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4.1 ATコマンド


本装置のDチャネルパケット通信で利用するATコマンドの詳細です。
必要に応じて参照してください。

ATコマンド利用時は、AT$N1 = 3でDチャネルパケット通信モードに設定するか発信の時に、ATDXコマンドを使用して発信します。

コマンドの説明



機   能
「RING」が表示されているときに本コマンドを入力して相手と通信中にします。
書   式
ATA<パラメータ1>
パラメータ
<パラメータ1>[ ユーザデータ
入 力 例
ATA
ATA [ABCD
補   足
・ ユーザデータは最大128桁で次の文字が使用できます。
 0〜9, *, #, 英字
・ ユーザデータの前には[ を入れてください。
・ ユーザデータはファーストセレクト要求ファシリティが付加されたCNパケットを受信した場合に有効となります。

D

機   能
AT$N1=3でパケットモードにしたときに、Dチャネルパケットで発信して相手を呼出します。
書   式
ATD<パラメータ1> </パラメータ2> <パラメータ3>
パラメータ
<パラメータ1>
相手アドレス(相手電話番号)
$相手アドレス :着信課金要求を付加して発信します。
S=0〜9 :短縮・識別番号へ発信します。
\ :再発信します。
<パラメータ2>
相手サブアドレス
<パラメータ3>
[ ユーザデータ
; :コマンドモードへ入ります。発信するときはOコマンドを入力します。
入 力 例
ATD0123-45-6789 [ABCD
ATD$S=0
補   足
・ 相手電話番号は最大15桁で0〜9の数字が使用できます。
  その他の文字は使用しても無視します。
・ 短縮・識別番号は、回線交換と共用になります。また、16桁以上ある場合は、16桁以降を削除して発信します。
・ 相手サブアドレスは最大38桁で0〜9の数字が使用できます。
  また、/以降が省略された場合は相手サブアドレス指定なしとみなします。
  /は、/Sコマンドで変更できます。
・ ユーザデータはファーストセレクト機能を使用すると最大128桁で次の文字が使用できます。通常は16桁使用できます。
  0〜9, *, #, 英字
・ ユーザデータの前には[ を入れてください。

DX

機   能
通常は非同期通信モードになっているが、Dチャネルパケットで発信したいときに本コマンドを使用して相手を呼出します。
書   式
ATDX<パラメータ1> </パラメータ2> <パラメータ3>
パラメータ
<パラメータ1>
相手アドレス(相手電話番号)
$相手アドレス :着信課金要求を付加して発信します。
<パラメータ2>
相手サブアドレス
<パラメータ3>
[ ユーザデータ
; :コマンドモードへ入ります。発信するときはOコマンドを入力します。
入 力 例
ATDX0123-45-6789 [ABCD
補   足
・ 相手電話番号は最大15桁で0〜9の数字が使用できます。
  その他の文字は使用しても無視します。
・ 相手サブアドレスは最大38桁で0〜9の数字が使用できます。
  また、/以降が省略された場合は相手サブアドレス指定なしとみなします。
  /は、/Sコマンドで変更できます。
・ ユーザ・ユーザデータはファーストセレクト機能を使用すると最大128桁で次の文字が使用できます。通常は16桁使用できます。
  0〜9, *, #, 英字
・ ユーザデータの前には[ を入れてください。

E

機   能
コマンドモードでエコーバックするか否かを指定します。
書   式
ATE<パラメータ1>
パラメータ
<パラメータ1>
0 :エコーバックしません。
1 :エコーバックします。
入 力 例
ATE0
補   足
初期値は1です。

H

機   能
通信を切断します。
書   式
ATH<パラメータ1><パラメータ2>
パラメータ
<パラメータ1>
なしまたは0 :通信を切断します。
1 :解放勧誘メッセージを送出して切断します。
<パラメータ2>
[ ユーザデータ
入 力 例
ATH
ATH [ABCD
補   足
・ 最初にエスケープコマンド(+++)を入力し、コマンドモードにしてからHコマンドを入力します。
・ ユーザデータは最大128桁で次の文字が使用できます。
0〜9, *, #, 英字
・ ユーザデータの前には[ を入れてください。
・ ユーザデータは、ファーストセレクト要求ファシリティを付加したCRパケットを送信するか、ファーストセレクト要求ファシリティが付加されたCNパケットを受信した場合に有効となります。
・ 着信中に本コマンドを入力すると着信拒否します。

