スパイウェア

スパイウェアとは、コンピューターに不正侵入し、個人情報やユーザーの行動などを外部に送信するソフトウェアの総称です。ユーザーに気付かれない状態で、自動的に情報を送信するためスパイウェアと呼ばれます。スパイウェアは無害なアプリケーションやソフトウェアに偽装しており、ユーザーの許可なくコンピューターにインストールされ、さまざまな情報を窃取しようとします。
スパイウェアには「インストールしたソフトウェアに組み込まれているもの」と「ユーザーに気付かれずに自動インストールされるもの」があります。

正規のソフトウェアに組み込まれているものは、ユーザーの利用状況や障害情報などを送信し、サービスの向上につなげることを目的としています。このような場合は、ユーザーに事前に情報送信への許可を求めたり、ソフトウェアの利用許諾契約で情報送信機能が組み込まれていると説明したりしています。

悪意のあるスパイウェアの場合、フリーソフトのインストールと同時にインストールされたり、Webサイトを閲覧しただけでダウンロードされたりするものがあります。また、受信したメールにスパイウェアのダウンロードリンクが記載されており、リンクをクリックすることでスパイウェアに感染するケースもあります。

スパイウェアに感染すると、機密情報や個人情報の流出、セキュリティ設定の無断変更、個人情報を悪用した金銭被害、不要な広告が表示されるなどのトラブルが発生する恐れがあります。