる作業ナビゲーションと、⾼度なセンシングによる作業履歴および作業結果のデジタル化（可視化）を実現します。
- デジタル化（可視化）により、品質向上と⽣産効率向上を⽀援します。
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＜棚の拡大図＞
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＜作業台の拡大図＞
導入事例
リモート作業支援ソリューション 〜奥村組さま〜
奥村組さまでは現場と現場事務所、監督官の3者をオンラインで結ぶことで、双方向コミュニケーションによる「遠隔臨場」を実践しています。
現場での映像の撮影には、フィールドワーク用途に特化したRealWear社製の音声認識型スマートグラス※やiPadなど、さまざまなデバイスを活用いただいています。
特にスマートグラスは映像・静止画が高精細なため、ミリ単位で映像を確認でき、構造物の出来形やコンクリート圧縮強度試験の確認といった現場臨場の遠隔化を実現することが可能となり、現場臨場の回数を3分の2まで減少することに成功しました。
- ※音声認識型スマートグラス：RealWear社製「HMT-1」を使用。
USER’S VOICE
スマートファクトリーの実現に向けて
〜製造業界のDX推進〜
国内製造業界では、グローバル競争に対応する生産効率化に加え、少子高齢化による労働力不足・技術伝承など大きな構造変化の節目を迎えています。
NTT西日本グループは、「ローカル5G」と培ったICTを活用し、工場の無人化運用など、新しい製造業の在り方「スマートファクトリー」の実現に向けてパートナー企業とともに挑戦を始めています。
山口県で創業以来50年以上にわたり精密機械部品を製造する「ひびき精機さま」とNTT西日本は、ローカル5Gを活用した工場全体のDXを進め、人とICTによる生産効率化をめざしています。
スマートグラス※1を使った遠隔作業支援の他にも、ローカル5Gの伝送技術を活かし、4K高精細カメラで製造工程の大量の画像データを取得することで、リモートによる工作機械の稼働確認が可能になります。
生産効率化に限らず、 360度カメラを利用した工場見学など、時代に即したリモート活用もできます。
また、ローカル5Gにより工場内のさまざまな機器やセンサーを接続することで、エッジコンピューティング※2を用いた高速かつリアルタイムな処理を実現しています。
さらに、自社のニーズに特化したネットワークカスタマイズが可能なので、工場の「レイアウトフリー（最適）化」が期待できるなど、工場経営にとって非常に多くのメリットが生まれます。
NTT西日本グループはこれからも、ICTで地域の製造業の課題解決をサポートしていきます。
- ※1 スマートグラスは、株式会社ブイキューブ提供の遠隔作業支援ソリューションを活用。
- ※2 エッジコンピューティングとは、端末の近くにサーバーを分散配置するネットワーク技法。