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上空4,000フィートへ。地域に寄り添う佐賀支店バルーン活動の熱い想い

上空4,000フィートへ。地域に寄り添う佐賀支店バルーン活動の熱い想い
モグラのイラスト

この記事の目次

この記事の内容【読了時間10分】

NTT西日本には、なんと“バルーン(熱気球)”があるんだ。その一言だけで、思わずワクワクしてこない?今回取材してきたのは、佐賀の空を彩り、地域を元気にするバルーンチームの皆さん。2025年10月30日〜11月3日に開催され、約84万人が訪れた「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」の会場に行ってきたよ。色とりどりのバルーンがふわりと浮かび上がる朝の空気の中、「NTTさがバルーンクラブ」に所属する佐賀設備部のお二人に、 バルーンにかける熱い思いや活動の裏側を、たっぷり聞いたきたよ。

interviewee 今回、話を聞いた人

中原 勝宏さん

中原 勝宏 (ナカハラ カツヒロ)さん

NTTフィールドテクノ 佐賀設備部
エリアマネジメント部門 エリアマネジメント担当

渡邊 信一郎さん

渡邊 信一郎 (ワタナベ シンイチロウ)さん

NTTフィールドテクノ 佐賀設備部
フィールドサービスセンタ

※記載の役職・所属は取材時点(2025年11月)時点の情報です

そもそも、なんでNTT西日本がバルーンを飛ばしてるの?

1.佐賀の空とともに歩んだ、NTT西日本のバルーンの歴史

30年超の歴史。NTT西日本の大空への挑戦

「NTTの熱気球を飛ばしたい」。その一言から始まった社員の情熱が、仲間を呼び、1992年に愛好会として発足したのが「NTTさがバルーンクラブ」です。自分たちの手でオリジナル熱気球をつくり上げて以来、活動は年々広がり、いまでは地域に親しまれる存在へと成長しました。現在は「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」をはじめ、さまざまな地域イベントに積極的に参加。バルーンを通じて地域を盛り上げながら、NTT西日本をより身近に感じてもらうきっかけにもなっています。

毎年80万人規模の観客でにぎわう「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」

広大な佐賀平野と穏やかな気候に恵まれた佐賀県は、世界でも有数のバルーンの聖地として知られています。その地で毎秋開催されるのが、アジア最大級の熱気球大会「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」です。約20カ国から100機以上のバルーンが集結し、期間中には80万人以上が来場。早朝の迫力ある競技フライト、夜空を彩る幻想的な夜間係留、そしてユニークなキャラクター気球が並ぶ「バルーンファンタジア」など、見どころが満載です。

たった一言の思いから、空への挑戦が始まるなんてすごいよね!こういうチャレンジを応援してくれる風土が、NTT西日本にはあるんだね。

モグラ

さがバルーンクラブは、実際にどんな活動をしてるんだろう?

2.競技だけじゃない、バルーン活動の幅広い取り組み

——現在は、どのような活動をされているのでしょうか。

佐賀県内では、今回のバルーンフェスタのような大きな大会やイベントが年に数回開催されており、佐賀支店が保有するバルーンを使って毎年参加しています。NTTさがバルーンクラブは、競技で上位をめざすというよりも、技術の継承と地域との交流を主な目的としています。

また、バルーンをロープで地上につなげたまま浮かせる「係留(けいりゅう)」と呼ばれる体験イベントも定期的に実施。NTT社員やそのご家族、さらには地域貢献活動の一環として、地元の学校や団体向けに2か月に1回ほどのペースで開催しています。

クラブメンバーは現在27名。クラブ立ち上げ時から現役パイロットとして活動するNTT OBをはじめ、NTT関係者が半数以上を占めています。そのほか、地域の学校の先生などさまざまな方が参加。さらに、佐賀支店の事業推進室の皆さんにも活動をサポートしていただいています。

NTTさがバルーンクラブ 全員集合写真

佐賀支店 事業推進室がバルーン活動をサポート

——佐賀支店はどのようにバルーン活動をサポートしているのでしょうか?

佐賀支店がバルーンを所有しており、その運用や管理をNTTさがバルーンクラブの皆さんに担っていただいています。私たち事業推進室は、大会やイベントの際の各種手続き、保険の申請、イベント告知などを担当し、当日もボランティアスタッフとして参加。バルーンを広げる作業を手伝ったり、広報用を撮影したりと、さまざまな形でサポートしています。

また、佐賀支店としては大会への協賛を行うほか、熱気球大会佐賀運営委員会に支店長が委員として参画。地域の皆さんとともに大会を支えることで、NTT西日本の取り組みをより広く知っていただく機会にもなっています。

事業推進室のサポートメンバー

いろんな活動があってびっくり!30年以上続いているのは、佐賀支店のみんながしっかり支えてくれているからだね。

モグラ

次はバルーンを飛ばすお二人に、参加のきっかけを聞いたよ!

