競技が違う選手同士が集まると、どんな話になるんだろう?
1.競技の垣根を越えて、ひとつのテーブルに
2026年5月18日、大阪市の「NTT WEST i-CAMPUS PRISM」に、いつもは別々のフィールドで戦う選手たちが集まりました。集まったのは、NTT西日本を代表する「シンボルチーム」——硬式野球部、陸上競技部、ソフトテニス部の三つの部。そこに、NTT西日本が支援するトライアスロン・パラトライアスロンの選手も加わりました。
きっかけは、前年の秋に初めて開かれた合同交流会です。「競技を越えて話せたのが面白かった」という選手たちの声を受けて、シーズンが始まるこの時期に、もう一度——。今回は「モチベーション」をテーマに据えました。
三つの部の垣根を越え、トライアスロン選手も交えたグループに分かれ、同じテーブルを囲みます。普段は別々のフィールドに立つ選手同士。前回ぶりの再会もあれば、初めましての顔合わせも。ここから、競技の枠を越えた一日が始まりました。
顔ぶれがそろったところで、いよいよこの日の本題へ。モチベーションの高め方とチームワークをテーマにした合同研修です。講師は、社会人として陸上競技を続けてきた経験を持つ方。実体験を交えながら、選手たちに問いを投げかけます。
研修ではまず、一つの事実が共有されました。仕事をするビジネスパーソンの中で、高いモチベーションを保ち続けられている人は、実はほんの一部にとどまる——。だからこそ、「なぜ目標を持ち、その目標に向かって行動することが力になるのか」を、あらためて掘り下げていきました。
話は「グループ」と「チーム」の違いにも及びます。ただ人が集まっただけの集団が「グループ」だとすれば、「チーム」とは、同じ目標に向かって、それぞれが自分の役割を意識しながら動く集団のこと。シンボルチームの選手たちが高い意識で競技に向き合えている背景には、明確で、しかも地に足のついた——現実的な目標設定があることを、選手たち自身が言葉にしながら確かめていきました。
同じテーブルについた選手たちは、ほかの部の活動を初めて知ることも多かったようです。「うちの部はこういう雰囲気で」「その考え方、自分たちにも活かせるかも」。自分の部の色を伝え合い、互いの良いところを持ち帰ろうとする。前向きな情報交換が、自然と生まれていきました。
ただ集まるだけじゃなくて、同じ目標を見て、それぞれの役割を持つ。それが「チーム」なんだね。目標がはっきりしていると、頑張る理由も見えてくるのかも。
