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News Release

京都女子大学リカレント教育課程修了生への「オープンバッジ」授与について
~DX時代に活躍できるデジタル人材の育成を支援~

2022年12月22日
京都女子大学
西日本電信電話株式会社

 京都女子大学(京都府京都市、学長 竹安 栄子 以下、京都女子大学)と西日本電信電話株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長 森林 正彰 以下、NTT西日本)は、世界標準のデジタル証明書「オープンバッジ」を京都女子大学リカレント教育課程修了生に授与することとしました。

1.背景と取り組み意義

 近年の急速なデジタル化技術の進歩は、社会構造を大きく変革させるとともに、デジタル化技術を有効活用することにより企業は飛躍的に生産性を高めることが可能になりました。DX(デジタルトランスフォーメーション)を進めることは、競争優位を確立するうえで必須の事項となり、人材の育成に関しても、社会構造の変化にあわせて必要なデジタルスキルを習得し直す取り組みが注目されています。
 京都女子大学とNTT西日本は、2020年にリカレント教育分野への取り組み強化を目的に、「女性のためのリカレント教育課程に関する連携協定」※1を締結し、デジタル人材の育成の取り組みを共同で行ってまいりました。今回、リカレント教育やリスキリングで学んだ知識を証明する「オープンバッジ」を修了生に発行することで、キャリア形成を支援し、DX時代に活躍できるデジタル人材の育成に取り組んでまいります。

2.「オープンバッジ」に関する取り組みについて

(1)目的

 本取り組みは、「オープンバッジ」を取得した学生・社会人が学修の履歴や学びの成果を就職活動やキャリア形成などの際に広くアピールすることが可能となるため、学生・社会人の自律的な学びの促進、多様な人材育成を図っていくことを目的とします。

(2)「オープンバッジ」とは

 「オープンバッジ」は、1EdTech Consortium(1EdTech)が設定した世界標準規格です。紙媒体の修了証と異なり改ざんや偽造が不可能で信頼性が高いデジタル証明として注目されています。世界標準規格のため、様々な機関からのバッジを統一して蓄積できることができる場所である「オープンバッジウォレット」に管理することができ、デジタル履歴書やSNS(ソーシャルメディア)での公開など様々な場面での活用、スキルの可視化によるモチベーションアップが期待されます。

(3)具体的取り組みについて

 NTT西日本の証明書発行サービス※2の仕組みを活用し、特定の知識や資格を証明する「オープンバッジ」の発行は初めての取り組みになります。WEB3.0時代に適応するブロックチェーン技術を採用している「オープンバッジ」を京都女子大学のリカレント教育課程修了生に対して発行し、修了生は、そのバッジを活用して学習歴や学びの成果を就職活動やキャリアアップの場面で幅広くアピールすることが可能になります。
 「オープンバッジ」については一般財団法人オープンバッジ・ネットワーク※3の支援により発行します。

(4)役割について

 本取り組みの各社役割については次の通りです。

京都女子大学 リカレント教育課程の修了認定、「オープンバッジ」発行
NTT西日本 「オープンバッジ」発行手続き受託

図1 本取り組みの全体イメージ

図1 本取り組みの全体イメージ

3.今後の展開について

 京都女子大学では関西の女子教育のパイオニアとしてこれまで日本の社会を支える女性人材の養成に努めてきました。2023年4月に新たにデータサイエンス学部が開設され、データ・AI社会に対応できる人材のさらなる養成に力を入れ、社会での女性活躍を推進していきます。
 NTT西日本は、特定の知識や資格を証明するマイクロクレデンシャル※4の学習歴証明のデジタル化を進めていくことでデジタル時代の人材育成と教育分野全体のDXに貢献してまいります。また、データ流通の活性化、DXの推進、セキュリティの確保など、社会全体のデジタル化推進に向けた取り組みを推進していきます。

  • ※4 マイクロクレデンシャル 学習内容をより詳細な単位に分け個別に認証する方法のこと

※ニュースリリースに記載している情報は、発表日時点のものです。現時点では、発表日時点での情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承いただくとともに、ご注意をお願いいたします。

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審査 22-908-1