AIエージェントを中核とした次世代BPO事業を共同展開、NTTマーケティングアクトProCXを合弁会社化
2030年度売上高100億円規模の事業創出をめざし、顧客接点の構想から運営まで一体提供
2026年7月28日
株式会社NTTデータ
NTT西日本株式会社
株式会社NTTデータ(以下、NTTデータ)とNTT西日本株式会社(以下、NTT西日本)は、AIエージェントを中核とした次世代ビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)の共同展開に向け、株式会社NTTマーケティングアクトProCX(以下、NTTマーケティングアクトProCX(読み:プロクス)の合弁会社化に関する最終契約を締結しました。2026年10月に合弁会社化する予定です。
合弁会社化後は、NTTデータが提供するAIプラットフォーム「LITRON®」を中核に、NTTマーケティングアクトProCXを通じて、顧客接点改革の構想策定からAI導入のコンサルティング、システム構築、コンタクトセンター運営をはじめとするBPOまでを一体で提供します。
NTTデータが保有するAI技術、コンサルティング力、システム構築力と、NTT西日本グループが培ってきたコンタクトセンター運営ノウハウを組み合わせることで、AIと人の役割を最適に設計した次世代BPO運営モデルを構築します。
これにより、持続可能なコンタクトセンター業務運営と、人財の高付加価値業務へのシフトを実現し、顧客エンゲージメント向上や顧客生涯価値(LTV)の最大化、コスト最適化を支援します。
両社は本取り組みを通じて、AIエージェントを活用した次世代BPO市場の拡大を推進し、2030年度までに売上高100億円規模の事業創出をめざします。
背景
企業の顧客接点を担うカスタマーサポート業務は、企業価値を左右する重要な経営基盤となっています。一方で、少子高齢化による労働人口の減少により、人材確保の難度上昇と人件費の高騰が課題となっています。さらに、コンタクトセンターには従来の問い合わせ対応に加え、顧客体験の向上や顧客データの活用を通じて顧客との関係を深める戦略拠点としての役割が求められています。
そのため、企業ではカスタマーサポート業務効率化と顧客体験向上を両立する新たな運営モデルの構築が求められています。
NTTデータはコンサルティングからシステム構築、AIエージェント開発までを通じて、さまざまな業界のお客さまの業務変革を支援してきました。2025年12月からはNTTマーケティングアクトProCXと連携し、「LITRON Customer Engagement」を提供しています。
一方、NTT西日本は、NTTマーケティングアクトProCXを通じて、116センタ注1等の顧客接点業務で培ってきた高品質な応対スキルに加え、全国39拠点・約7,000席のオペレーター体制を有する大規模な運営基盤を生かし、業種・業態を問わずコンタクトセンター運営をはじめとする各種BPOサービスを提供してきました。その豊富な運営実績と業務ノウハウを基盤として、今回の合弁会社化により、NTT西日本の運営力とNTTデータのAI・コンサルティング・システム構築力を融合することで、AIエージェントを中核とした次世代BPO市場の創出を加速します。
概要
NTTデータとNTT西日本は、AIエージェントを活用した次世代BPO事業の共同展開に向け、NTTマーケティングアクトProCXの合弁会社化に関する最終契約を締結しました。2026年10月に必要な手続きを経て、NTTデータ51%、NTT西日本49%の持分比率による合弁会社とする予定です。
合弁会社では、AIエージェントを中核に据えたコンタクトセンター運営とBPOサービスを提供します。NTTデータがAIエージェントの開発、コンサルティング、システム構築力を担い、NTT西日本グループが有するコンタクトセンター運営ノウハウと融合することで、企業の顧客接点改革を構想から業務運営まで一体で支援します。
従来のAIツール導入ではなく、AIエージェントが業務処理まで担うことを前提とした業務設計を行います。AIと人の役割を最適化し、顧客応対品質を維持・向上しながら、持続可能なBPO運営モデルを実現します。
また、構想策定、業務設計、AI実装、運営、改善までをワンストップで提供することで、運営データをAIへ継続的にフィードバックし、サービス品質と業務効率を継続的に向上させます。
NTTデータは、本取り組みを通じて、従来のBPOを、AIを前提とした業務の再設計から実装、運営、継続的な改善までを一体で支援するBusiness Process Services(BPS)へと進化させ、BPS事業の強化につなげます。
なお、現在提供しているコンタクトセンター運営をはじめとする各種BPOサービスは、合弁会社化後も継続して提供し、AIエージェントの活用を通じてサービスの高度化を進めます。
