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NTT西日本グループ環境報告書2006「環境マネジメントシステム」

環境保護推進体制(NTT西日本とNTT西日本グループ)

■NTT西日本の環境保護推進体制

環境保護に関する全社的な方針、施策等を検討する地球環境保護推進委員会の下に、実行管理プログラムの推進体制とともに各支店においても主体的にマネジメントを構築する体制をとっています。また、NTTグループ各社とも連携を図っています。

■NTT西日本グループの環境保護推進体制

環境負荷の低減、環境法令の遵守等の環境関連業務も含めた大幅な業務移行に伴い、NTT西日本、NTTマーケティングアクトグループ、NTTネオメイトグループ各社が一体となって環境保護活動を推進しています。 

NTT西日本グループの環境保護推進体制

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環境監査

NTT西日本グループでは、環境保護対策の全社的な監査として、以下に示す「環境セルフチェック」と「監査部門による環境監査」を行っています。なお、2005年度の監査部門における監査結果で、指摘事項はありませんでした。

各組織における環境法規制の遵守状況、実行管理プログラムの実施状況など、環境保全対策の定着度を各組織が自ら検証することを目的として年1回実施しています。
セルフチェック項目は、以下の3つのレベルに分類し、法改正や社内規程の追加・変更などに伴って実行管理プログラムの主管部門を中心に毎年見直しを行っています。

  また、このセルフチェックの実施に先立ち、環境監査に必要なスキルを修得するためのセルフチェックセミナーを実施し、かつ当セミナーにおいて一定以上のスキルを身につけたことが認定された者を実施責任者として任命し、実施責任者がチェックの適否判定をすることによって、セルフチェックの信頼性を高めています。
なお、多数の組織において不適合となった項目については、該当項目の主管部門を中心とし、根本的な業務改善のトリガとしています。


環境関連法規制が年々厳しくなっていることを踏まえ、環境関連業務の中でも特に法律に関わる部分を中心に、監査部門による環境監査を実施しています。環境セルフチェックが自己チェックであるのに対し、当監査は監査専門組織の監査員が客観的な見地から実施するため、セルフチェック自体の実効性も検証する役割を持っています。

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2005年度の全社的な環境マネジメントの実施状況

2005年度は、下図に示すとおり、地球環境保護推進委員会を2回開催し、2005年度の環境保護の取り組みについて報告するとともに、更なる改善に向けて議論しました。その結果は、実務レベルで社内周知するとともに、支店長会議(兼社長報告)へ報告しました。

2005年度の全社的な環境マネジメントの実施状況

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NTT西日本グループの事業活動と環境関連法の関り

NTT西日本グループの事業活動が規制を受ける主な環境関連法は下表のとおりです。なお、2005年度は環境関連法の違反による行政処分、罰金等の処分を受ける事例はありませんでした。

主な環境関連法 NTT西日本グループの事業活動にともなう廃棄物等








廃棄物処理法
(廃棄物の処理及び清掃に関する法律)
  • 撤去された通信設備廃棄物
  • 建設工事により排出される廃棄物
  • 土木工事により排出される廃棄物
  • オフィス活動により排出される廃棄物
  • 病院から排出される医療系廃棄物 等
資源有効利用促進法
(資源の有効な利用の促進に関する法律)
  • 情報端末で使用される小形二次電池 等
建設資材リサイクル法
(建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律)
  • 建設工事により排出される廃棄物
  • 土木工事により排出される廃棄物 等
容器包装リサイクル法
(容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律)
  • 情報端末の梱包に利用される発泡スチロール、ビニール袋、紙包装




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省エネ法
(エネルギーの使用の合理化に関する法律)
  • 通信設備やオフィス活動に使用する電力、都市ガス 等
オゾン層保護法
(特定物質の規制等によるオゾン層の保護に関する法律)
  • ビルの消火設備に使用されている特定ハロンガス
  • 社用車に使用されている旧型エアコン 等
フロン回収破壊法
(特定製品に係るフロン類の回収及び破壊の実施の確保等に関する法律)
  • 社用車に使用されている旧型エアコン 等



PCB特別措置法
(ポリ塩化ビフェニール廃棄物の適正な処理の推進に関する法律)
  • 蛍光灯安定器、トランス、コンデンサ等の電力設備関連 等



自動車NO・PM法
(自動車から排出される窒素酸化物及び粒子状物質の 特定地域における総量の削減等に関する特別措置法)
  • 社用車の走行に伴い排出される排気ガス
大気汚染防止法
  • 橋梁添架設備(管路、収容ケーブル)の耐火防護設備として使用されていたアスベスト
  • ビルに設置されているボイラからの排出ガス 等

■汚染が検出された土壌の浄化

当社の所有地であるNTT行橋営業所線路庁舎において、2005年11月に建物撤去工事を実施した際、地中より地下水と共に油分が確認されたことから自主的に調査したところ、敷地の一部から基準値を超える砒素、フッ素等が検出されました。行政指導に則り、土壌の洗浄及び入替えを行なうことにより浄化対策を実施しております。

土壌の入替え作業 土壌洗浄後の排水処理設備

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環境教育

NTT西日本グループでは、環境セルフチェックを行うにあたり、各組織の社員を対象に環境セルフチェックセミナーを実施しています。

本セミナーは、環境セルフチェックを実施するためのスキルの習得に留まらず、環境法令や環境に関する社会的な動向等の知識の習得と環境保護活動に対する意識向上の役割を兼ねた環境教育の一環として実施しています。

2005年度は163人が受講し、セミナー終了後に実施される効果測定によって環境セルフチェック実施責任者として全員が認定されました。

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お問い合せ先:環境対策室