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IoTを活用した漏水検知技術評価に関する共同研究について

西日本電信電話株式会社
商品・サービス・お手続き

 西日本電信電話株式会社(本社:大阪府大阪市 代表取締役社長:小林 充佳、以下:NTT西日本)は、名古屋市(名古屋市上下水道局長:飯田 貢)と「IoTを活用した漏水検知技術評価に関する共同研究」(以下:本研究)を、2021年2月16日から開始しました。

1.本研究に取り組む背景

  現在、全国の上下水道事業において、職員数の減少や施設の老朽化、また地震・豪雨等の自然災害への対応など、多くの課題が生じています。水道事業継続に向けては、それらの課題解決に早急に取り組むことが不可欠です。その解決策のひとつとして、IoTやAI等のICT技術を活用した業務の効率化・最適化が現在注目されています。
 NTT西日本は、地域社会の課題を解決するソーシャルICTパイオニアとして、これまで培ってきたIoTやAI等の最先端技術に関する知見、および通信インフラ事業を担う中で蓄積したインフラマネジメントの経験を活かし、名古屋市とともに本研究を通じた新たな漏水検知技術の推進、持続可能かつ効果的な上下水道事業の実現に貢献してまいります。

漏水検知技術開発について イメージ

2.実施概要

 本研究では、今後普及が想定されるスマートメータやIoTを活用した流量計・水圧計等の設置を見据え、流量・水圧データを活用した配水管の漏水エリア検知について、実証・評価を行います。
 具体的には、名古屋市上下水道局 技術教育センター内に設置されている配水管に模擬漏水を発生させて収集した流量計・水圧計のデータに対し、NTT西日本が研究する基礎漏水検知ロジック※1を用いた解析を行い、漏水検知の仕組みについて評価を行います。本研究では、様々な配水管の口径・材質・配管構成に対応可能な漏水検知に関するAIを活用した仕組みづくりを図ります。

  • ※1 水量や水圧の変化状況から漏水発生の可能性や発生エリアを検知するアルゴリズム

検証内容のイメージ

3.実施予定期間

2021年2月16日~2021年6月30日(予定)

4.実施場所

名古屋市上下水道局 技術教育センター

5.本研究の役割分担

名古屋市

・フィールドの提供(技術教育センター)
・検証における協議、助言、評価

NTT西日本

・本共同研究の全体管理
・環境準備・構築
・データ収集・分析・評価

6.今後の展開について

 本研究で得られた流量・水圧データによる配水管の漏水エリア検知に関する知見等の成果により、配水管理業務の最適化とともに、漏水検知の業務効率化や災害時の復旧早期化の実現が期待できます。また、名古屋市のみならず、全国の上下水道事業体の事業継続課題の解決に貢献します。

本件に関するお問い合わせ先

NTT西日本 ビジネス営業本部 クラウドソリューション部 鈴木、西部、秋本
TEL:06-6469-4537

NTT西日本 ビジネスデザイン部 テックデザイン部門 石原、衿木、藤島
TEL:06-4793-6131

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審査 20-1672-1