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ローカル5Gを活用したスマートグラス、4Kカメラによるリモート作業支援の共同検証開始について

西日本電信電話株式会社
商品・サービス・お手続き

 NTT西日本は、株式会社ひびき精機とローカル5G活用のトライアル契約を4月に締結いたしました。それに基づき、8月末に現地工場にローカル5G環境を構築し、2020年11月19日よりローカル5Gを活用し、業務効率化に向けたリモート作業支援の共同トライアル検証を開始しております。今回の共同トライアル検証では、次世代IoT技術を活用して省人化・無人化を図り、高効率生産を実現するスマートファクトリーをめざし、来年3月末までトライアルを行います。

 従来、ひびき精機社では、工場に設置された工作機械の状態確認や、若手社員の指導を行うために、熟練工が都度現場へ駆けつける必要があり、工場間の移動に費やす時間が作業効率を下げているという課題が顕在化していました。合わせてコロナ禍において、現地に行くことなくリモートにて作業する必要性が高まりました。これらの解決に向けて、本トライアルではローカル5Gの「大容量通信」特性を活用したリモート作業支援により、作業の効率化や技術伝承の実現性の検証を行います。

取り組み内容

【スマートグラスを活用したリモート作業支援】

【スマートグラスを活用したリモート作業支援】

  • ※1 本トライアルのスマートグラスは、株式会社ブイキューブが提供している遠隔作業支援ソリューション(米リアルウェア社のスマートグラスと、NETIS登録の「V-CUBE コラボレーション」が完全連携した遠隔作業支援ソリューション)を活用しています。

本トライアルの特徴

①リモート作業支援による作業効率化の実現や技術伝承への貢献

  • 熟練工が工作機械のリモート監視や若手社員のリモート作業指示を行うことで、作業全体の効率化や細部にわたる技術継承に貢献

②ローカル5Gによる大容量高速通信の活用

  • 大容量通信の特性を活かし、4K高精細映像を高速伝送
  • 約250m離れた拠点間でも安定した通信環境の構築

③SIM認証やオンプレミス構成による高セキュリティの実現

  • SIM認証により、外部からの不正アクセスを制限
  • アプリケーションもローカル5Gに閉じた構成にすることで、工場内データの漏えいリスクを配慮

 将来的には、高精細映像を活用した「AIによる画像分析」や、今後ローカル5Gに実装される「低遅延通信」を活かした遠隔操作など、NTT西日本がめざすスマートファクトリーの実現にむけて、様々なニーズに対し、技術検証を行います。NTT西日本は、これからも地域の課題解決のために取り組んでまいります。