先進的な技術を活用して地域社会との新たな価値共創に取り組む

工場DX、メタバースなど特色ある取り組みで地域の活性化を応援

香川県は温暖な気候と瀬戸内海の多島美に代表される美しい自然環境や、数多い文化芸術資源、魅力的な県産品など素晴らしいものに囲まれた豊かな地域です。

しかし、県の人口は23年連続の減少となるなど、少子高齢化と次世代を担う人材の県外流出が進み、企業、特に製造業において、労働力不足が大きな経営課題となっています。製造現場の実態として、「ICTの導入が遅れている」「熟練工まかせの仕事が多い」などの状況がうかがえ、DX^※の早期実現は喫緊の課題となっています。

そこで私たちは、製造業を営んでいるお客さまに「スマートファクトリー」を切り口に、熟練工の持つスキルの動画でのマニュアル化や最新のAI技術を活用した自動検品の導入など、DXによる労働力不足の解消、生産性の向上といった課題解決策をご提案、「未来の工場」の実現を見すえて取り組んでいます。

その一方、地元の皆さまとともに地域の新たな価値共創や持続可能な社会づくりを支援する取り組みも進めています。

例えば、男木島（香川県高松市）の住民の皆さまとは、特色ある島の生活維持・存続に向けたプロジェクトに着手しています。その一つが、「男木島メタバース」の取り組みです。これは、現地で計測した膨大な情報をもとに、サイバー空間に男木島を再現したもので、この空間を通して、住民の方々との出会いや交流を促進し、地域をリアルに体感してもらうことで、地域外の男木島に対する情熱や愛着を醸成、「関係人口」と呼ばれる新たな担い手を増やす仕組みを作ることができると考えています。

私たちはこれからも、香川県の皆さまが抱える課題に寄り添い、ICTを掛け合わせて新たな価値共創を通じて持続可能な地域社会の実現に貢献していきたいと考えます。

※DX　デジタルトランスフォーメーションのこと

※上記は2023年3月23日時点の情報です。