情報処理技術者試験

情報処理技術者試験は、独立行政法人情報処理推進機構（IPA）が実施する国家試験です。“情報処理の促進に関する法律”にもとづき、経済産業省が情報処理技術者の知識や技能を認定する試験です。

国家試験として“ITを利活用する者”と“情報処理技術者”向けの試験が多数用意されており、サイバーセキュリティを推進する人材である“情報処理安全確保支援士”を認定する国家資格も存在します。

試験は春期・秋期の年２回開催であり、種類によっては年１回の試験もあります。ITを利用する者向けの試験としてはITパスポート試験、情報処理技術者向けの試験としては基本情報技術者試験、高度情報処理技術者向けのネットワークスペシャリスト試験・プロジェクトマネージャ試験などが有名です。

国家試験であるため難易度は高く、現職のITエンジニアでも難しい試験が多数存在します。難易度が高いゆえに資格を取得する価値も高く、資格取得者は就職や転職が有利に働くとして資格取得をめざす方も多く存在します。

IT化が進む現代社会において、エンジニアだけでなく一般企業に勤める方にとっても欠かせない資格試験といえるでしょう。