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NTT西日本グループ環境報告書2006「環境会計」

環境会計の実施について

NTT西日本グループでは、事業活動における環境保全コストと、それによって得られた環境保全効果(経済効果、物量効果)を定量的に把握・分析し、外部にステークホルダー(利害関係者)の皆さまに対して企業が果たすべき説明責任の一環として、2000年度から環境会計に取り組み公開し、環境保護対策をより効率的なものにするために役立てています。

環境会計の費用対効果を明確にするために、環境保全効果として法律違反や環境汚染などの潜在的なリスクについて、事前に適切な処理を行うことにより未然に防いだ効果を表すリスク回避効果を2004年度から導入しました。

2005年度の環境会計結果

2005年度は投資総額が4.2億円、費用総額が88.4億円で環境保全コスト合計は92.6億円となりました。環境対策に伴う経済効果は77億円でした。

2004年度と比較すると、環境保全コスト全体では8.4億円減少しました。主な要因としては省エネ対策等の投資が減少したことがあげられますが、逆に産業廃棄物処理費用等の資源循環コストについては増加となりました。経済効果については16.4億円の増加となりました。主な要因としては撤去した電気通信設備のリユースの推進による新規購入費用削減額の増加したためです。

■環境保全コスト
(単位:億円)
環境省ガイドライン分類 主な活動内容 2005年度 2004年度
投資 費用 投資 費用
1.事業エリアコスト 4.2 73.1 22.8 69.5
(1)公害防止コスト アスベスト・PCB・油タンク 0.6 3.5 0.3 1.9
(2)地球環境保全コスト 省エネ活動、オゾン層保護 3.6 14.2 22.5 16.8
(3)資源循環コスト 産業廃棄物処理、リユース 0.0 55.4 0.1 50.8
2.上・下流コスト 電話帳リサイクル、容器包装リサイクル 0.0 1.4 0.0 1.5
3.管理活動コスト ISO14001維持、環境PR 0.0 3.9 0.0 3.8
4.研究開発コスト 環境関連研究開発 0.0 10.0 0.0 3.3
5.社会活動コスト 地域社会への貢献 0.0 0.0 0.0 0.0
6.環境損傷コスト 環境損傷の修復 0.0 0.0 0.0 0.0
合計 4.2 88.4 22.8 78.2

■環境保全効果(経済効果)
(単位:億円)
項目 2005年度 2004年度
1.省エネルギーによる費用削減 6.2 5.5
2.リサイクルにより得られた収入額 12.0 9.1
3.リユース推進に伴う費用削減額 55.4 43.8
・撤去通信設備 55.4 43.7
・オフィス内廃棄物 0.1 0.1
4.電子化に伴う郵送費削減額 2.6 1.0
5.リスク回避効果 0.8 1.1
合計 77.0 60.6

■環境保全効果(物流効果)
(単位:億円)
項目 2005年度 2004年度
省エネルギー施策によるCO2排出削減量(万t−C) 0.4 0.3
総リサイクル量(万t) 34.0 38.0

1.集計対象範囲
・NTT西日本の本社・支店(16支店)、NTTマーケティングアクトグループ(16社)、NTTネオメイトグイループ(17社)を集計しています。
2.集計対象期間 3.集計方法
・2005年度分データ:2005年4月1日〜2006年3月31日
・2004年度分データ:2004年4月1日〜2005年3月31日
・環境省の「環境化池ガイドライン2005年版」に準拠した「NTTグループ環境会計ガイドライン2005」にもとづいて集計しました。

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お問い合せ先:環境対策室