第64回じまんの家族図画・作文コンクール
特賞(作文の部)
天久小学校 5年 知念 慶
「家族が支えてくれているから」
ぼくはゴールデンウィークに五日間の無人島キャンプに参加した。
「行ってきます。がんばってくるね。」
ぼくは自信をもって、見送りに来てくれた家族に手をふった。初めての無人島でのキャンプに加え、家族ではない仲間との生活ということでとてもワクワクしていたからだ。船の中で自己紹介したり遊んだりして友だちがすぐにできた。楽しそうな生活を想像して心がおどった。
無人島につくとまず、簡易トイレや水、食料など生活に必要な物を運んだ。荷物が重い上に砂で歩きにくい。大変だな、と思いながらも最後まで運んだ。次に、かまどを作った。かまどは平らな石を探さなければならなかったが、仲間と協力し合ってかまどを完成させることができた。また、火起こしは難しく、何度も挑戦し、二、三時間かけて火をおこした。その後の火を灯し続けるのはもっとむずかしかった。枯れ葉を探し、火吹き棒で酸素を送り続けなければ火は消えてしまう。酸欠でぼうっとなりながらも仲間と協力してがんばった。さらに、食料調達にはとても時間がかかる。魚は三時間で四匹しかつれなかった。貝はたくさんとれたが、そこからの調理がとても大変だった。魚のうろこや内ぞうを取ったり、ゆでた貝の中身を取ったりするのに苦労した。毎食の調理にはなんと三時間もかかってしまうのだ。朝は六時半から朝食の準備をはじめ、食べられるのは三時間後だ。三日目の朝、おなかが空きすぎて目を覚ました。でも、ここから火起こしだ。「うわあ。マジかよー。」と思いながら火をふいているとき、いつもの生活を思い出した。朝は、おきたらすぐにご飯がでてくる。ごはんかパンか、さらにおかずを選ぶこともできる。それが当たり前すぎてなんとも思った事なんてなかった。
「えー今日はこのおかずなのー。」
なんて、苦手な食べ物が出ると文句を言うことさえあった。母は、ぼくの起きる時間に合わせて、おいしいごはんを作ってくれていたんだな、と思った。ぼくのじゅくの時間に合わせて、お弁当ができあがっているのも、家族が支えてくれているからだ。そのご飯のために、買い物もしてくれているし、あらいものもしてくれている。いつもの家族の支えに気づいて、ありがたいと思った。
無人島キャンプでは、生活を全部自分たちだけでやることで、楽しさや達成感のほかにもたくさんの気づきがあった。その中でも一番は、ぼくのふだんの生活は家族に支えられえていることに気付いたことだ。火がすぐに使えたり、家族が毎日ごはんを用意してくれたりすることに感謝したい。キャンプから帰った日、ちゃんと夕ご飯が用意されていた。それを食べたとき、心から「めっちゃおいしい、ありがとう。」と言った。これからも家族に、「ありがとう」と伝えていきたいと思う。
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