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「観光活性化等におけるICT利活用」に関する包括連携協定の締結について

(報道発表資料)

2016年2月15日
長崎市
国立大学法人 長崎大学
西日本電信電話株式会社

 長崎市(市長:田上 富久)、国立大学法人 長崎大学(学長:片峰 茂、以下長崎大学)、西日本電信電話株式会社(代表取締役社長:村尾 和俊、以下NTT西日本)は、2016年1月29日に観光庁の観光立国ショーケースに選定され、国内外の観光客の一層の増加が見込まれる長崎において「観光×ICT」の具現化を図ることを手始めに、様々な分野での連携強化を目的として、本日、包括連携協定を締結しました。

1.背景

 長崎市は、2015年7月に「明治日本の産業革命遺産」が世界文化遺産に登録されたことに加え、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の登録をめざす中、「長崎市観光振興計画2020」を策定し、さらなる観光需要の掘り起こしに向けたビッグデータ活用の検討を進めています。
 長崎大学は、観光分野におけるLOD(Linked Open Data)を活用した観光アプリの実現等、長崎の観光客へのおもてなしを実現する研究に取り組んでいます。
 NTT西日本は、観光客の利便性向上などに向け、自治体様などと連携し、西日本エリア各地において公衆無線LAN(フリーWi−Fi)やデジタルサイネージの構築、ビッグデータ解析による観光客の行動実態の把握等を手掛けています。
 今後の発展を図る長崎において、行政・大学・企業の三者が、長崎市における観光振興の拡大をはじめとした、更なる地域の活性化向け、これまでの各自の知見を活かすとともに、ICTを利活用する取り組みに合意し、今回の包括連携協定締結にいたりました。

  • LOD:ウェブ上でコンピュータ処理に適したデータを公開・共有するための技術の総称

2.取り組み概要

  • 情報発信強化による国内外の観光客の集客拡大
  • 観光客の利便性向上に向けたWi−Fi環境整備
    (軍艦島でのFWAによるWi−Fi提供トライアル、店舗等へのWi-Fi環境整備促進等)
    • FWA:無線による加入者系データ通信サービスの方式の一つ
  • ビッグデータ活用による観光実態の把握 等
  • 高齢者向けSNS仲介ロボットの研究開発
  • バリアフリーストリートビューの開発 等

 これらの取り組みに際し、実施方法やその他の詳細は、三者で協議の上、進めてまいります。

3.今後の展開について

 上記事項のみならず、様々な分野において、三者で力を合せ、地域のさらなる活性化に向け、ICTを活用した取り組みを推進していきます。

本件に関する報道機関からのお問い合わせ先

  • 長崎市 経済局文化観光部 観光推進課 浦川
    TEL:095-829-1314
  • 長崎大学 研究国際部 産学官連携課 上野
    TEL:095-819-2878
  • NTT西日本 長崎支店 明石・田浦
    TEL:095-816-0068

※ニュースリリースに記載している情報は、発表日時点のものです。現時点では、発表日時点での情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承いただくとともに、ご注意をお願いいたします。

審査 15-2522-1