O

機   能
エスケープコマンド(+++)を入力した後のオンラインコマンドモードから通信状態に戻します。
書   式
ATO

W

機   能
リザルトコードRING, CONNECT, NO CARRIERの表示の仕方を設定します 。
書   式
ATW<パラメータ1>
パラメータ
<パラメータ1>
0 :RING, CONNECT, NO CARRIERのみを返します。
2 :RING, CONNECT, NO CARRIERの後に続けて相手アドレス、サブアドレス、ユーザデータを表示します。
入 力 例
ATW2
補   足
・ 初期値は0です。
・ アドレスとサブアドレスはサブアドレスセパレータで区切られます。
・ アドレスまたはサブアドレスとユーザデータでの区切りは[です。

/S

機   能
サブアドレスセパレータの表示、設定をします。
書   式
AT/S<パラメータ1><=パラメータ2>
パラメータ
<パラメータ1>
<=パラメータ2>
0 :セパレータの表示
1 :セパレータの設定
1= /(初期値)
1= #
1= *
入 力 例
AT/S1=#
補   足
アナログポートで使用するセパレータ(*)は固定です。
液晶ディスプレイに表示されるサブアドレスセパレータは、設定した文字が表示されます。

&C

機   能
CD信号制御の設定をします。
書   式
AT&C<パラメータ1>
パラメータ
<パラメータ1>
0 :ER-ON時には常にCD-ON
1 :通信中は常にCD-ON
入 力 例
AT&C0
補   足
初期値は1です。

&D

機   能
ER信号制御の設定をします。
書   式
AT&D<パラメータ1>
パラメータ
<パラメータ1>
0 :パソコンのER信号をみる。
1 :ER信号を常時ONとみなす。
2 :通信中のみパソコンのERをみる。
入 力 例
AT&D1
補   足
初期値は0です。

&S

機   能
DR信号制御の設定をします。
書   式
AT&S<パラメータ1>
パラメータ
<パラメータ1>
0 :ER-ON時には常にDR-ON
1 :通信中は常にDR-ON
入 力 例
AT&S1
補   足
初期値は0です。

&Z

機   能
短縮・識別番号を登録します。
書   式
AT&Z<パラメータ1> <= パラメータ2> </ パラメータ3>
パラメータ
<パラメータ1>
短縮・識別番号。0〜9の数字。
<パラメータ2>
相手アドレス
<パラメータ3>
相手サブアドレス
入 力 例
AT&Z0=012345678/910
補   足
・ Dチャネルパケットで利用する場合は、相手アドレスは最大15桁で0〜9の数字が使用できます。
・ Dチャネルパケットで利用する場合は、相手サブアドレスは最大38桁で0〜9の数字が使用できます。また、/以降が省略された場合は相手サブアドレス指定なしとみなします。
  /は/Sコマンドで変更できます。

#D

機   能
Dチャネルパケット通信の切断情報を表示します。
書   式
AT#D
補   足
TYP=パケットタイプ、CAUSE=切断原因、DIAG=診断符号です。詳細についてはこちらを参照してください。

\Q

機   能
フロー制御方式の設定をします。
書   式
AT\Q<パラメータ1>
パラメータ
<パラメータ1>
0 :フロー制御なし
2 :CSフロー制御
3 :RS-CSフロー制御
入 力 例
AT\Q0
補   足
初期値は3です。

$N

機   能
データポートの通信モードの設定をします。
書   式
AT$N<パラメータ1><=パラメータ2>
パラメータ
<パラメータ1>
<=パラメータ2>
1=0 :非同期通信モード(初期値)
        1=3 :Dチャネルパケット通信モード
        2=0 :識別着信しない(初期値)
        2=1 :識別着信する
入 力 例
AT$N1=3

$S

機   能
ATコマンドで設定したパラメータや自動ボーレート検出したパソコンの速度を保存します。
書   式
AT$S
補   足
短縮・識別番号はその都度保持されるので、本コマンドは必要ありません。

%P

機   能
通信相手のPADパラメータの変更をおこないます。
書   式
AT%P<パラメータ1><=パラメータ2>
パラメータ
<パラメータ1> :通信相手のPADパラメータ(X.28)の1〜18の設定変更が可能です。
入 力 例
AT%P2=0
補   足
・オンラインコマンドモードで入力してください。
「Pレジスタ」をご覧ください。

