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4.3 X.28PADコマンド

X.28PADコマンド設定時は、パソコン間のデータ速度とフォーマットが次のように固定されますのでパソコンの設定を合わせてください。

 データ速度 :9600bit/s
 フォーマット :非同期, 8ビット, パリティなし, ストップビット1


参考: X.28PADコマンドはDチャネルパケット通信でのみご利用になれます。
参考: サブアドレスセパレータは“/”です。





X.28PADコマンドは次の形式で入力します。
コマンド CRまたは+
文字は半角を使用してください。
コマンドの英字は、大文字でも小文字でもかまいません。
コードはアスキーを使用します。
コマンドとパラメータの間にはスペースが必要です。





PADサービス信号は次の形式で入力します。
CR
LF
PADサービス信号
CR
LF
コードはアスキーを使用します。







通信中にP1レジスタで設定したキャラクタを入力するとコマンドモードになります。
初期値:DLE (CTRL+ P)
コマンドを入力した後は、自動的に通信モードに戻ります。

注意: Windows98(システム:Microsoft Windows98 4.10, 1998)のハイパーターミナルではX.28PADコマンドモードの手動応答時は着信メッセージが画面に表示されないため使用できません。自動応答でご使用ください。


コマンドの説明


ACK

機   能
Dチャネルパケットの着信に応答します。
書   式
ACK <[パラメータ1>
パラメータ
<パラメータ1>
ユーザデータ
入 力 例
ACK
ACK [ABCD
補   足
・ ユーザデータは最大128桁で次の文字が使用できます。
0〜9,*,#,英字
・ ユーザデータはファーストセレクト要求ファシリティが付加されたCNパケットを受信した場合に有効となります。
・ [ は、ユーザデータブロックセパレータです。

CALL

機   能
発信して相手を呼出します。
書   式
CALL<パラメータ1> <パラメータ2></パラメータ3><,パラメータ4><:パラメータ5><, [パラメータ6>
パラメータ
<パラメータ1>
$:着信課金要求を付加して発信します。
<パラメータ2>
相手アドレス (相手電話番号)
<パラメータ3>
相手サブアドレス
<パラメータ4>
PADパラメータ番号(43〜46のみ)
<パラメータ5>
PADパラメータ値
<パラメータ6>
ユーザデータ
入 力 例
CALL 0123-45-6789/1234
CALL$ 0123456789, 43:8, 45:4, [ABCD
補   足
・ 相手電話番号は最大15桁で0〜9の数字が使用できます。
・ 相手サブアドレスは最大38桁で0〜9の数字が利用できます。
また、/以降が省略された場合は相手サブアドレス指定なしとみなします。
・ ユーザデータはファーストセレクト機能を使用すると最大128桁で次の文字が使用できます。通常は、16桁使用できます。  0〜9,*,#,英字 
・ [ は、ユーザデータブロックセパレータです。
・ <,パラメータ4><:パラメータ5>は、連続して入力することができます。

CLR

機   能
通信を切断します。
書   式
CLR <[パラメータ1>
パラメータ
<パラメータ1> ユーザデータ
入 力 例
CLR
CLR [ABCD
補   足
・ ユーザデータは最大128桁で次の文字が使用できます。
0〜9,*,#,英字
・ ユーザデータはファーストセレクト要求ファシリティが付加されたCRパケットを送信するか、ファーストセレクト要求ファシリティが付加されたCNパケットを受信した場合に有効となります。
・ [ は、ユーザデータブロックセパレータです。

ICLR

機   能
解放勧誘データパケットを送出します。
書   式
ICLR

INT

機   能
割り込みパケット(IT)を送出します。
書   式
INT

PAR?

機   能
PROFで指定されているプロファイルの選択されたPADパラメータの現在値を表示します。
書   式
PAR? <パラメータ1>
パラメータ
<パラメータ1>
なし :PROFで指定されているプロファイルのすべてのPADパラメータの現在値を表示します。
1〜62 :PADパラメータ番号を指定します。
入 力 例
PAR?1, 2, 3, 7,15
補   足
・ <パラメータ1>は連続して入力することができます。連続して入力するときは、 ,でつなげます。

PROF

機   能
PADパラメータ値のリセットやプロファイル番号の指定をします。
書   式
PROF <パラメータ1>
パラメータ
<パラメータ1>
なし :PADパラメータの値を直前にセーブしたプロファイル値にリセットします。
0〜9 :プロファイル番号を指定します。
    
入 力 例
PROF
補   足
・ 初期値は0です。
・ 本データはバックアップされません。

RESET

機   能
リセットパケット(RQ)を送出します。
書   式
RESET

RPAR?

機   能
リモートPADの全PADパラメータを表示します。
書   式
RPAR?

