ANSER（Automatic answer Network System for Electronic Request）

ANSER（Automatic answer Network System for Electronic Request）とは、金融取引をインターネットや電話回線を通じて遠隔地から利用できるようにするサービスのことです。
ANSERはNTTデータによって1981年に開発され、現在では全国500以上の金融機関で導入されています。 ANSERは、NTTデータのANSERセンターが顧客端末からの接続を受け付け、各金融機関の情報システムへと取り次ぐ仕組みとなっています。

ANSERでは、これまで金融機関の窓口やATMなどの専用機械で行なっていた、残高照会、取引明細連絡、口座振込などの各種金融取引を遠隔地にいながら行なうことが可能です。パソコンやスマートフォン、固定電話などの利用端末を用いることで、これらのサービスを利用できます。

金融機関はANSERセンターと接続することで、ANSERでサポートされている端末やサービスを利用することが可能となります。また、ソフトウェアやセンター設備を共同利用することができ、システムの構築・保守にかかるコストの削減を図ることができます。

金融機関が顧客に提供するANSERサービスは、一般に「ホームバンキング（個人顧客向け）」「ファームバンキング（法人顧客向け）」「テレホンバンキング（電話による照会・手続き）」「インターネットバンキング」と呼ばれています。