PMI（Post Merger Integration）

PMI（Post Merger Integration）は、M&A後の統合効果を最大化するための統合プロセスです。企業の合併・吸収であるM&Aの現場では、統合直後は会社全体が混乱することが多くなります。その結果、業務上の重大なミスやシステム障害などが発生し、顧客離れや業績悪化などにつながる可能性があり、M&Aによって企業の成長力を損なうリスクを回避する必要があります。
PMIは統合経営・業務統合・意識統合の3段階から取り組み、M&A後のこのようなリスクを回避し、M&Aにおける効果を最大化するために必要です。期待された効果を十分に上げ、長期的な成長を支えるマネジメントの仕組みを構築するためのプロセスとして重要視されています。

なお、ITの分野ではProject Management Instituteの略称として用いられることもあります。その場合は「プロジェクトマネジメント協会」のことであり、プロジェクトマネジメントの手法や用語などの標準の策定、資格試験の運営などを行う非営利団体です。

PMIの策定したプロジェクトマネジメントの標準はPMBOKと呼ばれ、最も知られた知識体系として普及しています。