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地方都市の交通課題解決に向けたラストワンマイルモビリティ実証実験について

2020年11月24日
西日本電信電話株式会社
京都府
精華町

 西日本電信電話株式会社(以下、NTT西日本)、京都府、精華町はオンデマンド型乗合バスによる「ラストワンマイルモビリティ実証実験※1」を、本日から2020年12月18日まで京都府相楽郡精華町の一部地域にて実施します。自宅から近隣の商業施設や医療施設までのラストワンマイルの移動手段を確保することで、交通課題の解決と住民の移動活性化による地域社会の持続可能性を高めることをめざします。

  • ※1本実証実験は、昨年度採択された、国土交通省主催のスマートシティモデル事業の先行モデルプロジェクトである「スマートけいはんなプロジェクト」に基づく取り組みです。本実証実験ではプロジェクト参加企業の関西電力株式会社が電柱への停留所表示、関西学研都市交通株式会社が車両運行に協力しています。
    スマートけいはんなプロジェクト:https://www.mlit.go.jp/common/001341981.pdf

1.本取組みの背景

 本実証実験の対象となっている精華・西木津地区(大都市近郊のニュータウン)では、公共交通機関で街の隅々まで自由に移動することが難しく、短距離の移動にも自家用車が利用される傾向にあります。そうした環境では、特定路線での交通渋滞の発生、運転免許返納後の高齢者等の移動手段不足など様々な交通課題が存在します。
 当該地区において、住民の自宅から近隣の商業施設や医療施設などへのラストワンマイルの移動手段を確保することで交通課題を解決し、住民の移動を活性化させることで「地域社会の持続可能性」を高めていくことを目的として、本実証実験を行うに至りました。

2.実証内容

 本実証実験では、精華・西木津地区の一部の住民に対して、自家用車の代わりとなる乗り合い型のデマンドバスを無償提供することで、交通課題の解決に向けた検証を行います。

実証実験概要

実施期間 2020年11月24日〜12月18日
実施場所 京都府相楽郡精華町の一部地域(精華・西木津地区)
主な検証内容
  • ラストワンマイルモビリティ事業の採算性
  • 運用効率性(需要に対応するための配車数、オペレーター数など)
  • 周辺商業施設等と連携した価値提供の可能性(チラシやクーポン配布等)
  • 利用者の満足度
  • 本実証実験は、新型コロナウイルス感染拡大等の影響により事前の予告なく中止する可能性があります。

3.役割分担

NTT西日本 実証実験の企画、運行計画の作成、運行データ分析
京都府 関係各署との調整、情報管理、広報を通じた住民理解の促進
精華町 関係各署との調整支援、広報を通じた住民理解の促進

4.今後の展開

 NTT西日本は、本実証実験の結果をもとに、住民の移動を促し、地域経済を循環させるためのモビリティの利便性向上と最適化に取り組みます。中長期的にはモビリティを核として、人々の暮らしを快適にするプラットフォームの構築をめざします。

別紙

※ニュースリリースに記載している情報は、発表日時点のものです。現時点では、発表日時点での情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承いただくとともに、ご注意をお願いいたします。

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