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脱炭素と公共資産活用を両立。岡崎市のEVカーシェアリングを支える『N.mobi』

脱炭素と公共資産活用を両立。岡崎市のEVカーシェアリングを支える『N.mobi』
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この記事の目次

この記事の内容【読了時間6分】

EVに乗ったことある? 愛知県の岡崎市で、公用車をカーシェアリングする事業がはじまったんだって。しかも、使われているのはEV。平日は市職員の公務利用に、夜や休日は市民や観光客も利用できるんだ。公用車の「使われていない時間」を地域でシェアする、いま注目の取り組みをレポートするよ。

どうしてEVの公用車をシェアすることになったの?

1.行政の車を、地域の移動インフラへ。岡崎市の新たな挑戦

愛知県岡崎市では、東海地方で初となる公用車EVカーシェアリング事業「Okazaki Public EV Share」が、2026年4月1日から始まりました。

平日は市職員の公務利用に、夜間や休日は市民や観光客向けのカーシェアとして活用。公用車の「使われていない時間」を地域で共有する取り組みとして、脱炭素の推進と公共資産の有効活用を同時にかなえるモデルとして注目されています。

岡崎市は、2022年に国の「脱炭素先行地域」に選定されており、2050年ゼロカーボンシティの実現に向けた取り組みを進めています。今回の事業も、その一環として官民連携で推進されている先進的な取り組みです。

3月31日には、岡崎市役所にて運用開始に伴う式典が開催され、内田康宏岡崎市長をはじめ、多くの関係者が出席しました。テープカットに続き、岡崎市のご当地キャラクター「オカザえもん」のデザインをあしらったEVが披露され、さらに「オカザえもん」本人もサプライズで登場。会場は笑顔に包まれました。

行政が保有する資産を、地域の移動インフラとして活用する。岡崎市の取り組みは、脱炭素と公共サービスの新しいあり方を考える事例として注目を集めています。

Okazaki Public EV Share 開始式に登壇したプロジェクトメンバー
プロジェクトメンバーの皆さん(左から)
NTTビジネスソリューションズ名古屋ビジネス営業部中島 盛治(ナカシマ セイジ)さん、
NTTビジネスソリューションズ VD部 土橋 力也(ドバシリキヤ)さんと岡崎市の担当者の方々(右2名)
※記載の役職・所属は取材時点(2026年4月)の情報です

脱炭素を進めながら、公用車も地域で活用するんだね。ひとつの取り組みで、いろんな課題に向き合っているのがおもしろいなあ。

驚くモグラ

このプロジェクトで、NTT西日本グループはどんなことをしたの?

2.EVカーシェアを支える『N.mobi(エヌモビ)』とは

岡崎市はゼロカーボンシティの実現に向け、公用車68台をEV化し、年間約80.7トンのCO2削減を見込んでいます。そのうち2台については、公務利用しない時間に市民の皆さまにもご利用いただけるシェアリングカーとし、「Okazaki Public EV Share」を開始しました。

この取り組みは、単なる移動手段の拡充にとどまりません。市民や観光客が日常の中でEVに触れる機会を生み出すことで、環境配慮行動への意識変容につなげていくこともめざしています。

この先進モデルの中核を担っているのが、NTTビジネスソリューションズが提供するEVカーシェアリングサービス「N.mobi(エヌモビ)」です。スマートフォンアプリから予約、解錠、利用、返却までをワンストップで完結でき、EVカーシェアを初めて利用する方でも直感的に操作できる点が特長です。

さらに、三菱自動車工業などのパートナー企業とも連携し、車両や充電設備、エネルギーマネジメントを一体的に整備。持続可能なEVカーシェアリングサービスモデルの構築を進めています。

N.mobiの利用方法フロー図。利用者は会員登録、アプリで予約、開錠・施錠、予約変更、利用終了・返却、クレジットカード決済まで完結。N.mobiシステム側は会員登録の審査、予約登録・変更、アプリでの利用開始/利用終了、カーシェア利用料の決済処理を担う

スマホで予約から返却までできるんだね。はじめて使う人でもわかりやすいなら、観光で来た人も気軽に使えそうだね。

喜ぶモグラ

次はこのプロジェクトに関わった人に、話を聞いてみたよ。

3.導入ではなく地域運用へ。担当者が語るプロジェクトの裏側

今回のプロジェクトに携わった、NTTビジネスソリューションズの早川さんにお話を伺いました。

早川 浩輝さんとオカザえもん
NTTビジネスソリューションズ名古屋ビジネス営業部第二エンタープライズビジネス営業部門
社会基盤営業担当 早川 浩輝(ハヤカワ ヒロキ)さん
右は岡崎市のご当地キャラクター「オカザえもん」
※記載の役職・所属は取材時点(2026年4月)の情報です

——今回のプロジェクトで、特に印象に残っていることを教えてください。

サービス開始時期の調整や仕様確定など、関係各所との調整にはかなり時間を要しました。主幹VD部をはじめ、発注関係事業者5社と何度も打ち合わせを重ねながら進めていったのですが、ここまで長期間にわたる案件は初めてでした。

——多くの関係者と連携しながら進められたのですね。

行政・民間・地域が関わるプロジェクトだったため、単にサービスを導入するだけでなく、「実際に地域でどう運用していくか」まで含めた調整が必要でした。無事に運用開始を迎えられた時は、本当に安心しました。

——地域からの反響はいかがでしたか。

中日新聞、中部経済新聞、日刊工業新聞、朝日新聞、読売新聞、毎日新聞など、多くのメディアに取り上げていただきました。地域で広く紹介されたことで、この取り組みに対する期待の大きさや関心の高さを改めて感じました。

式典会場でテレビカメラが取材している様子
式典当日は、多くの報道関係者が会場を訪れました

サービスを始めるだけじゃなくて、地域でどう運用していくかも大事なんだね。これから、こういう取り組みが広がっていくのか気になるなあ。

手を振るモグラ

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今回のEVカーシェアリング事業で活用されている「N.mobi(エヌモビ)」の詳細はこちらをご覧ください。