スギ丸太生産量「30年連続日本一」の宮崎県の林業を持続可能に
高齢化の進む山間部の移動を安全にスムーズに
宮崎県は、温暖な気候に恵まれ、長年、第一次産業や観光で発展してきました。特に、スギ丸太の生産量は、30年連続日本一を誇る全国有数の林業県です。しかし高齢化に伴い適正な森林管理ができないなどの課題が浮上しています。そこで私たちは、諸塚村さまにおいて宮崎大学さまや各森林組合さまなどと協議会を構成し、林業のDXに取り組んでいます。たとえば、人工衛星とドローンを組み合わせたデジタル計測により森林調査・計測作業を大幅に効率化・省力化、さらに傾斜地での怪我やマダニ被害の回避など調査員の安全性も確保しました。
また、森林デジタル情報をクラウド上で把握できるよう「見える化」し、生産者ご自身の山林の資産価値をわかるようにしました。そのことで、杉は植林から伐採まで50年かかりますが、製材所と計画的に取引できるなど持続的な発展につながります。
別の事例として、高齢化が進む西都市の東米良地域での取り組みがあります。この地域は山間部のため、診療所や郵便局への移動は送迎ボランティアの方々が無償で行っていますが、運転日報の記入などの事務作業が煩雑という課題をお聞きしました。そこで運転支援システムをご提案し、事務作業の簡素化・効率化や各車の運行状況の把握などを実現。さらにビジネスチャットを導入し、山間地域の道路情報や天気状況などを各ドライバーから本部へ情報共有できるなど、安全でスムーズな運行をサポートしています。
私たちはこれからも地域に根ざし、みなさまの声に耳を傾けながら宮崎の持続的な発展を支える活動を続けます。
※上記は2022年1月17日時点の情報です。
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宮崎支店
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