3.空への挑戦は、思いがけない“出会い”から始まった

——お二人は、どのようなきっかけでバルーンクラブに入ったのでしょうか?

中原さん:私は、十数年の博多勤務のあと地元・佐賀に戻ってきたのを契機に参加しました。大きな目的があったわけではなく、関係者との会話の中での“縁”で入ったようなものです。それから気づけば、もう10年以上関わらせてもらっています。

渡邊さん:私は2017年に、まずボランティアスタッフとして大会に参加したのが最初でした。間近で見るバルーンは想像以上に壮大で、そのスケールに圧倒されました。一方で、飛び立つまでの準備は思っていた以上に重労働。それでも、「これは途絶えさせてはいけない」と感じ、本格的に参加することを決めました。

もともとメカニカルなことが好きで、今も通信設備の現場を担当するフィールドテクノに所属していますが、実際にバルーンに乗ってみて“空を飛ぶ仕組み”の魅力に一気に惹かれました。興味はどんどん深まり、「自分も操縦したい」と思うようになり、現在はパイロット資格取得のために勉強中です。

そういえば、小さい頃の夢に「パイロットになりたい」と書いていたことを思い出しました。——長年の夢が、思いがけない形で叶ったんです。

パイロットの“師匠”の隣で、バーナーの点検をする渡邊さん

最初の一歩はほんの軽いきっかけなのに、そこから空の世界に飛び込んじゃうなんてすごい! やっぱり「ちょっとやってみる」って大事だね!

モグラ

バルーンならではの“やりがい”って何だろう?聞いてみたよ!

4.上空4,000フィートで出会う、バルーン活動のやりがい

——バルーン活動の中で、“やりがい”を感じる場面や、好きな瞬間はありますか?

渡邊さん:やっぱり、離陸の瞬間は何度見ても感動します。そして、自分が競技で乗る時は、狙った場所にうまく着陸できた瞬間ですね。

実際に乗ってみるとよくわかるのですが、バルーンには操縦装置も推進装置もありません。バーナーで高度を調整しながら、風の向きと強さを読み、目的地に“ピタリ”と着陸するんです。

先輩たちに教わりながら少しずつ経験を積んでいるのですが、上空で雲の流れを見て風を読む巧の技は、まさに職人の世界だと感じます。

佐賀インターナショナルバルーンフェスタでの飛行模様

中原さん:入って3年目の頃、会計係としてクラブの役員を務めたときに、ジャンバーや帽子などのユニフォームを作りました。実は趣味で漫画を描いていることもあって、ユニフォームにプリントするロゴマークの案もいくつかデザインし、みんなに投票してもらったんです。

それまでは私服でイベントに参加していたので、誰がどのチームなのかわかりにくかったのですが、ユニフォームができてからは一体感がぐっと高まりました。帽子は毎年カラーを変えて作っていて、フィールドテクノのユニフォームと同じで、そろって並んだ姿を見たときは本当に感動しましたね。

バルーンフェスタの放送席から、同じ色の帽子で活動する私たちを応援してもらえたこともあって、とても嬉しかったです。バルーンフェスタには、県人口より多い来場者が数日間で訪れます。そんな大きなイベントに参加できること、そしてNTT西日本の名前をアピールできることは、とても誇らしく感じています。

クラブユニフォーム歴代の帽子
中原さんが趣味で描いている4コマ漫画

——バルーン活動に参加して、自身の中で変わったことはありますか?

渡邊さん:会社の業務でも安全意識は常に高く持っていますが、バルーンは空気の力だけで飛ぶこともあって、より一層“安全への向き合い方”が深まりました。

それから、先輩方が本当に楽しそうに活動されている姿を見て、「趣味として一生関われるって、すごく素敵だな」と感じるようになりました。自分も、ああいうふうに楽しみながら長く関わっていきたいと思っています。

楽しそうに体験する来場者と、係留されたバルーンの様子

離陸の感動も、風を読む技も…バルーンって本当に奥が深い!成功はチームの一体感があってこそだし、空ならではのやりがいって、ほんとワクワクするね。

モグラ

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さがバルーンクラブの歴史や活動の詳細は、こちらの紹介ページでご覧いただけます。