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万博の体験を未来へ。門司電気通信レトロ館で受け継がれるレガシー

万博の体験を未来へ。門司電気通信レトロ館で受け継がれるレガシー
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この記事の目次

この記事の内容【読了時間7分】

大阪・関西万博に出展されていたNTTパビリオン。そのパビリオンで使われていた展示物が、なんと北九州市の門司電気通信レトロ館で公開されているんだって。早速レポートするよ。

万博で展示された電話機って、どんなものなの?

1.レトロ館の電話機が万博へ、そして再び門司へ

門司電気通信レトロ館(北九州市)では、大阪・関西万博NTTパビリオンで活用された展示物を、2026年4月1日より公開しています。

なかでも注目は、万博で多くの来場者が体験した『せかいがきこえる伝話』です。実はこの展示に使われた電話機は、もともと門司電気通信レトロ館に保管されていたもの。万博にあわせて新たな機能が加えられ、未来のコミュニケーションを体験できるコンテンツとして生まれ変わりました。

レトロな電話機の受話器を取り、番号を押すと、『つながりの物語』が音声で流れます。人と人を結ぶコミュニケーションの原点と未来を感じられる展示として、万博会場で多くの来場者に体験されました。

万博閉幕後、展示に使用された電話機本体2台(赤色・青色)は門司電気通信レトロ館へ返却され、現在は館内で公開されています。通信の歴史を伝えてきたレトロ館に、万博で未来のコミュニケーションを伝えた展示が加わったことで、通信の過去と未来をひとつの空間で体感できるようになりました。

また、『せかいがきこえる伝話』に加え、Zone2で使用された3Dグラスやパビリオンスタッフのピンバッジ、日傘、ユニフォームなども展示されています。万博パビリオンを支えた実物アイテムを通じて、舞台裏の工夫や運営を支えた人々の思いに触れることができます。

せかいがきこえる伝話(赤色)
せかいがきこえる伝話(赤色)

「せかいがきこえる」って、なんだかワクワクするね。遠くの人と話せることって、今ではあたりまえだけど、本当はすごいことなんだなあ。

喜ぶモグラ

展示されている場所には、何があるんだろう?

2.通信の過去と未来が出会う場所。門司電気通信レトロ館

門司電気通信レトロ館は、日本の通信の歴史や技術の進化を伝える施設です。そこに、大阪・関西万博NTTパビリオンで実際に使用された展示物が加わりました。

大阪・関西万博は「未来社会の実験場」をテーマに開催され、多くの来場者が未来のコミュニケーションや社会のあり方に触れました。今回の展示は、万博で生まれた体験や思いを「レガシー」として地域に残し、通信の価値を次世代へつないでいくことを目的としています。

門司電気通信レトロ館の外観
門司電気通信レトロ館 外観

館内では、通信の歴史を伝える展示と、万博で未来のコミュニケーションを表現した展示をあわせて紹介。通信の「過去から未来」を一体で感じられる空間として、NTTグループが時代ごとに挑戦してきた価値創造の歩みを伝えています。

また、今回の取り組みは単なる展示物の再利用ではありません。万博で生まれた体験や思いを地域へ受け継ぎ、未来へつないでいく取り組みでもあります。

門司電気通信レトロ館でお客さまが体験している様子
門司電気通信レトロ館でお客さまが体験している様子

昔の通信と未来のコミュニケーションを一緒に体験できるんだね。どんな展示なのか気になるなあ。

考えるモグラ

この展示に込めた思いを、担当者の人たちに聞いてみたよ。

3.展示がつないでいくもの。担当者と館長が語る思い

大阪・関西万博NTTパビリオンの運営に携わった樋口さんと、門司電気通信レトロ館の館長である肝付さんに、今回の展示への思いを伺いました。

樋口 陽香さん
NTTビジネスソリューションズ マーケティング戦略部
樋口 陽香(ヒグチ ハルカ)さん

——なぜ万博の展示物を、門司電気通信レトロ館で展示することになったのでしょうか。

樋口さん:門司電気通信レトロ館は、日本の通信の歴史を伝えてきた施設です。そこに大阪・関西万博NTTパビリオンで実際に使用された展示物を常設展示できることを、とても嬉しく思っています。

私は万博会期中、NTTパビリオンの運営ディレクターとして現地でパビリオン運営に携わりました。多くのお客さまに展示を体験していただく姿を目の当たりにし、通信が生み出す価値や可能性を改めて実感しました。また、パビリオン運営に携わった社員にとっても、万博は大きな学びや誇りを得る機会となりました。来場者だけでなく、運営に関わった人たちの中にも、新たな気づきや経験という形でレガシーが残ったと感じています。

万博で生まれた体験や思いを一過性のものにせず、門司電気通信レトロ館を通じて未来へつないでいけることに大きな意義を感じています。

肝付 敏光さん
門司電気通信レトロ館 館長
肝付 敏光(キモツキ トシミツ)さん

——門司電気通信レトロ館としては、今回の展示をどのように受け止めていますか。

肝付さん:門司電気通信レトロ館は、国内外から年間約2万人が来館する「電信・電話の史料館」です。今回の展示によって、通信の歴史だけでなく、未来のコミュニケーションを感じられる要素が加わりました。

特に印象深いのは、もともとレトロ館に保管されていた電話機が、万博で活躍したのちに再び戻ってきたことです。展示物としてだけでなく、人と人とのつながりを伝える新たな役割を得て帰ってきたように感じています。

万博に行けなかった方はもちろん、もう一度展示を体験したい方にも、ぜひ足を運んでいただきたいですね。通信の歴史を伝える数々の展示や実機体験とあわせて、その魅力に触れていただければと思います。

たくさんの人が楽しんだ体験を、未来へつないでいきたい。そんな思いから生まれた展示なんだね。通信の歴史に、新しい1ページが加わったんだなあ。

メモを取るモグラ

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通信の歴史や技術の進化を伝える門司電気通信レトロ館については、こちらをご覧ください。