ICT用語集
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エージェント
「エージェント(agent)」は、「代理人」や「仲介者」という意味をもつ用語です。ソフトウェアの分野では明確な定義はありませんが、おもに「与えられた目的を達成するために自らの判断で行動するソフトウェア」という意味で用いられます。ソフトウェア設計においてエージェントを要素とする考え方は「エージェント指向」と呼ばれ、「オブジェクト指向」を発展させた概念として広く受け入れられてきました。
オブジェクト指向における個々のオブジェクトは、外部からメッセージを受け取ってから動作を行なう性質をもつ、受動的な存在です。これに対し、エージェントは能動的に振る舞います。人の代わりにタスクを遂行してくれる、ロボットのような存在がエージェントだといえるでしょう。
エージェントはシステムの監視や情報収集のような、自律的・永続的な活動が求められるタスクに活用されています。検索エンジンで用いられる「クローラ」は、エージェントの代表例でしょう。クローラは自らの判断でネットワーク上を移動しながら、Webページのコンテンツを収集し続けるソフトウェアです。このようなエージェントは特に、「ネットワークエージェント」や「インターネットロボット」と呼ばれます。
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