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(報道発表資料)
2015年5月29日
西日本電信電話株式会社
ANS株式会社
西日本電信電話株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:村尾和俊 以下、NTT西日本)とANS(エイ・エヌ・エス)株式会社(本社:東京都大田区、代表取締役:佐々木利幸 以下、ANS)は、ICTを活用した保育所業務の効率化と保育の質向上に向けた共同検討を進めてきました。
この度、共同検討の成果として、園児の登降園管理を効率化する「登降園管理システム」(以下、本システム)を2015年6月1日(月)よりNTT西日本から提供開始いたします。
政府が2013年4月に公表した「待機児童解消加速化プラン」を受けて、2017年度までに約40万人分の保育の受け皿を拡大するために、既存保育所の定員拡大や保育所の新設が進められています。
一方で、共働き家庭の増加や家庭環境の多様化など、社会構造の変化により、保育所を必要とする子育て家庭が増加しています。保育所での保育時間も長時間化しており、保育士の業務負担が増大する傾向にあります。
これらの背景を踏まえ、保育所や幼稚園向けのシステム開発で10年以上の経験を誇るスタッフを抱え、保育所や幼稚園での業務効率化のノウハウを持つANSと、「スマート光戦略」※を掲げICTを活用した便利で快適なサービスの創出に取り組むNTT西日本は、保育士の業務負担を軽減し、子どもたちが心身ともに健やかに成長するための保育に注力できる環境の実現をめざして、保育所向けサービスの共同検討を進めてきました。
多くの保育所では、園児の保育計画・保育記録、登降園時間の記録等を手書きで作成、管理しており、紙書類を作成する保育士の負担軽減が課題となっています。
こうした状況に加え、2015年度より「子ども・子育て支援新制度」が開始され、従来は一律であった保育時間が、保護者の就労時間によって2つに区分化(保育標準時間・保育短時間)され、園児ごとに異なるようになりました。保育所はこれらを把握したうえで、園児の登降園時間を正確に記録し、さらに市区町村への補助金申請に必要な帳票を作成する必要があります。
両社は、この事務作業の効率化に着目し、「登降園管理システム」を開発、この度、提供開始することとしました。
本システムは、ICカードを用いて園児の登降園時間をシステム上で把握し、市区町村へ提出する帳票を自動作成するシステムです。
本システムにより、これまでの手書きによる記録や書類作成は不要となり、業務の効率化が図れるほか、手書きによる誤記等のミスも防ぐことができます。
80万円(税抜)(工事費、保守費別) *保育所1か所あたり(園児100名まで)
2015年6月1日(月)
今後も、子どもたちが心身ともに健やかに成長するための保育環境を実現するために、保育士や保護者向けのサービスを拡充してまいります。
別紙・参考資料
NTT西日本
ビジネスデザイン部 ビジネスデザイン推進部門
森川、中山、水ノ江
TEL:03-5359-1900
ANS
第1ソリューション部 パッケージグループ
鈴木、福田
TEL:03-5744-3050
※ニュースリリースに記載している情報は、発表日時点のものです。現時点では、発表日時点での情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承いただくとともに、ご注意をお願いいたします。
審査 15-456-1