P

機   能
Pレジスタを設定します。
書   式
ATP<パラメータ1><=パラメータ2>
パラメータ
<パラメータ1> 0 :Pレジスタの内容を表示します。
        1〜53 :Pレジスタ
<パラメータ2> 詳細については「Pレジスタ」をご覧ください。
入 力 例
ATP31=1

S

機   能
Sレジスタポインタを指定します。
書   式
ATS<パラメータ1>
パラメータ
<パラメータ1> 0〜7 :Sレジスタ
詳細については「Sレジスタ」をご覧ください。
入 力 例
ATS0
補   足
初期値は0です。

?

機   能
現在のSレジスタポインタの示すレジスタ内容を表示します。
書   式
AT?
補   足
Sコマンドと続けることができます。
例)ATS0 + AT? →ATS0?

=

機   能
現在のSレジスタポインタの示すレジスタ内容を変更します。
書   式
AT=<パラメータ1>
パラメータ
<パラメータ1> 設定値
詳細については「Sレジスタ」をご覧ください。
入 力 例
AT=
補   足
Sコマンドと続けることができます。
例)ATS0 + AT=2 →ATS0=2

+ + +

機   能
データ通信中につながっている回線を切らずにコマンドモードへ戻し、コマンドを入力することができます。(オンラインコマンドモード)
書   式
+++
補   足
・ データ通信を停止し、1秒間待ってから「+++」を入力してください。
また、+ と+ の間は1秒以内に入力してください。
・ エスケープ文字は、S2レジスタで変更できます。
・ 通信状態へ戻すには、Oコマンドを入力します。「CONNECT」が表示され通信状態へ戻ります。



リザルトコードの説明

BUSY

機   能
相手話中のため接続に失敗したときに送出します。
書   式
BUSY

CONNECT

機   能
相手と通信状態になったときに送出します。
書   式
CONNECT<パラメータ1><[パラメータ2>
パラメータ
<パラメータ1>
なし: 相手と通信状態になりました。
(ベーシックリザルトコードセットのみ)
1200 : 回線速度が1200bit/s で接続完了しました。
2400 : 回線速度が2400bit/s で接続完了しました。
4800 : 回線速度が4800bit/s で接続完了しました。
9600 : 回線速度が9600bit/s で接続完了しました。
<パラメータ2>
ユーザデータ
出 力 例
CONNECT 9600
補   足
ユーザデータを付加させるにはWコマンドで指定します。

ERROR

機   能
次の条件の時に送出します。
(1) 不正なコマンドが入力されたとき
(2) コマンド入力が最大文字数を超えたとき
(3) Dコマンドで短縮番号を指定して発信しようとしたときに、短縮番号にアドレスが登録されていなかったとき
(4) パソコンのER信号がオフのときに発信したとき
(5) USBポートにパソコンを接続してDチャネルパケットで発信したとき
(6) Dコマンドで発信しようとしたときに、INSネット64の同期がはずれていたとき
(7) 「リスタート」や「ツウシンフカ」が本装置に表示されているときにパケット発信しようとしたとき
書   式
ERROR
出 力 例
ERROR

NO CARRIER

機   能
通信相手との接続に失敗したときに送出します。
また、通信中なんらかの原因で切断した場合も送出します。
書   式
NO CARRIER<[パラメータ1>
パラメータ
<パラメータ1>ユーザデータ
出 力 例
NO CARRIER
補   足
ユーザデータを付加させるにはWコマンドで指定します。

OK

機   能
コマンド正常終了
次の条件の時に送出します。
(1) コマンドが正常であったとき(A, D, Oコマンド実行時はなし)
(2) エスケープコマンド入力後オンラインコマンドモードに入るとき
(3) オンラインコマンドモード時にATHコマンドが入力され通信が切断されたとき
書   式
OK

RING

機   能
着信があった場合、応答するまで2秒間隔で通知します。
書   式
RING<パラメータ1></パラメータ2><[パラメータ3>
パラメータ
<パラメータ1>
発信側のアドレス
<パラメータ2>
発信側のサブアドレス
<パラメータ3>
ユーザデータ
出 力 例
RING
補   足
発信側のアドレス以降を付加させるにはWコマンドで指定します。





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