AIを活用したまちづくり
~“市民参加型” 実証実験~
2023年5月23日掲載
ICTを活用し成長・発展し続けるまちづくり「スマートシティ」の実現には、「まちのデジタル化」や「市民参加の仕組み」が重要です。
NTT西日本は、京阪ホールディングスさまおよびNTTグループで連携し、「AI を活用したまちづくり」の“市民参加型” 実証実験を2 つのテーマを掲げ、大阪・京橋駅周辺エリアで行いました。※1
テーマ1:まちのデジタル化コストの削減を目的とした“センサーレス”でのまちの可視化・分析
これまでの「まちのデジタル化」といえば、“センサーを街中に設置する”など、分析・活用には膨大なコストと時間が必要でした。
こういった課題を解消し“センサーレス”を叶えるのがNTT西日本が独自開発する『みんなのまちAI』です。
『みんなのまちAI』は、建物・人流・その他さまざまなオープンデータを蓄積し、デジタル上にまちを再現しています。
人流のデータは500mのメッシュ※2で表現されることが多いですが、『みんなのAI』では、より細かな粒度で人流を把握することができます。
例えば、どこから人が来ているのか、どんな人がいらしているのか、その街にどんなものが足りないのか等を把握しながらまちの活性化、観光プロモーションや施設開発に活用することが可能です。
テーマ2:持続的な取り組みサイクルを生み出すための“市民参加”の仕組みづくり
NTTとNTTデータが開発中のスマホアプリ『みんなのスマートシティ™(みんスマ®)』を活用します。
「みんスマ®」内で、京橋エリアに人が集まり・留まる施策を企画し、市民参加型コンテンツとして提供。これにより、市民が自分たちの街のために、能動的に楽しみながら行動できるかどうかを検証することで、市民参加の仕組みづくりに活かしていきます。
また、「みんスマ®」アプリから取得できるデータを「みんなのまちAI」プラットフォームで、分析・活用します。
スマートシティの実現に必要なデータを、センサーではなく“市民”からリアルな情報を取得することができ、地域・利用者のニーズにあった、より精度の高い予測に活かすことができます。
NTT西日本は、ICTで、持続可能なまちづくり、スマートシティの実現に貢献していきます。
- ※1 本実証実験は終了しています。協力パートナーとして京橋地区商店街連絡協議会(10団体)Intelligence Design 株式会社の賛同のもと実施しました。
- ※2 メッシュ(メッシュデータ)は街の情報を地図上にデジタル化したり各種統計情報を表示する際の地図上の網目(経緯度方眼)の大きさのことです。
(ニュースリリース)
NTT西日本、京阪HD、NTT、NTTデータが大阪・京橋で『AIを活用したまちづくり』の市民参加型実証実験を開始
https://www.ntt-west.co.jp/news/2301/230123a.html
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