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(報道発表資料)
2019年9月26日
西日本電信電話株式会社
株式会社NTTスマイルエナジー
日産自動車株式会社
西日本電信電話株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長 小林充佳、以下:NTT西日本)、株式会社NTTスマイルエナジー(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長 小鶴慎吾、以下:NTTスマイルエナジー)は、日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表執行役 山内 康裕、以下:日産)と協業し、電気自動車(以下:EV)を活用したV2B*2によるオフィスビルでのエネルギーコスト・CO2削減トライアルを2018年12月から開始し、夏季ピークカット実証により、電力料金等の削減効果を確認しました。
パリ協定を契機として、脱炭素が世界の大きな潮流となっており、企業や自治体において、RE100*3やSBT*4、ESG*5の観点から再生可能エネルギーの利用価値が高まっており、CO2排出量の多いガソリン自動車からEVへのシフトが加速しています。
NTTグループとしてもEV100*6に加盟し、保有している一般車両を2030年までに100%EV化することを宣言しています。
日産は、2010年に電気自動車「日産リーフ」の発売開始以来、世界で約43万台を販売しています。日産は、日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」の活動を通して社会変革に貢献し、ゼロエミッション社会実現に向けて積極的に取り組んでいます。
カーポート型太陽光発電システム(以下:カーポートPV)で発電した電気をNTT西日本 山口支店オフィスビルで自家消費し、発電状況や電力使用状況に応じて、クラウドからEVや定置型蓄電池を遠隔制御(充放電)し、EV利用ユーザーの利便性を損なうことなく、エネルギーコストやCO2排出量をいかに削減できるか検証します。詳細については、本トライアル開始時に発表したニュースリリース*7を参照願います。
消費電力を精度良く予測することで、『ピークカットの時間帯』や『ピークカットに必要なEV放電量(kWh)』を予測でき、それにより効果的なピークカットを実現できます。図1は7月31日の消費電力予測の状況であり、1日の予測精度は89%、ピークカット時間帯(9時〜15時)に限れば94%となっていること、ピーク時間が予測できていることから、概ね精度よく予測できています。なお、予測精度は下記の計算式で算出しています。
ピークカットは、カーポートPVで発電した電気の自家消費とEVからオフィスビルへの放電により実施しました。図2の通り、自家消費により6.6kWh、EVからの放電により7.5kWhを削減し、トータル14.1kWhのピークカット効果を確認しました。
夏季ピークカット実証で明らかになった課題に対応した、より高度なクラウド機能開発を進めたうえで、冬季ピークカット実証を実施します。
西日本電信電話株式会社
ビジネスデザイン部 ビジネスクリエーション部門 [担当:柳原]
TEL:06-4793-8710
※ニュースリリースに記載している情報は、発表日時点のものです。現時点では、発表日時点での情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承いただくとともに、ご注意をお願いいたします。
審査 19-1168-1