News Release
西日本電信電話株式会社
QUINTBRIDGE未来共創プログラム『Future-Build』をバージョンアップして今年も開催!
~次世代コミュニケーション基盤IOWNを活用するプログラムを新たに追加~
2023年9月28日
西日本電信電話株式会社(代表取締役社長:森林 正彰、以下、NTT西日本)は、オープンイノベーション施設「QUINTBRIDGE(クイントブリッジ)」において、スタートアップ、企業、研究機関等との共創によりWell-beingな未来社会を実現することを目的に、未来共創プログラム『Future-Build For Well-being society』(以下、本プログラム)を「プログラム❶:NTTグループアセット活用型」「プログラム❷:社会課題・未来社会テーマ型」の構成にバージョンアップして開催いたします。
昨年度は、社会課題解決・未来社会創造の4領域6テーマに対して101件の応募をいただき、採択された10社とNTT西日本の新規事業創出チーム合同で組成された6プロジェクトが実証実験等を行い、2023年3月に実施した最終成果発表会に挑みました。審査の結果、2件のプロジェクトが事業化検証ステップへ進み、有償PoC等の準備、検討を継続して実施しています。
今年度は、より複雑・加速化する社会動向や2025年に控える大阪・関西万博に向けてのテクノロジー進化もふまえて、NTTグループが世界の各企業と一緒に推進している次世代通信・コンピューティングインフラIOWN(アイオン:Innovative Optical and Wireless Network)※1を活用いただける未来社会のユースケース創出型のプログラムも加えた構成とします。
プログラム❶ NTTグループアセット活用型(新規)
内容 | 『IOWN』を活用したユースケース創出 |
プログラム名 | 「Future-Build Powered by IOWN」 |
実施時期 | 2023年10月~2024年1月 |
本リリースではプログラム❶「Future-Build Powered by IOWN」の内容をお知らせいたします。なお、プログラム❷の応募案内は2023年11月を予定しております。
プログラム❶『Future-Build Powered by IOWN』応募概要
1. 概要
エントリーいただいた企業から、NTT西日本にて書類選考を実施し、通過した企業(5社予定)によるピッチを実施します。
その中から、NTT西日本との協業親和性が高い企業を採択パートナーとし、協業検討を実施します。
協業にあたっての実証実験予算等は、必要に応じて当社側にてご用意いたします。
2. 募集テーマ
IOWN構想にかかわる技術を活用し、「スマートシティ実現」「ワークスタイル変革」「ライフスタイル変革」に関する社会課題を解決する具体的なソリューションを募集します。
3. スケジュール
2023年10月11日(水) | エントリー受付開始・説明会実施 |
2023年11月13日(月) | エントリー受付〆切 |
2023年11月22日(水) | ピッチ登壇企業発表(5社程度) |
2023年12月20日(水) | ピッチ登壇 |
2024年1月下旬 | 採択パートナー発表 |
4. ピッチ登壇 募集要項
募集期間 | 2023年10月11日(水)~2023年11月13日(月) |
応募資格 | ①NTTグループのアセットを活用した事業提案をいただくことができ、継続的な事業提携をめざせる企業 ②ローンチ済プロダクトを、継続的に提供している企業 |
ピッチ登壇企業数 | 5社予定 ※書類選考通過件数に応じます |
応募方法 | 下記WEBサイトよりご応募ください。 エントリーいただいた方に説明会のURL、応募書類をメールにて送付いたします。事務局への応募書類提出をもって、応募完了となります。 |
その他、下記WEBサイトの応募条件・応募資格を必ずご確認ください。
(URL:https://quintbridge.jp/program/detail/202309281509.html)
5. NTT西日本が保有するアセット
- IOWN検証環境
- ① 超低遅延通信サービス「APN IOWN1.0」及び次世代サービス検証環境
- ② コンピューティングプラットフォームの検証環境
- 開発支援(実証実験予算等)
- QUINTBRIDGEでのユーザー体験機会の提供
- NTT西日本公式サイト等での採択企業名の公表
- 西日本30都府県のフィールドセールス・サポート
6. 募集テーマとなる社会課題
①スマートシティ実現
ターゲット | 地方自治体、インフラ企業 等 |
スマートシティ導入では、それぞれのビジョンに基づいた住民サービスを都市OSの実装と共に地域に根付かせる必要があります。持続可能な取り組みとしていくには“地域らしさ”が重要であり、そのためには住民一人一人のニーズに合うサービスとして動的にパーソナライズされることが肝要です。IOWN構想においてスマートシティを一つのユースケースとして考えており、我々NTT西日本としてスマートシティ実現に向けた諸課題の解決に取り組みます。IOWN構想における各種技術と組み合わせることで、地方自治体や民間企業、地域住民へ持続可能かつ将来性・発展性のある価値を提供できるパートナーを広く募集いたします。
②ワークスタイル変革
ターゲット | 企業人事部門、教育機関、商業施設、地域製造業 等 |