RSET

機   能
リモートPADのPADパラメータ値を設定します。
書   式
RSET <パラメータ1><:パラメータ2>
パラメータ
<パラメータ1>
1〜18:PADパラメータ番号
<パラメータ2>
PADパラメータ値
入 力 例
RSET 2:1, 5:3
補   足
・ <パラメータ1><:パラメータ2>は連続して入力することができます。連続して入力するときは、 ,でつなげます。

RSET?

機   能
リモートPADのPADパラメータ値の設定と表示をします。
書   式
RSET? <パラメータ1><:パラメータ2>
パラメータ
<パラメータ1>
1〜18:PADパラメータ番号
<パラメータ2>
PADパラメータ値
入 力 例
RSET? 2:1, 5:3
補   足
・ <パラメータ1><:パラメータ2>は連続して入力することができます。連続して入力するときは、 ,でつなげます。

SAVE

機   能
PADパラメータをPROFコマンドで指定したプロファイルにセーブします。
書   式
SAVE

SET

機   能
PROFで指定されているプロファイルのPADパラメータ値を設定します。
書   式
SET <パラメータ1><:パラメータ2>
パラメータ
<パラメータ1>
1〜62:PADパラメータ番号
<パラメータ2>
PADパラメータ値
入 力 例
SET 2:1, 5:3
補   足
・ <パラメータ1><:パラメータ2>は連続して入力することができます。連続して入力するときは、 ,でつなげます。

SET?

機   能
PROFで指定されているプロファイルの選択したPADパラメータ値の設定と表示をします。
書   式
SET? <パラメータ1><:パラメータ2>
パラメータ
<パラメータ1>
1〜62:PADパラメータ番号
<パラメータ2>
PADパラメータ値
入 力 例
SET? 2:1, 5:3
補   足
・ <パラメータ1><:パラメータ2>は連続して入力することができます。連続して入力するときは、 ,でつなげます。

STAT

機   能
呼状態を表示します。
書   式
STAT
補   足
・ アイドル状態、通信中、相手呼び出し中でのみ使用可能です。



PADサービス信号


ACK ACKNOWLEDGED

機   能
ACKコマンドを受け付けたときに送出します。
書   式
ACK ACKNOWLEDGED  

CALL BEING ESTABLISHED

機   能
相手呼出し中にSTATコマンドを受け付けたときに送出します。
書   式
CALL BEING ESTABLISHED
<パラメータ1>
パラメータ
<パラメータ1>
相手電話番号

CALL CLEARED

機   能
次のときに送出します。
(1) 網から切断されたとき
(2) リモート端末から切断されたとき
(3) X.29端末からの切断勧誘により切断されたとき
書   式
CALL CLEARED
<パラメータ1><:パラメータ2>
%<パラメータ3>
パラメータ
<パラメータ1>
切断原因
<パラメータ2>
診断符号
<パラメータ3>
ユーザデータ
補   足
・切断原因
DTE :DTE復旧
OCC :相手DTEビジー
INV :不正ファシリティ要求
NC :網輻輳
DER: 障害
NA :接続規制
NP :接続不可
RPE :リモート手順誤り
ERR :ローカル手順誤り
RD :RPOA障害
RNA :着信課金許容未加入
DIC :相手プロトコル不一致
FNA :ファーストセレクト未登録
 

CALL CONNECTED

機   能
通信中に状態遷移したときに送出します。
書   式
CALL CONNECTED
<パラメータ1>
パラメータ
<パラメータ1>
相手電話番号

CALL IN PROGRESS

機   能
エスケープモードでSTATコマンドを受け付けたときに送出します。
書   式
CALL IN PROGRESS
<パラメータ1>
パラメータ
<パラメータ1>
相手電話番号

CALL REQUEST ACKNOWLEDGED

機   能
CALLコマンドを受け付けたときに送出します。
書   式
CALL REQUEST ACKNOWLEDGED

CLEAR REQUEST ACKNOWLEDGED

機   能
エスケープ状態でCLRコマンドを受け付けたときに送出します。
書   式
CLEAR REQUEST ACKNOWLEDGED

COMMAND ERROR

機   能
PADコマンドエラーが発生したときに送出します。
書   式
COMMAND ERROR
<パラメータ1>
パラメータ
<パラメータ1>
エラーメッセージ
補   足
・ エラーメッセージ
・ INCORRECT SYNTAX OR CHARACTERS:コマンドフォーマット誤り
例)・デリミッタが「 , 」でない
・ パラメータが不要なPADコマンドにセットされた
・ ILLEGAL PARAMETER REFERENCE:パラメータ参照番号誤り
例) ・CALL ***, 15:1
・ILLEGAL PARAMETER VALUE:パラメータ値誤り
例) ・CALL ***, 2:15
・UNKNOWN COMMAND:未サポートコマンド
・SEQUENCE ERROR:現在ラインステータスでコマンド使用不可
例) ・アイドルステータスでのCLRコマンド
・INVALID CODE:コマンドに不正なキャラクタが使用された
・NOT PERMISSIBLE:許可されないコマンドが入力された