合弁会社では、AIエージェントを中核に、コンタクトセンターサービスの高度化と顧客接点改革コンサルティングからBPOまでを一体で提供するサービスの拡充を進めます。具体的には以下のサービスを提供します。
1.AIエージェントを中核としたサービスの高度化
- AIエージェントを活用した次世代コンタクトセンター運営
- AIコンタクトセンターの設計・構築
- 運営データを活用した継続的なAI改善
2.顧客接点改革・BPR注2サービスの拡充
- 顧客接点改革コンサルティング
- AI導入・業務設計・BPR
- コンタクトセンター運営を含むBPOの一体提供
各社の役割
NTTデータ
- 顧客接点改革の構想策定を支援するコンサルティングの提供
- AIエージェントの活用効果を最大化する業務設計やBPR、AIエージェント導入支援や開発、システム構築など
- 構想策定からAI実装、業務運営、継続的な改善までを一体で支援するBPSモデルの高度化
NTT西日本
- 企業や地方自治体等のDX注3推進を支援するコンサルティングおよびシステム導入、BPOまでの一体提供
- コンタクトセンター運用におけるリソースマネジメント
NTTマーケティングアクトProCX
- コンタクトセンター運営をはじめとする各種BPOサービスの提供
- 顧客体験デザインに基づく業務高度化支援サービスの提供
NTTマーケティングアクトProCXの概要
合弁会社化の対象となる株式会社NTTマーケティングアクトProCXの概要は以下のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社NTTマーケティングアクトProCX |
| 所在地 | 大阪市都島区東野田町4丁目15番82号 |
| 代表者 | 代表取締役社長 長徳 慎二郎 |
| 事業内容 | コンタクトセンタービジネス等BPO業務運営事業 |
| 設立年月日 | 2021年7月1日 |
| 資本金 | 1億円 |
| 株主構成 | <現在>NTT西日本株式会社 100% <合弁会社化後(予定)>株式会社NTTデータ 51%、NTT西日本株式会社 49% |
| 従業員数 | 約4,000名(派遣社員除く) |
その他詳細は下記サイトをご覧ください。
https://www.nttactprocx.com/
今後について
NTTデータとNTT西日本は、両社のテクノロジーと運用ノウハウを組み合わせることで、NTTマーケティングアクトProCXを通じたAIエージェントを中核とした次世代BPOの共同展開を推進します。
企業の顧客接点や地方自治体の住民接点等の高度化と持続可能なコンタクトセンター運営を支援し、次世代BPO関連事業において2030年度までに売上高100億円規模の事業創出をめざします。
注釈
- (注1)116センタ:NTT西日本の総合受付窓口として、電話・インターネットサービス等に関する各種お問い合わせに対応するコンタクトセンター。
- (注2)BPR:Business Process Re-engineeringの略。既存の業務プロセスを抜本的に見直し、業務効率化や付加価値向上を図る取り組み。
- (注3)DX:Digital Transformationの略。デジタル技術やデータを活用し、業務やサービスを変革することで、業務効率化や新たな価値創出を図る取り組み。
- *「LITRON®」は日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。サービスラインナップの詳細は下記サイトをご覧ください。
https://www.nttdata.com/jp/ja/lineup/litron/
https://www.nttdata.com/jp/ja/lineup/litron-customer-engagement/ - *その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。
本件に関するお問い合わせ先
報道関係のお問い合わせ先
株式会社NTTデータ
広報部
梅原
Tel:03-5546-8051
NTT西日本株式会社
経営企画部 広報室 報道担当
大山
Tel:06-6490-0024
製品・サービスに関するお問い合わせ先
株式会社NTTデータ
テクノロジービジネス事業本部 企画部
福島、川島、岡田
Mail:tb-bizplan@kits.nttdata.co.jp
NTT西日本株式会社
経営企画部 アライアンス戦略推進部門
古賀、吉田
Mail:shihonsenryaku.press@west.ntt.co.jp
※ニュースリリースに記載している情報は、発表日時点のものです。変更になる場合がありますので、あらかじめご了承いただくとともに、ご注意をお願いいたします。