リモートワーク等、技術の進歩によって場所に縛られた働き方から解放され、多様な働き方の採用が進む現代において、人々のコミュニケーションの頻度や深さ、個々人の価値観に適した労働環境の提供がより重要となってきております。
従来以上の情報がデジタルで日常的に飛び交う世界において、今回のIOWNにかかわる技術の特徴を活かすことでより柔軟なワークスタイルの提供を実現できるパートナーを広く募集します。
③ライフスタイル変革
ターゲット | 一般消費者、エンターテイメント企業、商業施設 等 |
技術の進歩がもたらす多様な価値観は、私たちのライフスタイルを豊かで自由なモノへと変革し、新しい消費の形を生んでいます。持続可能な消費とライフスタイルは深く結びついており、それぞれの消費体験を進化させることが求められます。このライフスタイルの変革をテーマに、IOWNを活用した新たなユーザー体験やQOL向上に貢献できるパートナーを募集します。
- ※募集テーマについて、詳しくは下記WEBサイトをご確認ください。
(URL:https://quintbridge.jp/program/detail/202309281509.html)
7. 選考基準
IOWN構想に関わる技術との親和性、技術・ソリューションの組み合わせにより生み出される価値、実現性、市場優位性、チームなどの項目を中心に当社との親和性を評価し、総合的に判断いたします。書類選考・最終プレゼン選考共に以下の項目を重視しています。
①IOWN構想に関わる技術との親和性
IOWN構想並びにその要素技術に関する理解がされており、応募企業が提供可能なソリューションとの親和性があること(両社のアセットを活用することで製品・サービスが更に発展し、新規事業の創出が見込めるか、等)
②組み合わせにより生み出される価値
IOWN構想に関わる技術の特長を活かし、ソリューションとの組み合わせにより付加価値が生まれること
③実現性
ソリューションがローンチ済、もしくは必要な実証を経て、市場への提供が可能な(その見通しが具体的である)こと
④市場優位性
ユースケースに関わるターゲットとなる市場での優位性が見込めること
⑤チーム
中長期的なIOWN構想に基づき、ソリューションの改良、発展、拡販にも対応可能な体制・組織であること
新規事業創出に関する造詣が深く、コミュニケーション力が高いプロジェクトチームであること
その他、下記WEBサイトの応募条件・応募資格を必ずご確認ください。
(URL:https://quintbridge.jp/program/detail/202309281509.html)
トップメッセージ
昨年度多くのご応募をいただきました未来共創プログラム『Future-Build』の最終成果発表会には私自身も特別審査員として参加させていただきました。大企業とスタートアップが一緒になって本気で新たな価値を創出したいという熱量の高い提案に大きな可能性を実感し、今年度はNTTグループが多くの企業と一緒に推進している「IOWN」をNTT側の技術アセットとして提供するという新たな挑戦も加えます。イノベーションを起こすのに大企業もスタートアップもありません。NTT西日本と共に大きく成長したいと思う方、世界に打って出たいと思う方は是非ご応募をお待ちしています!
- ※1 IOWNとは? https://www.rd.ntt/iown/
IOWNとは光を中心とした革新的技術を活用した高速大容量通信、膨大な計算リソースなどを提供可能なコミュニケーションインフラの構想です。 「オールフォトニクス・ネットワーク(APN)」、「デジタルツインコンピューティング(DTC)」、「コグニティブ・ファウンデーション(CF)」の3つの要素と光電融合技術により、スマートな社会を実現することをめざしています。
<オールフォトニクス・ネットワーク(APN)>
APNは、ユーザー拠点間を光の波長パスで接続することで「大容量」「低遅延」そして「低消費電力」を実現する、新しい通信技術です。
現在、APN サービス「IOWN1.0」として「大容量」「低遅延」に加え、「ゆらぎゼロ」の特長を持つ高速広帯域のアクセスサービスを提供しています。
加えて、APNと連携して機能を拡張する製品群として、「遅延の可視化」「遅延の調整」を実現する端末機器も提供中です。
遠隔合奏や遠隔レッスンなどの人と人のコラボレーション、e-Sports、リモートプロダクションや実験計測機など機器の遠隔操作、データセンター間など離れた機器の間の緊密な連携などに利用いただけます。
<デジタルツインコンピューティング(DTC)>
デジタル世界に仮想の実世界を作成し、より高精度なインフラシミュレーションや未来予測などを実現する、新たなサービス・アプリケーションです。
<コグニティブ・ファウンデーション(CF)>
ICT化された社会のあらゆるものをつなぎ、その制御を実現することで、ICTリソースの配備と構成の最適化を図る仕組みです。
本件に関する応募企業からのお問い合わせ先
西日本電信電話株式会社 イノベーション戦略室(浮田・大場・宮永)
MAIL:quintbridge@west.ntt.co.jp
※ニュースリリースに記載している情報は、発表日時点のものです。現時点では、発表日時点での情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承いただくとともに、ご注意をお願いいたします。