COMMAND TIME OUT

機   能
エスケープモードでコマンド入力がなかったときにタイムアウト(3分間)し、通信モードに戻ると同時に送出します。
書   式
COMMAND TIME OUT

ICLR ACKNOWLEDGED

機   能
エスケープモードでICLRコマンドを受け付けたときに送出します。
書   式
CLR  ACKNOWLEDGED

IDLE FREE

機   能
アイドル状態でSTATコマンドを受け付けたときに送出します。
書   式
IDLE FREE

INCOMING CALL

機   能
CNパケットを受信したときに送出します。
書   式
INCOMING CALL
<パラメータ1> PSZ<(パラメータ2:パラメータ3)> WSZ<(パラメータ4:パラメータ5)>
THP<(パラメータ6:パラメータ7)> RVC
<パラメータ8>
%<パラメータ9>
パラメータ
<パラメータ1>
相手電話番号
<(パラメータ2:パラメータ3)>
起呼パケットサイズ:被呼パケットサイズ
<(パラメータ4:パラメータ5)>
起呼ウインドウサイズ:被呼ウインドウサイズ
<(パラメータ6:パラメータ7)>
起呼スループットクラス:被呼スループットクラス
<パラメータ8>
ファーストセレクト指示
<パラメータ9>
ユーザデータ
補   足
・PSZはパケットサイズ、THPはスループットクラス、RVCは着信課金を示します。
・ファーストセレクト指示、ファーストセレクト要求があった場合のみ表示します。
 制限なし→FAST SERECT:PLEASE ANSWER ACK OR CLR
  制限あり→FAST SERECT:PLEASE ANSWER CLR

INTERRUPT

機   能
ITパケットを受信したときに送出します。
書   式
INTERRUPT

INT ACKNOWLEDGED

機   能
エスケープモードでINTコマンドを受け付けたときに送出します。
書   式
INT ACKNOWLEDGED 

INTERRUPT CONFIRMED

機   能
IFパケットを受信したときに送出します。
書   式
INTERRUPT CONFIRMED

PARAMETER LIST

機   能
PAR?, SET?, RPAR?, RSET? コマンドを受け付けたときに送出します。
書   式
PARAMETER LIST
<パラメータ1><:パラメータ2>
パラメータ
<パラメータ1>
P001〜P053:Pレジスタ
<パラメータ2>
レジスタ値
補   足
RPAR?, RSET? コマンドを受け付けたときは、<パラメータ1>はP001〜P022: Pレジスタになります。

PROFILE ACCEPTED

機   能
PROFコマンドを受け付けたときに送出します。
書   式
PROFILE ACCEPTED

READY

機   能
PAD起動時(ER信号ON時)に送出します。
書   式
READY

REMOTE SET ACKNOWLEDGED

機   能
RSETコマンドを受け付けたときに送出します。
書   式
REMOTE SET ACKNOWLEDGED 

RESET

機   能
リセットパケット(RI)を受信したときに送出します。
書   式
RESET
<パラメータ1><:パラメータ2>
パラメータ
<パラメータ1>
リセット原因
<パラメータ2>
診断符号
補   足
・リセット原因
DTE :相手によるリセット RDO :リモートDTE運用可
DER :故障        NOP :網運用可
RPE :リモート手順誤り  DIC :相手プロトコル不一致
ERR :ローカル手順誤り  ND :網障害
NC :網輻輳

RESET ACKNOWLEDGED

機   能
RESETコマンドを受け付けたときに送出します。
書   式
RESET ACKNOWLEDGED

RESTART

機   能
リスタートパケット(SI)を受信したときに送出します。
書   式
RESTART
<パラメータ1> <:パラメータ2>
パラメータ
<パラメータ1>
リスタート原因
<パラメータ2>
診断符号
補   足
・リスタート原因
ERR :ローカル手順誤りNOP :網運用可
NC :網輻輳

SAVE PROFILE ACKNOWLEDGED

機   能
SAVEコマンドを受け付けたときに送出します。
書   式
SAVE PROFILE  ACKNOWLEDGED

SET ACKNOWLEDGED

機   能
SETコマンドを受け付けたときに送出します。
書   式
SET ACKNOWLEDGED

%

機   能
次のときに送出します。
・ データ転送フェーズ時にエスケープキャラクタを受信したとき
・ 次の場合を除くPADサービス信号送信時
  データ転送フェーズ中
  データ転送フェーズに移行中
書   式
%

XXX

機   能
行削除が起動されたときにカレント行のみ削除します。
書   式
XXX

表示キャラクタ

機   能
行表示が起動されたときにカレント行のみ表示します。
書   式
表示キャラクタ





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