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オープンイノベーションスペース『QUINTBRIDGE』が広げる、挑戦と共創の可能性

オープンイノベーションスペース『QUINTBRIDGE』が広げる、挑戦と共創の可能性
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この記事の目次

この記事の内容【読了時間10分】

NTT西日本には、世の中をもっと良くしたい人たちが自然と集まる場所があるんだ。企業も、スタートアップも、学生も、自治体も。立場を越えて交わるオープンイノベーション施設『QUINTBRIDGE』だよ。毎日のように新しい出会いが生まれ、挑戦の芽が育っている。そして、その挑戦を本気で形にしようとする人たちを支えるのが「QUINTBRIDGEゼミ」。第一線で活躍するメンターとともに、ビジネスアイデアのグロースや社会実装をめざす場なんだ。今回は、ゼミに参加した3名に、参加のきっかけや、ここで得られた変化について聞いてきたよ。

そもそも、オープンイノベーションスペースってどんなところ?

1.『QUINTBRIDGE』は社会を変えたい思いと思いが、出会う場所。

災害現場の情報をリアルタイムに収集・共有する自治体向け防災DXサービスや、「VTuberロボット」の遠隔コントロールシステムの開発など――。オープンイノベーションスペース QUINTBRIDGE では、多様な会員同士の共創から、社会実装を見据えたプロジェクトが次々と生まれています。

2025年9月30日時点での共創プロジェクトは153事例。共創を後押しするプログラムに加え、学びやつながりを育む場づくりも継続しています。

2025年12月31日時点でメンバーは3万人超、QB共創パートナーは2,207組織。志を持つ人と組織が交わり、アイデアを社会に届ける挑戦が広がっています。

QUINTBRIDGE プログラム一覧

「学ぶ」「繋がる」「共創する」を目的としたプログラムを実施しています。

【学ぶ】QB LAB. For Innovators
挑戦者が事業アイデアを生み、育て、実践する。共創をめざす「学ぶ」プログラム
【繋がる】SHINING STARTUP For Social impact
世の中のトレンドや注目されている分野で輝きを放つスタートアップ企業が集結するピッチプログラム
【共創する】SPARK-EDGE For Next Challengers
社会課題の解決と未来社会の創造に挑むスタートアップを対象とした「出資確約型」事業共創プログラム
【共創する】BUSINESS MATCH-UP! For Next Value
NTT西日本グループのアセットとスタートアップ企業のイノベーティブなプロダクトなどを組み合わせた事業共創をめざすプログラム
【共創する】FUTURE-BUILD For Well-being society
NTT西日本グループとウェルビーイングが実感できる未来社会の実現に向けた新たな事業を共創するプログラム

153の事例に、3万人の仲間、すごい規模!その始まりは、きっと一人ひとりの「やってみたい」なんだよね。

モグラ

ゼミに参加した3人に、どんな体験だったのか聞いてみたよ。

2.ゼミ参加者3名が語る、それぞれの挑戦

NTTビジネスソリューションズ エンタープライズ営業部 久保 開立(クボ カイリ)さん

——QUINTBRIDGEのゼミやイベントに参加したきっかけは何ですか?

自分の知見と経験を広げたいと思い、参加しました。当時は福井支店で事業計画業務に携わっていましたが、既存の延長線上だけではなく、よりチャレンジングな発想が必要なのではないかと感じていました。ゼミで発想力や思考力を高めることができれば、日々の業務にも生かせるのではないかという期待がありました。また、QUINTBRIDGEには社外の方が多く参加しているため、新たな人脈を築きたいという思いもありました。

久保 開立さん
※記載の役職・所属は取材時点(2025年11月)の情報です

——参加してみての気づきや学びを教えてください。

ゼミに参加して強く感じたのは、「世の中への関心をもっと広げる必要がある」ということです。発想力の源は、どれだけ多様で雑多な情報をインプットできているかにある。そのためには業務に閉じず、これまで触れてこなかった領域にも意識的に目を向けることが大切だと学びました。

その実践として始めたのが「1日・1初体験」です。ゼミ参加以降、毎日続けており、これまでに700近い経験が積み重なりました。コンビニで流行の商品をあえて選んでみる。InstagramやYouTubeでも普段見ないジャンルに触れてみる。小さな行動ですが、視野を広げるきっかけになっています。

現在は中期戦略を考える業務を担っています。不確実な未来を前提に構想を描くには、業界の枠を越えた情報収集が欠かせません。以前は自分の業務の延長で物事を考えることが多かったのですが、今では競合他社や他業界の動きも含め、より広い視点で考えるようになりました。

——今後、どのような展望を描いていますか?

