eスポーツ×ICTで地域活性化を進める鹿児島県
高齢者の健康増進と新たなビジネスモデルを創出へ
鹿児島県は雄大な自然環境をいかした一次産業が主力であり、特に畜産は全国でもトップクラスです。ただ今後、就労人口の減少や高齢化が進むと予想され、その対応策として、2019年度から地元の大手畜産業者さまと連携し、ICTを活用した「スマート畜産」の実証実験を行い、業務の自動化・効率化を進めています。
また、高齢者への新たな取り組みとして、今注目しているのが「eスポーツ※」です。あらゆる世代が気軽に参加でき、身体を動かしたり脳の働きを活発にするなど健康増進効果が脚光を浴びています。2020年度には全国都道府県eスポーツ選手権が鹿児島でもオンライン開催され、経済効果や新産業創出への期待も高まっています。現在、さまざまな方々と連携しながらeスポーツとICTを組み合わせ、地域活性化に向けた取り組みをスタートさせています。鹿児島県は離島の多い県ですが、eスポーツならオンラインで遠隔地の人と人とを身近に繋ぎ、コミュニケーション促進にも役立つのではないかと考えています。
また、eスポーツを通じた新たなビジネスモデル創出にも取り組んでいます。2021年11月にはMBC南日本放送さまと共同で「eスポーツ de 脳活!」と題したブースを地元イベント「AMU広場 de 健康の日」に出展。特に高齢者の方にも気軽に楽しめる認知機能を視える化するコンテンツや、オンライン対戦ゲームを用意。プレイ前後の認知機能の変化を見ていただくなど、eスポーツを通じて健康状態の把握や促進する取り組みをしました。80〜90代の方も9名参加され、健康増進への関心の高さとeスポーツの可能性を感じました。
今後も、みなさまとともに高齢者が楽しく健康を維持できる社会づくりに貢献してまいります。
- ※eスポーツ テレビゲームを使ったオンライン対戦をスポーツ競技とみなしたもの
※上記は2022年2月21日時点の情報です。

記事の全文(PDF)をご覧いただけます。
鹿児島支店
サービスのお問い合わせや見積依頼など、お気軽にご相談ください
Smart10xの分野から他の事例を探す
下記10の分野から事例の絞り込みができます。他地域の地域活性化の取り組みもぜひご覧ください。
「」の事例が見つかりました。