ICT用語集
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トレーサビリティシステム
トレーサビリティシステムとは、製品に付けたバーコードやICタグに製造元・仕入先・販売元などの情報を集積し、流通プロセスを双方向に追跡できる仕組みです。
トレーサビリティ(traceability)は「trace(追跡)」と「ability(可能)」からなる英語で、トレーサビリティシステムは「生産履歴追跡システム」や「生産流通情報把握システム」とも呼ばれます。
トレーサビリティシステムは、商品の品質・安全性の担保や、リスク管理の強化において有効な手法です。例えば、食品であれば産地から店頭に並ぶまでのすべてのプロセスが記録されます。もし食品に問題が発生した場合でも、流通経路を即座に追跡することができ、原因究明や対策を講じるうえで重要な参考情報となります。
また、トレーサビリティシステムを導入することで、消費者に製品の信頼性をアピールすることができます。製品プロセスがすべて明確になることで、製品に携わる各事業者の安全管理の意識を高められるというメリットもあります。トレーサビリティシステムは、農林水産業界、製造業やメーカー、建設業界での活用が期待されています。
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