ゼミOBとして、今もさまざまな世代の方と交流する機会があります。社外の方ともフラットに相談できる関係性は、大きな財産です。事業戦略を策定する際にも、実際に経営に携わる方々との対話が良い示唆を与えてくれます。

今後は民需分野をどのように拡大していくかが一つのテーマです。企業が何を考え、どの方向に進もうとしているのかを捉えながら、ビジネストレンドを読み取り、現業にも還元していきたいと考えています。

NTT西日本 経営企画部 西原 隆浩(ニシハラ タカヒロ)さん

——QUINTBRIDGEのゼミやイベントに参加したきっかけは何ですか?

2022年7月に案内メールで届いた「新規ビジネス発芽ゼミ」に目が留まりました。以前からサービス開発に興味はありましたが、自分にチャレンジできる自信が持てずにいました。これは知識や経験を得られるチャンスだと思い、思い切って申し込みました。

また、昨年秋には「課題解決の実践ゼミ」に参加しました。今回はひらかたパークさまの課題をテーマに、実際の現場に入り込み、グループで解決策を検討する内容でした。「学びを実践に移せること」「グループで取り組めること」が魅力で、本業でのグループマネジメントにも生かせるのではないかと考えたのが参加理由です。

西原 隆浩さん
※記載の役職・所属は取材時点(2025年11月)の情報です

——参加してみての気づきや学びを教えてください。

課題解決の実践ゼミでは、遊園地での「キッズカメラ貸出サービス」を実際にリリースしました。実現までには、普段の業務ではなかなか経験できない取り組みが数多くありました。私はグループをまとめる役割も担い、チームとして最大の成果を出すための役割分担や伝え方、依頼の仕方を工夫しました。特に、人に任せることの難しさと大切さは、本業にも通じる大きな学びでした。

具体的には、以下のような経験をしました。
・キッズカメラメーカーさまのHP問い合わせフォームから直接連絡し、思いを伝えて協賛を獲得
・何度も現地に足を運び、オペレーション設計や広告物審査などの準備を進行
・ニュースリリース発出に向けた関係各所との調整

机上の検討にとどまらず、実際に形にするプロセスを経験できたことが大きな財産です。

実証実験で使用した看板

——今後、どのような展望を描いていますか?

人とのつながりを生み出すことが好きなので、自分の「好き」を起点に、人が自然と集まり、新しい関係やアイデアが生まれる場をつくっていきたいと考えています。そんな取り組みが形になったときには、またディグレ!でご紹介できたらうれしいです。

実証実験の詳細はこちら(NTT西日本公式サイト「通信・ICTサービス・ソリューション」)
QUINTBRIDGEのゼミ活動から生まれた共創活動!ひらかたパーク×レクリッド社の実証実験開始について

NTTビジネスソリューションズ エンタープライズ営業部 志満津 奈央(シマヅ ナオ)さん

——QUINTBRIDGEのゼミやイベントに参加したきっかけは何ですか?

同期にイベントへ誘われたのがきっかけです。 新規事業開発担当者交流会に、その同期と初めて参加しました。参加してみると、ハードルは思っていたほど高くなく、「参加したい人が気軽に参加できる場」だと分かりました。それ以降、案内メールやQUINTBRIDGEに立ち寄った際にカレンダーを確認し、興味のあるイベントに参加するようになりました。

業務時間と重なる場合は調整が必要ですが、3Dプリンター勉強会などは業務にも生かせる内容だったため、後日ナレッジとしてチームに共有する形で調整しています。

志満津 奈央さん
※記載の役職・所属は取材時点(2025年11月)の情報です

——参加してみての気づきや学びを教えてください。

私も西原さんと同じ「課題解決の実践ゼミ」に参加しました。チームは別でしたが、イベント開催に向けて先輩社員が協働企業やひらかたパークさまと丁寧に調整を重ねる姿を間近で見ました。

イベントを形にするのはワクワクする一方で、多くの準備と関係者との調整が必要だということを実感しました。実現したいという強い思いを持ち、周囲を巻き込みながらゴールへ進めていくことの大切さを学びました。実際にトライアルを実施し、ポジティブな反応を得られたときには、チームに一体感が生まれました。成功体験が次の挑戦への前向きな空気をつくるのだと感じました。

現在取り組んでいるサービス開発でも、ユーザーから良い反応を得られるよう支援を行い、その成果をチームで共有することで、前向きな循環を生み出していきたいと考えています。

イベント当日の様子

——今後、どのような展望を描いていますか?

自分の意志を持ち、周囲を巻き込みながら案件やイベントを推進できる存在になりたいと考えています。業務外のイベントに参加することも好きなので、今後は運営側として企画にも関わり、面白い取り組みを発信していけたらうれしいです。

意志を持って動くと、仲間が集まる。それが共創のはじまりなんだね。3人の話から、挑戦も共創も“特別なこと”じゃないって分かったよ。

モグラ

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QUINTBRIDGEはNTT西日本が運営するオープンイノベーション施設。会員同士が自由に交流し、それぞれの思いやアセットを共有しながら共創を進め、実社会での活用をめざします。