【別紙3】ytvNextryとの共同実験について
1.実施概要
①実施期間
2022年7月4日(月)~7月21日(木)、8月26日(金)~9月15日(木)
②実施背景
ytvNextryでは、番組制作業務の効率化を目的として、クラウド編集サービスの導入を検討しており、場所を問わない編集作業の実現に加え、編集後に行う映像確認までをクラウド環境上で実施可能なサービスを求めていました。そこで、ytvNextryとNTTビジネスソリューションズは、クラウド環境上の編集サーバーで製作した高精細なビデオ信号を、IPネットワークを経由して遠隔地のモニターに表示させることが可能か、また、その映像品質が業務において適合可能なレベルであるか検証するため、本実験を実施する運びとなりました。
③実施内容
- “フレッツ 光クロス”を利用して、ytvNextryの編集者が、自身の操作端末から、予め編集ソフト“EDIUS”※1がインストールされたクラウド環境上の編集サーバーにリモート接続し、編集作業を行いました。
- “フレッツ 光クロス”を利用して、ytvNextryの別の編集者が、自身の操作端末から、予めテロップソフト“TFX-Artist”※2をインストールした編集サーバーにリモート接続してテロップを生成し、編集ソフト“EDIUS”※1にて生成したテロップを映像に対して挿入しました
- 編集サーバー上で編集した高精細なビデオ信号をIP伝送装置 MDP3020にて、IPネットワーク上で伝送が可能な形式“JPEG XS”に変換し、“フレッツ 光クロス”を通じてytvNextryのモニターに表示させました。
- ※1 EDIUSは、グラスバレーの登録商標または商標です。
- ※2 TFX-Artistは、株式会社フォトロンの登録商標または商標です。
④実施エリア
大阪市(大阪府)
2.実施結果
- 編集作業について、リモート環境下での安定した操作性を確認することができました。
- 遠隔編集サービスについて、映像編集業務において適合可能なレベルであることを確認できました。
- 一連のワークフローをクラウド環境下にて一気通貫で実施し、完全パッケージ(完パケ)映像の制作までを完遂することができました。従来はオフィス環境で実施していた番組制作業務について、場所を問わず、リモート環境でも実施できるという結果が得られました。
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